日本語の準体助詞と英語の準動詞
「野球が好き。」をより具体的に述べるとこうなる。
① 野球をするのが好き。
② 野球を観るのが好き。
単に「野球が好き。」というよりも、ちゃんと「野球を見るのは好きだけど、やるのは好きじゃない」などと言った方が、草野球チームに誘われる心配がない。
ここで注目してもらいたいのが、棒線部の「の」
野球をするの が好き。
野球を見るの が好き。
この「の」は準体助詞と呼ばれるもので、動詞を含む節を名詞化(体言化)させる働きがあります。
英語を勉強する。 → 英語を勉強するの が苦手だ。
人と会話する。 → 人と会話するの がしんどい。
走る → 走るの が得意です。
この準体助詞と似た働きをするのが、英語の動名詞、不定詞です。これらは、動詞が変化して、名詞の働きを持ちます。
野球をするの が好きだ。
I love playing baseball. (動名詞)
野球をするの はいいアイディアだ。
It's a good idea to play baseball. (不定詞)
日本語、英語、どちらも動詞を含んだ節を名詞化し、その名詞を目的語としてさらに使うというふうにして、表現を豊かにしている。もし、日本語で、準体助詞がなかったならば、喋るのにかなり不自由するでしょう。
野球を観るのが好きだ → 野球観戦が好きだ。(?)
野球をするのが好きだ。→ 野球参加が好きだ。(?)
野球をするのはいいアイディアだ。 → 野球開催はいいアイディアだ。(?)
なんか漢字が多くなる。「の」は大切だ。
英語短文に続きます。午後8時ぐらいにアップします。