(ピレネーの山頂まで登りました。
徒歩でなく、ゴンドラですが。)
フランスに来るといつも気づかされるのが、
「家族時間」の大切さ。
バカンスに出発する前は、正直
「面倒くさい」という気持ちもありました。
3週間留守にするので
仕事の面での調整も色々ありますし、
夏なので毎日洗濯物が大量にでるため、
出発前の洗濯をどうしようか、
という問題もあったり、
食材の使い切りも必要だったり、
家事面でも色々頭を使います。
加えて、子供二人の荷物の準備に
私自身の準備もある。
平日は仕事で、週末は子供の相手、
家にいる時間も子供がいるので、
そんなに荷造りに集中できない。
そんなこんなで結局荷造りは
出発前の一晩で完了させましたが、
「あぁ、もう3日しかない。」
「もうあさってだ!」
「まずい、明日だ~!><」
と焦りながら過ごす日々の中、
億劫な気持ちも出て来るのが
正直なところでした。
今振り返ると、
日本で慌ただしく過ごす日々の中、
知らず知らずのうちに、
家族時間をゆっくり楽しむ事の優先順位が
下に下に押しやられている状態に、
思考が傾いていたのかもなぁ、、、
と気づかされます。
壮大な自然の景色がすぐ後ろにあって。
山の景色を独り占めしているかのような静けさ。
(朝ごはん)
家族みんなで緑の中、
素朴な美味しい食事を楽しみながら、
「バカンスって、最高だね~!^^」
「〇〇(息子)が一番大事なのはね、家族!^^」
という言葉を、
満面の笑みの子供達から聞く時。
あぁ。そうだった。
私はこういう時間の為に、
人生を費やしたいんだった。
そんなシンプルな事に
(子供たちいわく、「秘密基地」
みたいな山小屋でした)
(木のぬくもりが素敵でした)
カランコロンと鳴るのが風情でした)
フランスに住んで、
色々悩んでいた頃から、
「フランス人と結婚した意味」については
折に触れて考えていますが、
もともとせっかちで、生き急ぎがちな私。
フランスという国に出会って、
一生離れられない縁で結ばれる事
になったのには、やっぱり、
深い意味がある気がします。
今更ながら、
「フランス」に出会えた幸いに
感謝すると同時に、
ここから学び得る事を
身近な人に語り伝えていく事も、
私の使命の一つなのかもしれない。
そんな事を思うのでした。