303.夫婦喧嘩続編の巻 | フランス絵巻き

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南仏コートダジュール・画家よんじょう

フランス絵巻き そもそも家人は、妻の怒り勃発時 、まさかの”ニヤケ顔”になっていたのよ。『この非常時に笑うとは何事!』と癇に障り、日本人妻の怒りが加速したわけダガ、だいたい、こんな肝心なシーンで、軽薄にタブー(笑う)を犯す事からして、根本的な感覚が違うというコトダ。あるいは、恐ろしい映画などを観た時などによく起こる現象~戦慄のあまり、なぜか笑ってしまう感覚~だったのかもしれません。
ところで、夫婦喧嘩が平行線のまま終わった場合『わからせるまで口をきかない行(ぎょう)』に入る妻が多いですよね。怒りがおさまらん間は『ワシを怒らせたデクノボウに口を(心を)開く気になるか!』になるのも当然の理ダ。私もそーゆー心境になるものの”冷戦が大苦手”なタチなもんで、”口きかずの行”は長続きしたタメシがない(口が腐りそうになんねん)。それでも自分から口をきくのはケッタクソ悪い。今回は、口論後、冷ややかで重苦しい空気の中、妻はあからさまにムッツリしたまま~『私は怒ッテイル。夫の存在なぞ遮断』の横柄な態度で~TVを見ていたのだが、たまたまTVに出ていた老人の超自然体な行動が可笑しくて、不覚にも(敵の前で)プーッファッファッと噴き出してしまったのだ。この(損なような得なような)自分の性分にも困ったもんダガ笑いをこらえきれなんだ。フランス絵巻き 笑いながら怒り続けるいうのはムズカシー(やってごらんなさい、でけへんで)。
結局、ウヤムヤな家庭平和が訪れてしまった。