母の形見の柳行李(=やなぎごおり)を断捨離しました。
元々は祖母のもので、100年ちょっと経っており、
飴色に変化しており、いい艶が出ていました。
本当は箱と蓋の4隅に麻が丸く縫い付けられていましたが、
あまりにもボロボロになってしまったので、
いつだったか取り払ってしまいました。
あちこち壊れており、
出し入れのたびにボロボロ崩れてくるようになり、
掃除にストレスを感じ始めたためさよならすることにした次第です。
町の粗大ゴミ回収に出して550円かかりました。
この大きさの柳行李を今新品で買うなら20万円近くするので、
さよならするのは躊躇しましたが、
100年以上働いてくれたのですから、もう寿命です。
柳行李さん、お疲れ様でした。
感謝してさようならします。
それで、この柳行李の中身は和服だったのですが、
ねんねこ半纏(=ばんてん)が2枚も入っており驚きました。
ねんねこ半纏というのは今でいうママコートの昔版です。
おしんが赤子をおんぶして、その上から
大きめの半纏を着ている図をご想像ください。
洋服のコート並みの大きさで、とてもあたたかいです。
もちろん祖母の手作り。
どちらも戦前からのもので、戦後になって胴裏(=裏地)を
新品に変えてあり、その模様がピンクでとても可愛いです。
私は子供に恵まれなかったため使用することはできませんでしたが、
会社の同僚曰く「メルカリとかで、演劇の衣装として欲しい人がいるはず」
というので、出品チャレンジしてみようと思います。
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