リラックス、という言葉を辿ると様々な意味がありますが

ここでは休養、娯楽、弛緩などを意味する英語ということで捉えて行きます。

これら休養、娯楽、弛緩などは体だけではなかなかそこに行き着くことはできませんし、心身共に休養、娯楽、弛緩すること、を指すのかな、と思います。

 

似た響き、似た様な場面で使われる言葉にリフレッシュという言葉がありますね。

「リ・フレッシュ」ということで回復、回復させる、という意味です。

また、似た言葉でリラクゼーションという言葉もありこれも聞きなれた言葉であると思います。

リラクゼーションは「解放された。解き放たれた状態にある。」という状態を指しています。

ちなみにリラクゼーションは英語ではなく和製英語なんだそうです。濁音を取ってリラクセーションと言うと英語に近い語感なのだそうで。

 

 

と言うベースを知りながら現代人である私たちが求めるのはリラックスして、リラクゼーションされるそしてリフレッシュに至る、という感じでしょうか。

 

 

 

普段忙しく自分の時間のない人ほどこれを必要としているし、でもなかなかそんな時間は取れないという人も多くいるでしょう。

私の頭にも「従来スタイルの自営業の人」や小さなお子さんの兄弟を抱えたお母さんなどが浮かんで来ます。

忙しいままに放置しておくとその疲れやストレスが時間をかけても取れなく凝り固まってしまいます。経験のある方も多いでしょう。

凝り固まった疲れやストレスを解放させるにはその分より多くの時間やお金までかかって来てしまいます。

 

わかっちゃいるけどなかなかできない」かもしれませんがその凝り固まりが大きくなる手前に日々の中でリラックス、こりほぐしして行きたいですよね(私も理想!!)

 

さてそんな現代生活にはつきまとうリラックス、リラクゼーションという言葉に関連した雑貨は今では沢山ありますが、それらが「新しいもの」として大挙して出て来たのは90年代後半からだったでしょうか。

 

それまでは温泉土産品のような肩たたき棒や木製やゴム製などのマッサージ玉、足裏マッサージの竹ぶみ板のような「使うと結構いいんだけどw友達来る時隠しておきたいもの第1位」的な笑われているグッズでありました。これまじで。

 

リラクゼーション雑貨にはどんなものがあるでしょうか。

肩たたきやマッサージなどのマッサージグッズ、足の5本指を開くことでリフレッシュを求める5本指ルームシューズ、だらっと寄りかかれるビーズクッション、アロマオイル、インセンス(お香)マイナスイオン排出と言われる備長炭

などのインテリア雑貨

お風呂の時間を長く取って楽しむ、バスマッサージグッズ、バスピロー、風呂用CDプレイヤー、MD(!!)プレイヤー、入浴剤、エステ効果のあるソープ

などのバスグッズ

抱き枕、アロマピロー、アイピロー、心地良い眠りを誘う睡眠用パフューム、

などの寝具雑貨

ドーナツクッションや腰専用クッション、U字クッション、パソコンキーボードの手前に置くレストクッションなどステーショナリーに付随するクッション

履くときにリフレッシュ効果が期待できるストッキング(グレープフルーツの香りのビーズを繊維に付着させたもの)、抗菌防臭のお茶のカテキン効果が期待されるタオルやパジャマ、備長炭を練りこんだタオルやシーツ、接触冷感の効果があるキシリトールや竹の繊維を使った寝具や衣類、

という様な繊維製品

ハーブティーやサプリメントの様な体に取り入れるもの。

以前の土産品の様なものでなく新しい時代の技術が反映されたグッズがたくさん作られたのです。

 

 

90年代頭がバブル崩壊の時期ですが10年近く経って人々の生活スタイルも大分変わりました。

今2020年代に突入すると90年代後半なんて全然今より裕福だったなぁと振り返りますが

それまでとんでもなく贅沢三昧していた訳ですからバブル崩壊から徐々に海外旅行が減ったりブランド志向が減ったり外食が減ったり・・・様々な贅沢を控えて行きました。

そのくらいの時期から「ホームエステ」なんて言葉も出て来て今まで外でやっていたことをうちでやる自分でやる。という事柄やリラクゼーション雑貨も様々なものが出現しギフトとしても喜ばれました。

