ふ久ちゃんが生まれる時にお父さんからもらった手紙。
何度も何度も読み返してきたんやろね…。
そして、妻は妻で夫がしていること、町の安全のためとはいえ
「誰にでもできることやない」と言ってあげることで
少しでも慰めになっていればええんやけど…。
でもやっぱり気弱になってる夫のため、
非常用のお米使っちゃいました

「やっぱり米はええですね~
」だんだん先のことなんか、
どうでもよくなってきてるめ以子ちゃんか?

"なにかしらできるもん" どうにかなるってことやね

せやけど、起こってほしくないこと起こってしまって…。
東京にB29が攻め入ってきて、
軍事工場とかが空から狙われ始めた。
火事で母親を亡くしてるから火の怖さは十分わかってる。
その恐怖と町を守りきれてないかもという不安で
悪い夢をみてはうなされて起き、
考え込むことも増えた悠太郎さん。
そんな様子は源ちゃんも感じてるようで…。
桜子ちゃんたちが疎開するのか、送別会(?)で
お酒飲むピッチが早い悠太郎さんに
「なんかあったんか? 空くの早いがな」
さりげなく声をかけてあげてる。
西門夫妻には、室井さん以外にも必要不可欠な人、
いるんですよ

同じ女性に惚れてる男二人。
これはこれで"心の友"なんかな

そして…
防空演習の日。
「課長が逮捕されましたっ!」
「えっ?」
家の引き倒し作業だけでも手一杯やったのに人手不足と
問答無用なやり方がよりによって評価されたのか
防空演習まで担当させられて…。
悠太郎さん、
空襲のこと、焼夷弾のこと、いっぱい勉強して
市民の安全を守るために最善を尽くそうと、
自分なりに考えていたことを実行に移した。
演習中みんなが見つめる中、本来なら水をかけるところを
「燃えてるとこに、更にガソリンを撒き始めたんです」
「焼夷弾が降ってくるいうんは、空から火ぃついたガソリンが
降ってくるようなもんや。消してなんかおられん。
命が惜しかったら、とにかく逃げろーっ!」
その場で捕まってしまった。
厳罰はまず免れんと聞いて、ジッとしてるわけにいかん。
「悠太郎さん、何も間違ってないやないですか。
正しいこと教えようとしただけやないですか。
町の人の命を守ろうとしただけやないですか!」
夫のそばに飛んで行きたいが、まわりに止められ…
火事で母親を亡くし、安全な町を作りたい一心で
それだけで生きてきた夫を誰よりもわかってるから…
安全のためにと身を粉にして尽くしてきた夫を
そばで見てきたから…
「それの…、それの何があかんのですか」
処分が決まってしまってはどうしようもない。
藤井さんの幼馴染が軍の司令部にいるのがわかって
一緒にお願いしに行く。
その幼馴染さん、めっちゃ甘党らしく、カルメラ持参した上で
藤井さんも悠太郎さんが小学校や地下鉄を造ったこと、
猛アピールしてくれた。
「牢屋に入れとくのはもったいない思わんか?
恩に着せて軍の施設でもなんでも造らせたらええ」
甘いモン大好きキノコ(木下はんの子供の頃のあだ名らしい)にも
め以子ちゃんからお願いっ!
カルメラ、一生作り続けてもええとさえ言い、
「何卒、寛大な処置をお見せくださいませ」
結局、明け方までドーナツを作らされ、フラフラになって戻ってきた
め以子ちゃんです…。
その甲斐あってか、藤井さんと共に帰ってきた悠太郎さん。
「ほんまに、すいませんでした…」の言葉と同時に押し倒される。
「みんなが…、みんながどれだけ心配したと思てるんですかっ!」
「ほんまに…」
「立派でした! 立派な、お仕事でした」
悠太郎さんは何も間違ってない。
間違ってなんかない。
夫の気持ち、痛いほどわかる妻なんです。
開明軒の外階段を造ってくれた時から、め以子ちゃんの心は
ずっと悠太郎さんに寄り添ってるんです。
そのこと、夫もわかってる。
わかってるから言えない。
無罪放免で出てきたわけじゃないこと…。


















