・`ω・) 聖書の翻訳の種類について | ・`ω・) 役に立たない!カトリックまめ知識 & 雑学のblog

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カトリック信徒以外の方々が、カトリックに対する素朴な疑問を解消することを目的として雑学やマメ知識を公開しています。たまにカトリックに無関係なことも書きます。

さて聖書とは、ユダヤ人たちの間で有史以来
伝承されてきた話を、2世紀頃に
ギリシャ語で書き起こしたものでありますが、
現代の日本人が読もうと思うと、
原文のままで読める人はそう居ないので、
国内の書店や図書館に並ぶ聖書とは当然、
日本語に翻訳したものになるわけです。

あっ、どうも僕です。フランシスコです。

ところで、現在の日本で流通している聖書、
その翻訳にはいくつかの種類がありまして、
現在の日本のカトリックが主に使用しているのは、
次の2点の翻訳です。

・フランシスコ会訳
 カトリックの大手修道会である
 「フランシスコ会」が手がけた翻訳で、
 読みやすくするために工夫されているのが特徴です。

・新共同訳
 日本国内の主な諸宗派が共同で翻訳したもので、
 現在の日本では最もポピュラーなものです。

なお、聖書の内容さえ捻じ曲げなければ、
聖書を翻訳するのは個々の自由ですので、
ここに挙げた2点以外にも、様々な翻訳が存在します。

数年前には、宮城県の方言である
「ケセン語訳」が出版されたこともあり、
それなりに話題になりました。
ケセン語が解らない僕には読みづらかったですが。

また、京都の学生たちが作った
「京都弁訳」なんてのも見たことがあります。

もしこのblogをご覧の皆様が、
何かのきっかけで聖書を手にすることになった場合、
フランシスコ会訳か新共同訳の2点のどちらかが、
無難な選択かと思うです。

だからと言って、
上記2点以外が悪いと言うわけではもないので、
その点、最後に申し添えいたします。

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