今ではもう見ても普通と思うまでに浸透したリラクゼーション雑貨ですが当時は「もう友達が来ても隠さなくていい!」という見出しで雑誌やTV番組に取り上げられていました。それだけ斬新だったんですね。

 

 

そうしたグッズの中でも企画生産をリードしていたのは(株)マーナさん。

マーナさんの商品がフランフランやアフタヌーンティなど人気雑貨店に卸されているのを目にしたものです。

そして(株)ほんらや堂さん。

 

そうそう「うちカフェ」なんて言葉ももうその頃から出て来て当時の18〜20歳代の若者が外でデートしない、外食しない、車に乗らなくなった、とニュースでも言われ出しました。

物は売れなくなったけれどデフレで家の中で使うグッズも安価に変化して来てどんどん100均もお洒落化していったのもこの時代からでした。

 

リラクゼーション雑貨が出て来た時代からデフレや企業努力で人々が控えて来た分野が安く体験、享受できる様にも変換していきました。

そんな変化が90年代から00年代10年代どんどん時代は右肩下がり、安いものがデフレ効果で増えました。

安く色々なものが手に入ったり体験できるのはいい事なのかもしれません。

でもそうなるにはこの時代多くの努力や技術開発がどんな分野でも行われて来たしその末に「ブラック企業」なんて言葉も出て来ました。

働くストレスが家庭内や人間関係にも蔓延して来ました。

世の中が変わるのと引き換えに人々の労働もあった訳です。

 

疲れって同じ忙しさでも楽しさややり甲斐、役に立っている充実感を伴っていれば感じないものです。

ノルマに追われたり、やった分だけの収入が得れなかったり、努力を承認されなかったり・・・というやり甲斐のなさが時代を覆って行きました。

 

2020年予期せぬコロナ時代に突入して理想ではあったけどまさかの働き方改革にすっぽりハマれた方もいるんじゃないかと思います。

IT系の主な方々やデスクワーク系の方々・・・羨ましいですね。

ニュースではリモートで済む様になった仕事の話や、ワーケーションなんてリゾート地でも仕事はできるなんて話、いいですね〜〜。いいですね〜〜ばっかりっw

とはいえリモートではない人も皮肉にもコロナで時短やノー残業が言葉だけでなく現実に実行される社会になりました。

みんなが「お家時間が増えた」ということはいってもよさそうです。

急速に働き方の形が変わり、ストレスを感じる人が少ない世の中になっていくといいですよね。

病んでいる人が増えていく世の中では大変です。

 

心身の疲れやコリがたまりすぎないうちに気分転換、セルフマッサージetc,etc...

自分でストレス解消とリフレッシュの折り合いつけて行きたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

「女王陛下の」と聞くとなんだかちょっとワクワクしておしゃれな風が心を過ぎる世代です。

私の青春時時代はロンドン、イギリスが大流行。

ファッションも70年代のパンクブームを通過してストリートパンクファッショントラッドファッションもカジュアルなタータンチェックの使い方ヨーロピアンな古着も全て同時代に流行が共存、音楽もロンドン発信のミュージシャンが世界を席巻していました。

ストリートファッションから出て来たヴィヴィアンウェストウッドが絶大な人気に(後々に女王陛下よりまさかの受勲)登っていったのもこの頃。

日本でヴィヴィアンを扱っているお店は数軒しかなく(もちろんその頃にはライセンスブランドなどある訳もなく「ホンモノ」のヴィヴィアンの直輸入)ジャケットか50万〜ほど、スカートでも2、30万〜していました。

私の行っている学校でもヴィヴィアンを着ている人がいましたが「なんやねん(よくそんな高額なものが買えるな)」でしたねw

ジャマイカ発祥のレゲエやスカの様な音楽も「ブリティッシュレゲエ」ではUB40、マキシプリースト「ブリティッシュスカ」では日本でホンダスクーターのCMで人気になったマッドネス、スペシャルズなどなど。本当にロンドンは流行発信基地。

TVCMでも「ロンドンコスメ」なんてメイクが飛び交ってメイクの世界ではベーシックカラーとは言えない黒や鮮やかブルーのリップや蛍光カラーのアイシャドーが花盛り。資生堂のラインナップでも「パーキージーンのロンドンメイク」が店頭に並んでいました。

