189.食ひ物ジェンダーの巻 | フランス絵巻き

フランス絵巻き

南仏コートダジュール・画家よんじょう

目下、スーパー&デパートにはXマス用チョコがズラリ。
フランス絵巻き 贈り物になるような箱入りがたくさん並んでいる中、可愛いマグカップ入りのチョコに目を奪われ、(自分用に)マタ買っちやつた。昨日、この話をチョコ好きの友人(日本在住)に自慢したら、「+歳にもなって、チョコ目当てにスーパーに行くのは
私ラくらいやろう」と苦笑しておった。確かに、私はもともと年齢(年相応)感覚が欠如しておる。が、チョコは(ケーキやアイスも)フランスでは老若男女&大人子供に関わらず、誰もがみんな好きなもんで、久々に『おお、日本人感覚!』に遭遇した気分だったワ(ケッコー新鮮)。フランスでは『チョコや甘い菓子が女コドモの食ひ物』という感覚はマッタク存在しませんケド、日本は食ひ物にも”暗黙の年齢制約”や”ジェンダー”(=男性らしさ、女性らしさ)があるンヨネ。スッカリ忘れとったわ。
私も日本では、”男の食事”や”アウトローな酒のツマミ”、”フェミニンなお菓子”etc.etcをマノアタリにしてまいりました。逆に、うら若き乙女が”焼肉大好き”や”酒豪”をアピールすることで、頼もしくてセクシーな女(野生性)を演出できたり、オッチャンがケーキを食べる姿が”カワイイ”と言われたりもスル。こんなん、日本だけダスな。フランス絵巻き
食ひ物でイチイチ”男女らしさ”を問われたり、”タブー”が付きまとうのは鬱陶しいけど、これも想像力豊かな日本人性(それこそ”日本人らしさ”)のヒトツなのかもしれませんネ。なんで日本人が、食ひ物にこんな複雑な感覚を持つに至ったか知らんが、日本に生まれ育つだけで、多かれ少なかれこの影響は受けてまさぁー
ネ。染色体に沁み込んど~る。
PS/フランスは、甘ったるい菓子や鳥獣(料理)の嗜好に、年齢や男女の制約は一切おまへん。あるのは単に、各人の味覚と好みだけダス。マダムもムッシュウも稚児も酒飲みも、甘いガトーが大好きゾナモシ。
フランス絵巻き ←ホツトドリンクを”日本的ジェンダー”で区分けしてみました。
イカガ?