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英語はやさしく

英語ペラペラに話す必要はないけど、英字新聞読んだり、相手の言っていることをだいたいわかりたいという人は多いはず。英文法を中心に、ただのひけらかしやら、英語にちなんだ情報を発信します。


ーー主節・従位節のおさらいーー

When she comes, let't start the party.
(彼女が来たら、パーティーを始めましょう。)

従位節 = When she comes,
主節 = let's start the party.


 分詞構文に入る前に、主節と従位節のおさらいをしておくと学習はかどります。 


ーー分詞構文ーー

When I was walking along the shore, I realized a mysterious object was flying about in the sky.
(海岸を歩いていると、空で不思議な物体が飛びまわっているのに気づいた。)


(従位節(副詞節))When I was walking along the shore,


(副詞句)Walking along the shore,


Walking along the shore, I realized a mysterious object was flying about in the sky.


 分詞を使った文章で有名なのが「分詞構文」。これは、従位節(副詞節)の部分を、分詞を使った副詞句に変えること。分詞構文を使えば、疑問詞を省き、主語の重複を避けることができる。主に書き言葉である。
 この構文がどれほどありがたいものなのかはいまいちわかりませんが・・
 
 上記の例文は「時」をあらわす副詞句でだったが、他にも以下のような場合に使われる。


ー原因・理由ー

Because I had been studying hard, I had confidence to get a high score.

(猛勉強してたので、高得点を取る自信がありました。)


Because I had been studying hard

Having been studying hard
(主節より前の出来事なので、分詞の完了形を使う。)

Having been studying hard, I had confidence to get a high score.


ー付帯状況ー

The raging wildfire has consumed 2,300 acres, and it has claimed 10 people.
(猛威をふるう山火事は2300エーカーの森を焼き、10人の命を奪った。)


and it has claimed 10 people.
(and に続く説は同位の節。)


claiming 10 people.
(主節と同じ時なので、完了形ではなく普通の分詞を使う。)


The raging wildfire has consumed 2,300 acres, claiming 10 people.


 この付帯状況は、同位接続詞の and 以下の節を分詞で簡潔な句の形にしたもの。この表現方法は、ニュースの文章でもよく使われている。

The devastating earthquake has hit the town, leaving 230 homes collapsed.
(激震が街を襲い、230戸の家を倒壊させた。)


ーー独立分詞構文ーー


 今まで、主節と従位節の主語が共通の場合のみを解説しましたが、従位節の主語が違う場合も分詞構文の形に変形させることができます。この場合、句の頭に主語を付けます。以下の例文は『実践ロイヤル英文法』より拝借。


She swung her head around, her hair flying through the air.
(彼女は髪をたなびかせながら頭をくるりと回した。)


Her hair was flying through the air.

ーーー

Early planning has its benefits, weather permitting.
(天候が許せば、早めに植えるというのはそれなりの利点がある)


if weather permit.


ーーwith + 独立分詞構文ーー


with + (分詞の)主語 + 分詞

 基本的には、独立分詞構文と変わりません。分詞上の主語に対し、現在分詞と過去分詞、どちらが付くのかは文脈によります。
 

He managed to keep a straight face with his legs a little trembling.
(わずかに足が震えながらも、彼はどうにか真顔を保った。)


His legs were trembling.

ーーー

The statue of the Amida Buddha is seated with his legs crossed.
(阿弥陀仏像は足を組んで座っている。)


His legs were crossed.
(足を組ませたのは仏像作った人、仏像本人じゃないよ。)

ーーー

The drummer used to play with his arms waving about in the air.
(そのドラマーはよく両腕を空中に振り回しながら演奏していた)


His arms were waving about in the air.

