甥が小学生で、姪が中学生だったことや、死んだ日の事は鮮明に覚えてるんですけど、月日が経つのは早ヨおます。
ソノ日。帰国翌々日、病室に直行。
ベッドの上で管をつけたオトーサンの目は、もう何も見えてなかったんですけど、口はきけるし、耳は普通に聞こえてたんで、私は横で、故意に、鼻歌をずーっと口ずさんでいたんですよ。
娘の顔が見えんのなら、せめて声だけは聴いててほしいもんね。個室でヨカッタが・・。
ソノ日。
『今晩から私が付き添います。』と、看護婦さんに電気ストーブを借りて、張り切ったのも束の間、数時間後に死んだ。と、以前もブログに書いたんで、『また同じこと書いてる!』と思ったアナタは愛読者?
ソノ日。
姉も婿さんも孫(=姪甥)も号泣したけど、私は、バカ娘(YJ)をギリギリまで待っていてくれた男親の想いに満たされた。万感の総集編だった。
遺体の横顔と、胸の上で組まれた手を見て、鼻の形が端正なことと、爪の形は私とウリフタツなことを、死んでから知った。
子は親の影響を受けますけど、父親か母親のどっちかに、より大きく支配されてますよね。親の価値観に反発する時代があったとしても。
姪や甥は『どっちにも影響されてない。』とキッパリ言いますけど、まぁ、あの親(=わたしの姉)ならそうやわナって納得もしつつ、意識の外ではヤハリ影響されておるし、甥はオジイサン(=わたしの父)の影響が嗜好行動の9割を占めておる。
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50才半ばにして、呪縛(気持ちの束縛)がとけたんでしょうけど、親が生きてるうちは、意識してなくても、暗黙のタブー枠みたいなんがありますもんね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140120/05/franco-japonais1/c7/26/j/o0200016212819451565.jpg?caw=800)
熊とカメラの絵は再利用。薔薇だけを描いた。