184.サギ君の巻 | フランス絵巻き

フランス絵巻き

南仏コートダジュール・画家よんじょう

車が182000KMで(!)とうとう廃車になった。フランス絵巻きエンジンから黒い煙が出てご臨終。
一昨年、新車を注文していたンですガ、巧く、事が運びまへんねん。
発注から半年経っても、『音沙汰ナシ』だったので(注:フランスでは新車購入しても即日入荷は稀で、通常早くて2~3ケ月かかる)、家人が車屋に問い合わたところ、「マダ在庫切れで、当分入荷予定がたたないので、同じ車種で別の色にされたらどうです?2(ツー)ドアの赤か、展示品の白なら今スグにでも渡せるシ」と言われた
フランス絵巻き4ドアの紺色を注文した客が、なんで、2ドアの赤か、展示品の白の2択にされんねん。
当然引き続き、入荷を待ち続けたノデスが、9ケ月経っても『入荷のメドたたず』だったので、結局、その車種はキャンセルして、別の型に変更。(キャンセルした車種は偶然、その数ケ月後、ブレーキの不具合&リコール騒ぎで、一応ラッキーだった)
一方、あたらめて発注した車は、販売員(注:前回の人は転勤して、別の人)から「この車種は大人気なので、入荷には最低5ケ月かかります」と予め説明があったト。その時はウチの(故)車はまだ元気に稼働していたし、それで了承していた。しかし、月日の経つのは早ヨおます。アっという間に半年が経ち、7ケ月経っても『音沙汰ナシ』、8ケ月目にヤット『情報アリ』。その情報トハ。
ナントその販売員が、数ヶ月間の売り上げ金を全部持って”トンズラ”したそうな。突然、車屋を辞め消息不明。地元の警察で捜査中らしいですが、マダ捕まらズ。
でも、こんな事件はそう珍しくもないので、ニュースにもならんノヨネ。地元の新聞に小さーい記事が出た程度。
お金は車会社から返済されたので私は痛くも痒くもナイ。そんなわけで今は、臨時で義母殿の車を拝借中。義母殿はほかに1台持ってなさるから、このままウチの車になってしまいソ。車種は好みじゃないけどアリガタイ。
販売員の詐欺クンは、若い兄ちゃんらしいヨ。
私は見た事ないけど、サギ君の風采は、むしろ好青年で、服装もキッチリしてて泥棒には到底見えんト。
賭け事の借金で前後不覚になったンヤデ、といふ噂。
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