占星術のコーチングも密かに続けていたりして、裏メニューとして占星術セッションは健在です。

 

もうすぐ、2年半みずがめ座に滞在していた土星がうお座に移動します。

私のネイタルにはうお座に土星があるので、サターンリターンとなります。

1度目のサターンリターンは30歳の頃でした。その頃の日記を持っています。確か30歳になったばかりの10月くらいから日記を書き始めていました。その年の12月には大病をして生死をさまよい8か月入院をすることになるのです。

 

もう27年も前です。

つい最近、また私も日記を書き始め、もうすぐサターンリターンだなと思っていたのです。

「あ、私、以前と同じようなことをやっている」

思い出して、27年前の日記を取り出しました。サターンリターンを前に同じことをやっている自分に、ちょっと驚きました。

 

27年前の私はとにかく、ルックスからライフスタイルから「こうなりたい」という理想があって、職場の人間関係は最悪で、結婚生活も思うようにはいかず、体重が増えたとか減ったとか、あそこのブランドの○○が欲しいとか、もっとこうならなくてはならないとか、そうできない自分を責めたり、なだめたりしながら、体調が悪く疲れやすいことも、書かれてありました。

 

サターンリターンは29歳前後にネイタルサイン(出生図の星座)にある土星にもう一度、トランジットしている土星が戻ってくること。

 

10代20代の美意識や理想がリセットされ、新しい生き方にシフトするきっかけとなります。穏やかに過ごせることもあれば、時には、自分の人生全般の土台が崩れ去るような体験もします。

 

私は12ハウスうお座の土星を持っているので、罪悪感を刺激されて、隠遁する(長期入院)を体験しました。のちに占星術を学んで、なるほど~と腑に落ちたのです。

 

そこから、キリスト教に出会い、霊的な平安を得るのです。これもうお座土星っぽい。

1回目のサターンリターンは、外側にある基準に自分を合わせることができない挫折から、自分の人生を自分らしく創ることに目覚める体験をもたらしてくれました。

 

その後は、葛藤の火星期(35歳から45歳くらい)を過ごし、この頃は転職に悩んでいました。なるようになるさと楽観視できるようになる木星期(46歳から57歳くらい)を過ごしました。

 

木星期では、独立して会社を作り、経済活動も人間関係も拡大の一途となります。

自分を定義づけることからの自由を獲得したい!となり、居心地悪かろうと、らしくなかろうと、やってみることに積極的でした。

 

えり好みせず、なれるものには何でもなってやろう!という勢いがあるのです。

アクセスコンシャスネスと出会い、可能性の拡大に魅了されました。

 

それが、今年の8月、誕生日の約1か月前に、体調を崩したことをきっかけに、サターンリターンの予告編を体験したのではないかと思うのです。

 

それは

 

熱狂するスタジアムの観客席からいきなり、外へ出てしまったような、奇妙な感覚。

 

目をつむれば思いだせる余韻を持ちながらも、気づいてしまったしらけ感。

 

どこまでも可能性を拡大し、まだこの現実に創造されたことがない現実を私が創る!と息巻いていたのに、

 

スタジアムから一歩外へ出てしまった!

 

スタジアムがすべてで、どこまでもスタジアムだという認識は崩れ去り、スタジアムの外が存在することに気付いてしまった。

 

そして、スタジアムの外が存在することは本当は知っていたのです。

 

これが、自分にはやがて終わりが来るという限界や制限の認識?

 

なんだかんだ終わっていくということなのか?

 

私は、スタジアムにもう一度戻ることもできますが、もうスタジアムの外を知ってしまったのです。

 

 

ただ、数年前に2回目のサターンリターンを迎えることについて、憂鬱だなと思っていた時とは全然違うのです。

 

私がスタジアムの外へ出て、気づいたのは。そこに実際に存在している無数のスタジアムです。

 

宇宙の広がりを認識できますか?いきなりですが。

スタジアムが一つの銀河だとすると・・・。

 

拡大し続けている宇宙には銀河は、2兆個以上あるらしいのです。

2兆個分の1が、私たちの住んでいる太陽系を含んだ銀河。

 

あれほど、自分の人生をかけて熱狂していた素晴らしい世界観(スタジアム)は2兆個分の1つ。

 

この喩え、分かるかなぁ( ;∀;)

 

この気づきは、取るに足らなさを思い知らせる限界メッセージではなかったのです。

 

2兆個の1の銀河では、無制限という制限、無条件という条件、無限があるためには、有限を認識する必要がありました。

 

無制限も、無条件も、無限も説明可能であれば、定義の中にあり、認識の外に広がるものを追いかけられない・・・。

 

 

ああ、最初にこれらを言語にした人はどんな魔法を使ったのだろう。

 

土星は、宇宙の果てにあると思われ、時間、老化、制限、限界を象徴するとされてきました。

 

成熟と確立、構造化、実現化も意味します。

 

天王星が発見される前は、土星期を迎える頃には人生の終焉を迎えていました。

 

ですが、私たちは天王星の改革力を知ってしまいました。

 

限界のその先があるのです。(もはやそれは限界ではない)

 

二度目のサターンリターンは、自分がどこかに属することからの卒業が待っていると思います。

 

そして、無数のスタジアム(世界観)銀河が広がるこの宇宙を面白がることもできそうです。

 

土星期では深い受容と統合のギフトがあるでしょう。

 

それは、新しい冒険でもあると思います。

 

 

2023年には、アストロコーチングのクライアントさんを募集いたします。

詳細は別のブログで発表いたします。