 腕の振り回しは彼の意思とは関係なく自然とそうなるから、分詞上の主語 arms の後に続く分詞は、受け身を意味する過去分詞の waved ではなく、能動的な意味の waving になる。
 これがもし、振り回しがすべて彼の演出で、腕の動きが意識的になされたものならば、waved を使ってもいい。



 分詞の解説は以上です。次回は動名詞を紹介します。

では、・△・)ノ


 
 そもそも、分詞の「分」が何の「分」だかわからないし、「分」という漢字字体あまり特徴のないものなので、個人的に、準動詞の中で「分詞」はもっとも覚えにくい。もしこれが、「撃詞」とか「超詞」という言葉だったら、意味がわからなくとも、頭に残りやすいのになぁ。
 
 このマイナーな名前を付けられた分詞であるが、分詞は何ですか? と問われれば、動詞の語尾に ing/ ed が付くこと(例外があるけど)で、形容詞にジョブチェンジしたものと、言うしかない。
 
 ならば、動名詞の要領で「動形容詞」と名付ければいいじゃないのと思うのだが・・・。分詞と名付けた人はやり逃げしないで、ちゃんと説明責任を果たすべきだったと今でも思う。



ーー自動詞が変化した分詞ーー



The developed countries should support the developing countries.
(先進国は発展途上国をサポートすべきだ。)


ー過去分詞ー

+ ed → developed(developが完了した) → 先進国

 まず、自動詞に -ed が付いた場合、その動詞があらわす動作・変化の完了を意味する形容詞となる。これを「過去分詞」という。完了をあらわすので、以前紹介した現在完了形にでてくる動詞+ ed も完了をあらわす過去分詞である。

I have finished my homework.

 文法的には、haveは助動詞、finishedが過去分詞、となっている。助動詞のあとの過去分詞は形容詞でなく、完了動詞と考えるべきか・・あまりつっこむとごちゃごちゃになる。


 注意すべきは、動詞の過去形と過去分詞形は、多くの場合同じ形を取るが、ことなる場合もある。 -ed を付けずに過去分詞の形を取るものがある。

She came the party yesterday.
She hasn't come here yet.

come の過去形は came 、過去分詞形は原型と変わらず come



 考え方によっては、現在完了で説明すべき内容を、形容詞として簡単簡潔にあらわしたものを分詞だと考えることもできる。

the countries have developed economically.

the developed countries



ー現在分詞ー

+ ing → developing(developが未完了な) → 発展途上国

 次に自動詞に -ing が付いた場合は、未完であること、動作・変化の途中であることを示す形容詞となる。これを「現在分詞」という。進行形の 動詞+ing も現在分詞である。

I am doing my homework now.

 amも文法上は助動詞扱いになり、続く doing は未完了動詞といったところ。進行形の文章を 形容詞+名詞 であらわすことができる。

the countries are developing economically.

the developing countries.



 『実践ロイヤル英文法』の著者である、綿貫陽氏によれば、これら「過去分詞」「現在分詞」という呼び方は誤解を招くもので、「完了分詞」「未完了分詞」と呼ぶべきだとしている。私も賛成。後者の方が、形容詞としてどう働くのかわかりやすい。



ーー他動詞が変化した分詞ーー


The stolen car was found at a parking lot.
(盗まれた車が駐車場で発見された。)

He has a hidden intention.
(彼には下心がある。)

I knew this was a well known song.

(それが有名な歌であることを知ってた。)


 他動詞の過去分詞は「受け身」の意味を持つ。受動態で使われる 動詞+ed はこの過去分詞である。
 注意すべきは自動詞は受動態にならないこと。自動詞の過去分詞は完了の意味しか持たない。
 この過去分詞は、本来受動態の文章で書かれるべき事柄を形容詞で簡潔に述べたものと考えることができる。


the car was stolen by somebody.

the stolen car

(誰かに盗まれた車、例文では誰かは示されていない。)

ーーー

His real intention was hidden by him.
He hid his real intention.

a hidden intention

(主語が彼であることは文脈からわかる。)

ーーー

This song was well known by everybody.
Everybody know this song.

a well known song

(これも文脈から「みんなから」知られていることがわかる。)




ーー後ろに這いよる過去分詞にご注意をーー



 以上、分詞が名詞の前に付いた場合についてのみ解説しましたが、後ろ側に付いた場合、とくに過去分詞が名詞の後に付くと、過去分詞の文章は過去形の文章と見分けがつきにくくなる時があるので、長文を読むときは注意が必要です。 

IT technology enhanced at a rapid speed gave us a scientific breakthrough.