もちろんそんな色味ですから流行っていたけれど当時でも「奇抜なメイク」としてバリバリ認識されていましたがトレンド最先端のお姉さんたちはせっせとwロンドンコスメしていました。

 

思い出してくれた同世代の方ありがとうw

 

 

(歴史的には色々抱えているけれど)アイルランドへの興味も広がってケルト文化への興味注目も集まりエンヤが出て来たのもこの時代。

「カワイイ」キャラクターとしてもパディントンやピーターラビットなどなどキャラクター市場もイギリス発信大流行。

 

そんな中で雑誌記事や紹介コラムに多用されていたのが「女王陛下の〜」。

本当に良く使われていた言葉です。

この言葉が付くだけで「イギリスの」という意味です。そこに「お墨付きの」「本物の」「伝統を背景に持つ」を思わせる、感じさせる言葉です

 

歴代の、というのもありましょうが現エリザベス女王が素敵で国民から人気があり品がありオシャレにも一目置かれていた、という背景も含む格式だったと言えます。

ちょうど王室入りしたダイアナ妃が世界的大人気ということも拍車をかけていました。

日本でも時を同じくして好景気から上質なものを好む機運に「皇室御用達」という言葉が流行っていましたが、女王陛下の、はもっとカジュアルに使われていた印象です。

 

さて、「女王陛下の」という言葉を辞書で引いて見ますと

『イギリス王室に関する敬称 ... それはイギリスの王室でも同じです。 イギリスの王室は、the Royal Family(ザ・ロイヤル・ファミリー)といいます。 女王陛下は Her Majesty The Queen(ハー・マジェスティ・ザ・クイーン)。

陛下というのは皇帝、天皇、(皇帝等上位概念の無い)国王にのみ使われる敬称というだけです。 女王陛下というのは女王様と同じであって、女王そのものの意味に変化はありません。 また、女王は王様のお后ではなく「女性の国王」を意味します。 ... 一般的には女王と王が共存しないということです。』

と、王室や女王陛下の言葉の定義は出て来ますがなかなか「女王陛下の」という表現が何を指すかは出て来ませんね。

 

時代は移りイギリスの大ブームはひっそりしてしまいましたが、「とんがったファッション」「安定のベーシックファッション」という真逆のスタイルにロンドンテイストは変わらず鎮座し愛されてています。

 

なんだかまたロンドンブームがきたら好景気が舞い戻って来てくれそうな気がしま

す。

 

 

 

 

 

 

ペーパーナイフ、非常に「雑貨っぽい」アイテムの一つですね。

80年代以降の現代の雑貨の定義は「生活に必ずしも必要でないもの」「ゆとり品」という意味も含まれていますが、ぺーパーナイフはまさにそれであって、でも相当な昔から存在しています。

 

目を閉じて自分の生活の一コマを思い出してみましょう・・・。

郵便が届いた時、何か封書をもらった時・・・いただいたプレゼントの包みを開けるとき、何を使って開封しますか?

皆さんはハサミで開封しているのでしょうか?カッター?それともペーパーナイフ?

 

ズボラな私は雑貨好きなのに「手でビリビリ」開けちゃっていることが多々あってw

たまたまデスク前に腰掛けている時やペンスタンドが前に会った時だけは「ハサミ」や「カッター」で開封しています・・・。ダメですね。雑貨オーソリティを謳っているくせに。

 

 

 

いただいたお手紙も開封口がビリビリで見た目にも綺麗じゃありませんよね、DMならまだしも大事な友人知人からの手紙も気が急いて開封したはいいがせっかくの素敵なレターセットもビリビリに開けてしまって汚い見た目にしてしまって後悔すること毎回。せっかちそのものを直さなくてはですね。プレゼント包装もしかり。

ましてやメール(電子メール)が当たり前の時代には封書のお手紙って招待状の様な大事な内容や何かあらためて送ってくれたものだったり昔よりうんと希少性の高いものであることは確かです。

送ってくれた相手への敬意という意味でも綺麗に開ければよかったという後悔に苛まれます。

 

