やはり来たか。でも、想定内。 | 沖縄で語学と日仏バイリンガル教育と

沖縄で語学と日仏バイリンガル教育と

フランスで6年、東京で4年過ごしたのち、2020年8月に私の故郷(夫と出会った場所)沖縄に来ました。
2011年生まれの息子、2013年生まれの娘がいます。
2020年8月より、沖縄在住。
公立小+おうちフランス語で日仏バイリンガル育成中。

今日初めて、日本の小学校での

プールの授業を体験した息子。

 

 

 

家に帰って来てから、

 

「プール、どうだった?^^」

 

と聞いてみると、

 

 

「楽しかった~!^▽^」

 

という返事。

 

 

そっか~、よかったね~♪

 

 

と思いつつ、夕食づくりをしていると、

 

フライパンでせっせと野菜を炒める

私の横に息子が来て、

 

 

「おかあさんあのね。

今日ね、プールの時に、

隣のクラスの人たちが、

〇〇(息子)を、からかったんだよ~」

 

と。

 

 

 

あら。

 

あらら。

 

すぐに私のセンサーが反応しました。

 

 

やっぱり、来るよね~。

こういうの。

 

 

たまーにしか来ない子。

 

なんならやや見た目も洋風で、

その「異」な特徴が、

目に留まったりもする。

 

 

ちょっと意地の悪い子なら、

 

「見慣れないヤツ。

ちょっとイジメてやろう」

 

とか思ったりするのも、想定内。

 

 

 

そんな事を思いつつ、

 

 

「え、どんな風にからかわれたの?」

 

 

と静かに話を聞くと、

 

 

主には、

水泳帽に書かれていた

「苗字」(書く決まりです)をもじられて、

面白おかしく茶化された、

という内容。

 

 

 

息子が日本の小学校で名乗っている

苗字は夫のではなく、私の苗字なので、

日本の苗字です。

 

 

 

でも、沖縄の苗字なので、

この辺ではあまり聞きなれず、

それもまた目立つかもしれません。

 

 

 

「素敵な苗字ですね!」

 

と言われる事もよくあり、

 

「本名なんですか?」

 

と言われた事もあります。

 

 

 

私自身、自分の苗字がとても好きで、

結婚しても旧姓を維持しているほどです。

 

 

 

なので、

 

へぇ~。こどもの世界では、

そうやってからかいのネタに

されることもあるのね~

 

と心の中でクスッとしつつ、

 

 

 

「その男の子たち、お友達なの?」

 

 

(息子)「違う」

 

 

「お友達でもない子が、

嫌な事言ってきたら、

それって、真剣に聞いたほうがいい

話なのかな?」

 

 

(息子)「違う」

 

 

「〇〇はさ、そういう事言われて、

どうしたの?」

 

 

(息子)「何も言わなかった」

 

 

「それでよし!^^

嫌な気分になるような事を

言ってくる人の話は、

聞かなくていいよ~」

 

 

というやり取りをしました。

 

 

 

更に話を聞いていると、

 

 

「ねぇ、君って、

みんなに嫌われているよ」

 

 

とわざわざ忠告?してくれた

男の子もいたらしく(笑)。

 

 

その子含めて、

嫌がらせをしてくるのは、

全員隣のクラスの子

というのがまた面白くて。

 

※体育、プールの授業は、

いつも一緒にしているそうです。

 

 

 

隣のクラス、接点ないのに、

なんでみんなに嫌われるんだろう(笑)。

 

 

そもそも、「みんな」って、誰?(笑)

 

 

同じクラスには、

たまにしか来ない息子に対し、

優しく親切に構ってくれて、

仲良くしてくれる子達ばかり。

 

 

この差は、何?(笑)

 

 

と思ったのですが、まぁ、

なんとなく想像がつきます。

 

 

 

たまーにくる「新入り」がいて、

ちょっと気になるけど、

クラスが違うし、接点はない。

 

そうは言っても、気になるものは

気になる。

 

こりゃひとつ、ちょっかい出して、

接点作ってみるべ。

 

 

そんなところでしょうか?(笑)

 

 

 

まぁ、あくまで想像の域を出ませんが、

 

そういうつまらないイジメ。

どこの世界にもありますよね~。

 

 

息子には、

 

 

世の中には、

自分の気持ちをうまく伝える事が

苦手な人もいて、

 

心に思っている事とは反対に、

意地悪な事をしてしまう人もいる、

という事。

 

 

自分が悪いわけでは決してないので、

そういう人は相手にしなくていい事。

 

 

どうでもいい人に「嫌われて」も、

全く問題なく、

自分が仲良くしたいお友達を大事にし、

その人達と一緒に楽しく過ごせば

それでいいんだという事。

 

 

 

また何か嫌な事があったら、

いつでもパパ、お母さんに話してほしい、

という事。

 

 

などなど、話して聞かせました。

 

 

息子本人も、もともと、

からかわれた事を

すごーく気にしていた、

という様子ではありませんでしたが、

人間関係にまつわる心構えを

伝えるのにいい機会だと思ったので、

ゆっくり話をしました。

 

 

 

どんな「いい学校」を選んでも、

大なり小なり、「いじめ」とか、

それに類するものは、

存在すると思っています。

 

 

 

以前までは、

インターのような学校であれば、

似たようなバックグラウンドを持つ

子達の集まりなので、

いじめなんかもないんだろうと想像して

いましたが、先生に聞いてみたら、

やっぱり、普通にあるそうです。

 

 

 

本来、子供というのは、

異質なものを排除したい気持ちを

リアルに抱える存在なんでしょう。

動物の世界を思い出しても、

それが「生き物としての本能」

なのかもしれないなぁ、、、と思います。

 

 

 

なので、

いじめのない環境を求めるよりも、

理不尽な嫌がらせを受けた時に、

どういう心持で、

どう対処すればいいのかを

しっかり教えていく事が、

子供にとって大事な事だと

ずっと思っています。

 

 

 

そういう意味では、

今回の件も、

ひとつ、こやしになる経験を

したな、と個人的には思います。

 

 

 

「リアルな社会」を通して、

たくましく、しなやかに、

成長していく事を願いつつ、

全力でサポートしていきます。

 

にほんブログ村 子育てブログへ
にほんブログ村