治療医学から予防医学へ | メタボリックシンドロームの診断基準と対策

治療医学から予防医学へ

メタボリックシンドローム健診が義務化されるなどのメタボリックシンドローム対策は、生活習慣病の発症を未然に防ぐことを目的にして行なわれています。
それは、一度生活習慣病にかかってしまうと、治療を開始しても費用のかかるわりに効果が期待できないことが明らかになってきたことも根底にあります。
生活習慣病の治療は長期にわたるため、医療費がふくれあがり、結果的に保険料の増額に結びつく可能性も否定できません。

人々がメタボリックシンドロームと診断された段階で体重の減量や生活習慣の改善に取り組めば、多額の医療費が節約できます。
現在の健康診断では血液その他の複雑な検査や画像診断を取り入れたり、と手間と費用がかなりかかっています。
それに対し、もっと簡単な健康診断がウエストサイズをメジャーで測ることです。
これなら個人個人が自分でも日ごろからできますし、できれば、健康な人が健康なうちに自分の健康状態を把握し体重の減量を始めるほうが理想的なのです。
自分でウエストを測った結果、基準値をオーバーしている人は食事内容を見直したり運動を始めたりすれば、体重が落ち健康を保つことができます。
ウエストを管理することは、もっとも安くて手軽で確実な健康管理と言えそうです。

将来の医療費や保険料を抑えるためにも、そして何よりいつまでも健康でいられるためにも、本人が自覚してメタボリックシンドローム対策に取り組むことが大切です。
治療医学ではなく予防医学を、という世の中の流れの中で、メタボリックシンドローム対策に努めることが予防医学の象徴となっています。