そして手で開けるリスクは、中身に振込用紙など大事な用紙が入っていた時に封筒幅いっぱいの用紙だったりするのでかなりビリっと割けてしまって反省すること(そして懲りずに繰り返している・・・とほほ)

 

前述した雑貨の定義のゆとり品意味の中には「自分を素敵に見せてくれる」という意味合いもあると思うのですよね。

お手紙やプレゼントを開封する姿にも品が備わります

 

 

 

昔から存在しているペーパーナイフですが、やはり生活の必需品ということではなく高貴な人や裕福層の人愛用品という所にあると思います。

自分の生活を見直す時代に入った今、素敵なペーパーナイフを引き出しに、筆立てに、忍ばせませんか?

ポイントはペーパーナイフはゆとり品でありながら実用品

ゆとり品ということから、自分で買うことは少ないので大事な友人や目上の方へのプレゼントとしても頂き物として喜ばれます。

大きな文具店などに行くと高級文具が陳列されているフロアもあり、その空間にいることも楽しいものです。

グレードアップしたい自分へのご褒美にも良いですね!

 

 

 

 

 

ちょっとだけマニアックですがオキュパイドジャパンという言葉(カテゴリー)をご紹介しようと思います。

 

 

オキュパイドジャパン(Occupied Japan)とは、第2次大戦後の「占領下の日本」のこと。 民間貿易が再開された1947年から、サンフランシスコ講和条約が発効した52年まで、日本からの輸出品には「MADE IN OCCUPIED JAPAN」の刻印を付けるようGHQ(連合国最高司令官総司令部)から命じられていた。

 

ということで主には雑貨の中でもアンティークなどを扱っていると出てくる言葉です。

あまり意識されていませんが確実に日本はアメリカ占領下の時代があり植民地ではないとしても植民地の様な感じでアメリカ本国向けに様々な品物を生産、輸出していた時代がありました。

 

今回お話する様なオキュパイド物には、置物の様な室内アクセサリー、パペットのような玩具、瀬戸物の陶器の食器をはじめとする品物など多く見ることができます。

多くといっても5年間ほどの間のことですから希少とも言えます。

 

そのころのアメリカと言えばアメリカンドリーム、世界中がアメリカの豊かさに憧れた時代とも言えます。

日本も敗戦から復興し、アメリカの生活スタイルを真似て昭和の和洋折衷なライフスタイルやアイテムがたくさん誕生しました。

 

私が学生時代、原宿や渋谷にはフィフティーズの古着や雑貨を扱う古着屋さんが人気でした。古着屋さんの中に置いてあるインテリア商品や備品などに陶器でできたプードルの置物や別珍で出来たディズニーのぬいぐるみ、陶器の壁掛けレリーフなどがあって、その可愛さにちょっとずつおこずかいを貯めたり夏休みにバイトしたお金で買ったりしていました。

アンティークの項に書きましたがアンティークショップや古着屋さんに通うとお店の人が色々教えてくれて段々と知識がつきます。

そうして知ったのが、私が好きなテイストで一生懸命集めていたのはオキュパイドジャパンといって当時、アメリカの為に生産され輸出されていたものが逆輸入されたものだと知ったのです。

 

大体のものには裏返すと「OP」とか「Occupied JAPAN]と刻印もしくはプリントが入っています。

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナイトウェア、主にはパジャマを指します。

パジャマ、寝間着、ネグリジェ(死語)名前の通り寝るときに着る物を指します。

部屋着とは微妙に違います。

 

仕事で寝具の企画をしていたときルームウェアのアンケートリサーチを行い、わざわざ「ナイトウェア、パジャマ」を購入する人はかなり少なくなっていました。

そして価格のリサーチでも市販のパジャマとして売られているものは平均8000〜9000円代が主流でした。

そしてアンケート結果としては表で着なくなったTシャツを降格させてパジャマに。下はウェストゴムの短パンやスウェット。

これが平均。

 

わざわざパジャマを購入しないくらいですから先ほどの平均価格もすごく高く感じるでしょう。まぁ平均なので量販店で

1980円〜のパジャマからギフトで10000円越えのパジャマなどの平均であの様な値段になっているかと思います。

 

このアンケートを取った頃はどんどんデフレでアウターウェアの値段さえUNIQLO全盛で安くなって来ていたのでわざわざパジャマなど買わないよ、っていう機運でした。

パジャマ需要は病気や出産などの入院の機会や結婚祝いなどのギフト需要が主な様子でした。

ですがデフレは更に進みUNIQLOより安いGU大人気の昨今ですが、その割には今ナイトウェアについては注目が高いのです。

 

ナゼか?

