誰も花を贈ってやるとは言ってない?
そんなんわかっとるわいっ。
お花の催促じゃなくて、逆なのよ。
たくさんの花が届きすぎたら困るのだ。
お花はモツロン好き、だけど、心優しき各人が、お花をイッキに画廊宛に贈ってくださると、どえらい量になるわけダス。そうでなくてもコジンマリした画廊にすべての花を置くスペースは無い上、花で埋め尽くされてしまうと展示品の置き場が無い。
ま、薔薇を敷き詰めたバスルームのやうな個展もステキざんすが、当日は素っ裸で対応するわけにもいかんのでねえ。・・・そのほうがいい?
見とうない、ってアンタ、来んとってっ。
江戸滞在中は”旅籠暮らし”ですんでね、ホテルをチェックアウトしてしまうと、お花のその後の人生(花生)に頭を抱える事になるのダスわ。都内でもホテルを変わったりしますしねえ。花が可哀想なんよ。
実際、去年も一昨年も(まだ画伯ではない時代だったが・・)そーゆー事があったんですわ。
江戸のホテルをチェックアウトして、関西その他へ国内移動する際は、手荷物だけで精一杯。ここに生きたお花も抱えて移動するのは不可能だった。
結局、都内在住の友人に預け、(お花の)里親になってもらったんよ。
美しい花を毎日ソバにおきたいのは山々だ、私にくれた花ちゃんを他の人に渡すのは、好意を踏みにじる事になる、けど、やむを得んかったですねぇ。
と、いうわけでですね、500万人の皆様、お花に費やされる予定の諭吉は、画伯の旅籠代とお車代にあてといて頂戴。
そこかいっ、結論は!
<PS>
仏国は赤い花びらのほかに、赤い果実もセクシーな食ひ物として、しばしば演出される。美女が浴槽に浸かりながら、なぜか、シャンパンとイチゴを齧るシーンとかありますネ。オレはやらないけどね。