243.占い師さんの巻 | フランス絵巻き

フランス絵巻き

南仏コートダジュール・画家よんじょう

フランス絵巻き 先日の記事に登場した占い師を初めて知ったのは、十数年も前の事になるな。当時は、占い師=マユツバもんだと思っていたので、率先して興味をもったのではありません。(今も、マユツバ師は多いだろうけど、偽者もおったほうが世の中に彩りが出てオモロイやね)。さて、最初のきっかけは。当時、お宿にしていたニースの安ホテル(注:現在は別会社に変身)で、『近所によく当たる占い師がいる』と、話題になっていた事があったノ。
そのホテルはガラが悪くて、客も従業員もナアナアで、ある意味”家族的なホテル”なのだ。(怪しい混沌にあっさり馴染む体質なんでス)。そんな中、受付のムッシュウが遊び半分で私の写真を勝手に(許可なく、知らんうちに)占い師に持って行ったのだった。『何をすんねん。アホか』とムっとしたものの、占い師が写真をみながら語った内容を(翌日ムッシュウから)聞いて唖然。
私の日本での日常風景が、映像を見ているかの如く当たっていたのだ。ニースの日常なら、ムッシュウが迂闊に話した可能性があるけど、日本での生活は誰1人知らない。フランス絵巻きたとえば、毎日スイスイ自転車に乗って買い物に行ってるとか、男のような考え方をする(男性的メンタリチー)だとか、怒る時にはこんな風にして怒ってるとか、そんな恥ずかしい詳細まで見られておった。写真1枚で。それで俄然キョーミが湧いて、こんどは直接会ってみることにしたのダス。つづく。(時々つづく)