今、ストレスやアンチエイジングの観点から今、安眠ブームとも言えます。

もう少し前から枕についてはブームがありオーダー枕や高級枕など先行して注目を浴びていました。

でもナイトウェアについては自身のものにはそんなにお金をかける人はまだ少なかったのです。

 

でも人生、寝ている時間が長い、という以前からわかっていた事ですがストレスフルな世の中、その寝ている時間にいかに再生するか解き放たれるかということへの注目からやっとナイトウェアにも光が差して来ました。

 

 

以下は男女共通して、

適した素材は綿かシルクの様な自然素材。

扱いやすさや汗の吸湿速乾性を考えたら綿素材がベストでしょう。

冬の綿素材は昔から定番のネル素材(綿の表面を起毛した素材)

天竺ニット(Tシャツ素材)は通年素材として適しています。

実はもう冬の定番みたいになってしまったフリース素材のパジャマは体の油分が取られて乾燥し、カサカサやかゆみの原因になってしまうので適していません。

部屋着で有名なブランドのモコモコパジャマも同じ原料なので同様に乾燥や痒みの原因になる素材と言えます。

女性の方ならこの例えを言えばわかると思うのですが、

寒くなって半年間くらいタイツを着用していると2月や3月くらいになると太ももあたりが感想で痒くなって来ますよね。

あれの全身バージョンです。

ですが手頃な価格面や部屋着と共通にできる面や暖かさの面から「そうは言っても・・・』

という人はフリースやマイクロファイバー素材のパジャマのインナーとしてシルク混や綿素材の長袖Tシャツと「綿のレギンス(綿のももひき)」を着ましょう。

直接肌に当てない事で乾燥を避けることができますしより暖かです。

 

シルエットはもちろんゆったりしたシルエット。

クラシックなロングシャツタイプはビジネスホテルなどでは見かけますが売っていることはすくないでしょうか?朝起きたときに全部捲り上がっている人は寝冷えしますから上下別のパジャマが良いですね。

パンツはウェストゴムは緩めで内側に紐がついているタイプも良いですね。

袖は付いているデザインで。寝ている間には冷えますので夏でも長袖長ズボンはベストと言えます。

 

ちょっと前からこの様なパジャマにも注目の機運となって来ていましたが、コロナ時代に直面して生活感が変わり、家で過ごす時間、睡眠の時間、リラックスの時間について考える人が多くなったので、お下がりTシャツだけではなく専門のナイトウェアもローテションの中に加えてあげましょう!

 

 

 

 

 

曲物と書いてまげもの、曲げわっぱなどの呼び名もあります。

日本人の私たちにはとても馴染みあるものです。

すぐに浮かぶのはお弁当箱や蒸しせいろではないでしょうか。

 

オリンピック誘致が決まった後の近年は和雑貨ブームも更に高まってこうした曲物は大人気、売り切れで結構欠品が起きているくらいの人気です。

 

曲物とは、名前の通りで、

薄く切った木を蒸気を当てながら丹念に、精巧に曲げていく技術から作り出す入れ物など。

主にはスギやヒノキが使われています。

自ずと木の産地が曲物の産地となります。

 

手作り品で自然素材なので現代では決して安価なものではありません。

売り切れ品続出アイテムのお弁当箱は国産ですと一万円を超えてしまいます。

それでも人気なのはやはり使って愛着の湧く魅力があるから。

今はお弁当箱の素材は扱いやすく清潔を保ちやすいプラスチックなどの保存容器素材が主ですよね、その昔昭和の半ばまではアルミのお弁当箱なんんていうのが主流だった時代もあります。

更にその昔が曲物のお弁当箱が主流の時代。

おひつ(炊いたご飯を保存するわっぱ)も大きさ違えど目的はほぼ同じですね。

 

