322.浮気運の巻 | フランス絵巻き

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南仏コートダジュール・画家よんじょう

フランス絵巻き 郵便局で馴染みのオッチャン(局員)と雑談していたら、『ボクは若い時に結婚したから、もう結婚30年ヨ』ト。私『一度も浮気無しで?よく続いてるナア』と感嘆したら、『心の浮気は毎日してるサ。男はフェ~ブルな(容易に女性に惹きつけられる)生き物だから、それが自然の道理』との事。私『そもそも、フランス人は何処へ行くのも、何をするにもカップル単位でツネに一緒だから、浮気心が芽生えても行動には移されへんしな』って、私もオッサン派になってどうすんねん。でも”浮気はオスの習性”いうのは固定観念ですね。最近はメスにも激増したのが事実だらう。ついでに、”最近は”というのも固定観念で、”昔から”そーゆー事はあった、というほうが真実に近かろうな。女は男のように容易にシッポを出さん上、女の浮気は男より罪が深ヒという道徳観が(男女ともに)根付いているので、『墓場まで持っていく』ことになるのかもしれんね。友人の旦那氏(40歳台)なんか、自分は浮気しといて、「女の浮気は身体が穢(ケガ)れるんや!」と豪語しとったわ。一方。浮気するかしないかは、倫理観よりも、『桃花運』を持ってるかどうかの違い、という説もアルヨ。配偶者から浮気を咎められた時は、「ボク(私)じゃなくて桃花ワクチンのせいやねん!」と言えば、たいがい許してもらえるわ。交通事故と同じで、遭いたくなくても遭ってしまうみたい。誰も悪くないのよ。(遭わん人は一生遭わんシ)。ところで。”フランス人=自由に恋愛を謳歌する国民”というイメージを持ってる人も多いようですが、一旦、同棲とか結婚の形を取った後の浮気に関しては、日本人よりずっと手厳しいヨ(即離別多シ)。フランス絵巻き 局員は「日本女性は(浮気を許すのだから)寛容性があるね」と言うとったが、実際のところは、死ぬまで許してなくても、家庭生活の形はそのまま続行するから、寛容にみえるンヨネ。この感覚を仏人に理解させるんは難しい。