489.過去(系)はお好き?の巻 | フランス絵巻き

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南仏コートダジュール・画家よんじょう

フランス絵巻き 過去の出来事をしっかり覚えてる人と、ほとんど忘れてる人とがありますが、皆さんはどっち?
私は後者の典型デス。
仲良しの友達が何か言うて、『エエ事言うなぁ!』って感心したら、『それ、ヨンチャンが19才の時に言うてたんやん』と逆に教えられ、『私、老成しててんナア・・』と変な感嘆の仕方をしていたことさえある。(19才から成長無し)
同窓会(滅多にないが)に参加した際、本当に嬉しそうに昔話に花を咲かせる同級生S子から、『++の時++したよね!キャハハ』みたいな事を言われ、なんとなく記憶は蘇ったりはするけど、その事がそない楽しいとも思えず、『そんな紀元前の話より、現在の話に興味あんねんけどナア』と、同窓会の意義に水を差すような事ばかり思うてしまう。たぶん、自分はその時代とはもう別の人なので(性格や気性は変わらんにしても)、自分だけど自分でもないようなカンジがして、要するに、過去の自分に興味がないんヤロネ。過去に興味がないのは現在が充実してるからダとも言われるけど、私の場合、現在はちっとも充実しとりません。チンタラしとる。ただ単に、私の脳内では、過去の出来事=終わった事=無いに近い、と処理されてしまうヨーダ(死んだら灰になる言うてんのと同じ?)。友人はそれも良いふうに誤解して『それはツネに前向きの人やからやん!』って言うねんけど、私はそんな肩に力に入ったポジティブはやらない。
ちなみにポジティブ思考は、対極のネガティブの存在を意識してる事になるいうね。無理してポジチブを自分に強いると、張った糸が切れた時の落胆も不必要に大きくなるもんねネガチブが出てくるほうが自然やから、モグラ叩きみたいに必死でネガを叩いて(誤魔化して)生きるのも不自然といふもの。ポジの時もネガの時も、なるべく飄々としとくのがいいわ。それができりゃー苦労しねぇってか?
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