プラスチックのお弁当箱や保冷剤、保温&保冷バッグなどお弁当環境も良くなっていますが、昔、お弁当が痛みやすかった時代、殺菌性の強い事、木の香りそのものがよかった事、軽量で持ち運びに良い事などからスギやヒノキを主に曲物のお弁当箱が主流でした。

最近の曲物ブームもただ和雑貨ブームというだけでなくその様な特性が見直されています。

更に従来の曲物弁当箱に汁漏れ防止のタッパーの中蓋が付いたものも出ているのでより快適性が増しています。

 

 

使った後はきれいに洗ってよく水気を乾燥させてくださいね。湿ったままだと清潔性もそうですが、お弁当箱も痛みやすくなりますので、自然素材は大切に扱って長く使いたいですね。先ほどのタッパーの中蓋と同じ様に水切りの良いコーティングを施された曲物も多く出ていますが何れにしてもよく乾かして清潔に使いたいですね。

 

 

しかしながら、人気で欠品が多くなってしまうのは良質な素材や技術の担い手が年々少なくなってしまったこともあります。

今は人気ですが一時期は廃れかけていたので林業の点からも生産の点からも沢山人材がいなくなりました。

最近の再注目からせっかく抱えた人材も常に仕事がなくては継続出来ません。

地方物産の再建アイデアで曲物の技法を利用したスツールを見かけました。

面白いですね。

 

伝統工芸品でも九州の方ではこの様に着彩した曲物もある様です。

 

 

 

 

 

 

 

ランジェリー(LINGERIE)とは

『飾りのついた薄地の女性用下着、または部屋着』

 

最近は時代性もあってあまりランジェリーという言葉を言わなくなってしまったように見受けます。

もちろん死語ではありません。

書いたように時代性かな。

バブった時代にはよく聞きましたね。

やはり説明訳にもあるように飾りのついた、という事でレース飾り、フリル飾り、ラインストーンやリボンなど装飾性のある下着で、薄地ということからもシルクや面ローンなど高級素材。お値段もそれなりに高級感。

昨今の下着の流行りは「機能性」。

装飾性はいわゆる「勝負下着」??あれ?最近勝負下着って言葉こそ聞かないな。

無欲な時代に勝負下着の方が先に死語に??w

 

話は戻って今の流行りは「機能性」なので女性下着の呼び名も、男性と変わりなく「インナー」ということで定着している。

実はインナーのデザイナーもやっていたのでまたインナーについても別項目で取り上げたいと思います。

 

さてランジェリー。

時代の傾向でどんどんカジュアル化してスポーティでデインが主流にはなってしまっているけれど、「見えないおしゃれ」、引き出しの奥に自分へのご褒美で購入した下着や部屋着「ランジェリー」またはプレゼントでもらった「ランジェリー」があるという人も多いのでは。

 

持っていない人も一組持っておいてもいいかもしれませんね。

というのは、実際に「見えないおしゃれ」の下着や部屋着は気分をあげる効果があると言われています。

誕生日などの記念日にいつもより高級感のあるお気に入りデザインのランジェリーを身につける、ちょっと最近落ち込み気味だから気分転換を図ってお気に入りランジェリーで過ごしてみる、気分転換でホテルのレディースプランを味わう時に下着や部屋着もイイモノを持って言って自己満足に浸る・・・。

そんな自分自身の気分をアゲる小物としても一役買いますし、

素材としても実際にシルクは肌に良いとされていてそれを謳ったシルクブランドもあります。

肌の弱い方はシルク素材しか身につけないという人もいます。

そしてとても不思議なんですが、「皮膚には目がある」と言われていて身につけた、肌に直接触れる下着の色は肌や気分に影響を及ぼすと言われているのです。

 

そんなわけで私もついついアウター感覚で黒や紺の下着を買ってしまうことが多いのですが、黒い下着は肌が黒ずむと言われていたり、赤い下着はイメージだけでなく実際に身体にパワーを与えたりやる気、活力に影響を与えると言われています。

 

素材開発も目覚ましく、昔だったら総レースの下着なんていうと高級も高級なものであったし、サテンなどの素材にレースを叩きつける(縫い付けるの洋裁用語)為、伸縮率にも限界があったものでした。