 

 enhance は他動詞です。ですから、もし、IT technology を主語、 enhanced を他動詞の過去形と考えた場合、目的語が必要になります。
 しかし、この文章では、目的語らしきものが見つからないまま、gave という別の動詞が出てきてしまいます。読み手は混乱するでしょう。
 実際、この文章の下線部のところは過去形の述語ではなく、名詞を修飾する形容詞句です。


× IT technology(主語) + enhanced(他動詞の過去形)

○ IT technology(名詞)← enhanced at a rapid speed(形容詞句)


 ですから、

IT technology enhanced at a rapid speed

(急速に向上されたIT技術が・・)


 でひとつの名詞、ひとつの主語である。そして、その向上された技術が

gave us a scientific breakthrough.
(・・我々に科学上の大発見をもたらした。)


まとめるとこうなる。


IT technology enhanced at a rapid speed gave us a scientific breakthrough.

(急速に向上されたIT技術が我々に科学上の大発見をもたらした。)



今回はこれまで、続きは明日アップします。では ・△・)ノ



ーー原型不定詞ーー

I will be a English teacher.


 will,must,shouldなどの助動詞の後ろに付くプレーンな動詞、これが原型不定詞です。to不定詞と違い、動詞としての機能を保持したままで、名詞、形容詞、副詞などの他の機能はありません。
 用法としては、これから紹介する使役動詞、知覚動詞と共に用いることが多い。テストでもよくでる。

ー使役動詞ー


主語+使役動詞+目的語+原型不定詞

I had a porter carry my bag.
(ポーターにバッグを運んでもらった。)

Let children do what they want to do.
(子供たちのしたいようにさせなさい。)
[what they want to do]は名詞節で、doの目的語になっている。

His conscience made him tell the truth.
(良心が彼に真実を話させた。)
 

 「~に…をさせる」という意味で、have/let/makeなどの使役動詞と共に、下線部のように原型不定詞が使われます。各使役動詞の違いは次の通り。
 
have: やってもらって当然のことをしてもらう感じ。
let : 相手がしたいと思っていることをさせる感じ。
make: 有無を言わさず相手にあることをさせる感じ。
  
 注意点としては、
 

His conscience made him tell the truth.
↓(受動態に変化)
He was made to tell the truth by his conscience.


 のように、使役動詞のmakeを使った文章が受動態になった場合は原型不定詞の前にtoがはいります。






ー知覚動詞ー

主語+知覚動詞+目的語+原型不定詞
→物事の一部始終を見る

主語+知覚動詞+目的語+現在分詞
→物事の一部をみかける。
現在分詞は次回説明します。とりあえず、動詞に~ingが付いた形です。


I saw her enter the building.
(彼女がビルに入るのを見た。)
→完全に入るまで見てた。


I saw her entering the building.
(彼女がビルに入って行くのを見かけた。)
→入る途中までを見てた。



They witnessed a car crush into a wall.
(車が壁に激突するのを目撃した。)
→道路を外れ、壁に激突するまでの一部始終を見てた。


They witnessed a car crushing into a wall.
(車が壁に激突するのを見かけた。)
→激突する瞬間は怖くて目をそむけていて全部見てないなど。



She heard birds sing in trees.
(彼女は鳥がさえずるのを聴いた。)
→鳥たちが鳴きやむまで、しばし聴いていた。


She heard birds singing in trees.
(鳥がさえずるのが聞こえた。)
→通りがかりに聞こえたけど、立ち止まらず素通り。



ーー原型不定詞の慣用表現ー

You had better do your homework.
(宿題しなきゃだめだぞ。)
→この表現はかなりキツイ言い方なので、受験英語以外で使わないように。次のような表現が普通。


It would be better for you to do it.
(宿題したほうがいいですよ。)


I would rather starve than work for the company.
(あの会社で働くぐらいなら餓死したほうがいい。)


I cannot but think her an angel.
I cannot help thinking her an angel.
(彼女は天使だと考えざるをえない。)


 不定詞その2の解説は以上です。次回は分詞を紹介します。
ではヾ(´・ω・`)ノ"