19・おイヌ追悼、その①ノ巻 | フランス絵巻き

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南仏コートダジュール・画家よんじょう



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「ブログには書けん!」と思っていたのに、書いておる。
ペットに死なれるのは果てしなくツライですね。遅かれ早かれその日は必ず来るのはわかっていても、覚悟できるようなもんではないデスネ。
もうすぐ12歳のハズの愛犬が、先日(フランス時間19日の晩9時)死にました。

去年8月末に手術して以来ずっと具合は悪かったので、先月、柳田邦男の本に「愛犬の柴犬が16歳で死んで4年経ってもまだツラクて、犬の記録を書けないでいる」とあったのを見ただけでも涙がザーザー流れたのデスガ、意外なことに、私は愛犬の死後3日にして(まったく泣かずに)語ることができておる。
マアソラ、死後丸2日間は「まだ出るかー!」っちゅーほど大量の涙がでたので、涙の製造が間に合わんのもしれぬ。
もう腹一杯だ。
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フランス絵巻き考えてみれば、慢性の持病がイロイロあって、生きてる間のほうが(イヌにとっても飼い主にとっても)苦しい日やツライ日が多かったので、「これでもう死ぬ心配がなくなった」のは、ある種、爽快でもあるのだ。(寝たきりになってもええから生きててほしいと本気で思っていたのも事実ダガ)
私は無類の犬好きなので、「犬にとって本当に良いこと、幸せな事は何か?」というふうに、いつも”犬本位”で判断してまいりました。私自身がサビシーだの、ツライだのという感覚はすべて無視する習慣もついておる。
トモカク、生きてる間に100%注いで1滴残らず出つくしたので、「ああしてやればヨカッタ、コーシテやればヨカッタ」というよーな後悔もないんですね。
勿論、毎日ソバにいた”愛情の塊”が急におらんよーになるのは、”寂しい”なぞでは形容できんほど底無しにサビシーのだが、こんな早い時期から愛犬の写真も平気で見られる自分がマッタクモッテ意外であった。
※飼い主が悲しみすぎると犬が成仏できんそうですから、コレデイーノダ。

<参照:故きイヌの特徴>
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※私の誕生日の3日前に死んだので、埋葬は誕生日にしました。私の誕生日に愛犬は土に還るのだから最高でしょ。