でも今では添付した写真の商品のように、レースそのものがゴムの素材で織られた、でも見た目に繊細でフェミニンなものが当たり前に出ています。

お値段もカジュアルです。薄地なことからシームレスな機能性も持っています。

 

最近は「ユニセックス風女性用インナー」というテイストが台頭していますが、気分アゲにレーシーなデザインやシルキーな素材のものも揃えてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

こけし。

このテーマ別にもういきなりネタに困ったわけではありませんw

実は最近ずっと東北地方を時間をかけて周っていて、主には宮城、山形、福島などに多く集中していますが

こけしにはエリアがあり、作家があり、それについては民俗学的な収集がなされていることを知りました。

伝承物として認められているのは宮城県のこけしだけだそうです。

 

こけしのウンチク、ちょっと地味なことではあるかもしれません。

また、ここ近年はこけしが木の人形としてだけではなくプリントされたり、刺繍されたり、プラスチックなど異素材でこけしの形をかたどっていたり、身近なカジュアルなグッズとしてこけしアイコンが人気となっています。

こけしはどんなものかさらってみましょう。

 

こけしとは

【正式には「伝統こけし」

産地・形式・伝承経緯などにより約10種類の系統に分類されるが国の伝統になっているのは宮城県だけ。

木製で球形の頭部に円柱の体を主な形状とし、

東北地方を主とする作家性や地域性のある伝統こけしと特に伝統とは関係なく生産され全国で販売されている創作こけしがある。

元々子供の玩具として作られたいたものが江戸時代に土産物として制作される様になった。

元来は子供の玩具として始まったこけしが、土産物として大流行し、大正時代から徐々に廃れていき消滅しかけそうになった時、大人の鑑賞物としてコレクションすることが流行り、命永らえた。そして現代でも骨董の分野での収集の人気は継続している。】

という様な現状。

 

令和になって初めて迎えたこの春もコロナ自粛になる前1月2月の頃、ウニコでこけしの顔がプリントされたロックグラスやイマドキなトレンドカラーに塗り替えられたこけし、100均などでもこけしのプリントされた付箋など見かけて、100均で見かけるようになればマスまで行き届いた流行とも言えるので

こけしは「流行っている」と言えるでしょう。

 

そんな感じで見かけてはいましたが雑貨好きの常として異常なものの多さをどうにかしたいとコロナ自粛時期本気で反省していたのですが東北旅行で気になっても我慢していたのに1個だけこけしグッズを米沢で購入してしまいました・・・。

こけしのけん玉です。伝統こけしのジャンルです。

近日写真も追加しておこうと思います。

単に置物のこけしは興味が薄かったのですが体がけん玉のこけしはユーモアがあってプッと笑ってしまう様な感じに惹かれてしまいました・・・ってよく考えたらけん玉の形してるからって私はけん玉を熱心にするわけじゃないのでこれも「置物」なんですがw

そしてけん玉こけしのことを書きながら思い出しました。

宮城県の松島海岸でも買っていました・・・体の中が中空でお手紙を入れて郵送できるこけしw

10〜15mmくらいのキーホルダーこけし。

結局買ってたか・・・私。

共通は「置物でなく可愛いこけしの形状で他に使う用途があるもの」

あーあ、ものが減るのはいつのことか。

 

こけし好きは是非gotoトラベル利用して南東北の旅へ。

宮城県立仙台博物館には常設でこけしの展示ルームもあり作家の系統ごとに陳列されていましたよ。こけし素人なのでもっとその展示に説明があるとありがたかったけれど!

 

 

 

ジャンク、一番最初の項のアンティークで触れている様に、アンティークとは製造されてから100年以上経過したもの、という世界共通で明確な定めがあるのに対して、ジャンクというのは類義語として存在していて、その基準である100年経過に満たないものということでざっくり使われますが、

ジャンクという言葉の意味は「ガラクタ」という訳が代表的で散々な言葉ですがw雑貨やインテリアの世界では割とかっこよく?使われています。

 

正直なところ一般的な、マニアではない人は「古道具全般をアンティーク(骨董)」と思っていてジャンクとかデッドストックとかヴィンテージとか使い分けている人は相当「好きな人」でありましょう。

そして多くの人がアンティークだと思っているものや「雑貨屋さんで扱われている古いもの」はこのジャンクに該当することが多いです。

特にその規定の年代まで行っていないものということなので「何」だとか「何年代の」だとか「どこの国の」などという定めもなく自由であるで、ジャンクという言葉から頭に浮かぶのはその人の趣向性で様々かもしれないですね。

 

私が浮かぶのは

60〜70年代のカラフルなネックレスやブレスレットなどのプラスティックアクセサリー

50〜60年代のソフビ人形別珍のオキュパイドジャパンのパペット

50〜60年代のアメリカやフランスのメラミン食器・・・

 

ああ!マイワールド丸出しになってしまう!

 

オキュパイドジャパンについては大好きワールドなのでまた別の項で触れたいと思います。

アイビールック、アイビーファッションという言葉、年代によってとても馴染み深い人、聞いた事はあるけどという人、いると思いますが、今の10〜20代の人にはそんなに馴染みはないかもしれません。

 

しかしその実、目で見れば「ああ、こういう格好好き」とか「あー、このスタイルの事をいうのか」などと目にしたことが無いという事はないでしょう。

 

アイビールックは多くの日本人が好きなスタイルと言え、ずーーーっとこのアイビースタイルを愛しているという人もかなり多いですし、トレンドでも数周年サイクルでやってきますが、そもそもがベーシックスタイルと言えるので、昔買った物もちょっとトレンドの着こなしに変えるとか、ちょっとシルエットを直す程度で長年愛用できたりします。

 

さてそのアイビールックとは具体的にどんなものでしょう。

言葉のルーツとしては1950年代にアメリカ東海岸の名門校の通称アイビーリーグから来ています。

そのアイビーリーグの学生やOBの間で流行していたスタイルを元にアイビーリーグスタイルという紳士服のスタイルが発表されました。

1960年になるとそのスタイルが日本に入り、大流行。

銀座のみゆき通り(銀座6丁目に現存の通りの名前)にアイビーファッションで集まる若者をみゆき族と言い全国に広まりました。

元々紳士服業であったヴァンヂャケットがこのIVYスタイルを率先して紹介。

大人気であったこの神的ブランドは長い歴史の中、倒産や再生を繰り返し現在でも愛されています。

 

アイビーファッションは日本の「男性既製服ファッション」が始まっての最初の流行と言えます。

タータンチェックのパンツや金ボタンの紺のブレザー、ベージュのステンカラーコートにハンチング。アイテム名だけ聞けば今も普通に愛されている定番化したファッション。

日本が戦後豊かになりつつある時に入って来たスタイルで、時を追う様に「コンチネンタル」というスタイルも出現し「アイビー・コンチ」と男性ファッションのスタイルの二大巨塔として大流行となりベーシック度の高いアイビースタイルは波の大小あれど継続して男性の服飾に定着したスタイルとなりました。

 

もちろん女性のアイビースタイルも存在し、IVYスタイルのアイコンを女性アイテムや女性の型紙に落とし込んだ形という感じで、60〜70年代には男女ペアルックとしても流行を博しました。

普遍的なスタイルとして「チェックのプリーツスカートに金(銀)ボタンブレザー、レジメンタルストライプのボウタイやネクタイ、足元はコインローファー」のコーディネートで多くの女子学生の制服のベースとしても発展しています。(今は学ランの男子制服も減り、男子学生の制服もこの様なスタイルが主流ですね)

 

IVYの典型的アイコンはタータンチェック、アーガイル柄、ヘリンボーンツイード、巻きスカート、金具ボタンのジャケットやカーディガン、レタードカーディガン(セーター)チルデンベスト(セーター、カーディガン)ローファーシューズ、タッセルシューズ、ウィングチップシューズ・・・etc

 

品良く賢そうなwイメージを持ちますよね。

 

 

 

60年代にヴァンヂャケットが牽引したIVYファッション、その着こなしの手引きとして穂積和夫氏のイラストと解説によるファッションブックの先駆けは、現在見ても古さを感じさせずそれどころか令和の今日でも十分手引きとなる本で、一昨年また復刻されました。

 

インテリアや雑貨としてはラルフローレンのインテリアショップに行けばトレンドと関係なくベーシックアイテムとしてこの様なテイストの物がいつでも揃います。