何度かブログでも触れているように、
我が家では、子供たちが生まれた時から、
「バイリンガル育児」をしています。
「バイリンガル育児」とは、
私の場合、
日常接する中で
子供たちに話しかける言語を、
私：日本語、夫：フランス語、
と「きっちり」分けて使っている、
という意味で使っています。
保育園などに行き始めると、
日本語ではまだ知らない言葉を
覚えてくるようになるので、
会話にフランス語の単語を
混ぜるようになりました。
そういう時にも、逐一、
「あぁ、○○だったのね。」
と日本語に置き換えた言い方を
さりげなくリピートすることで、
フランス語、日本語の語彙を、
同じように育ててあげられるよう、
意識してきました。
正直なところ、
場合によっては（日常によく出てくる
短いフレーズなど）、フランス語で
そのまま使いたくなることもあります。
が、
「毎日の積み重ね、積み重ね」
と思って、
「いつでも日本語で」を
徹底してきました。
子供が、何か日本語での言い方が
わからない言葉をフランス語で言う
場合に、
さっと理解して、タイムリーに
日本語での正しい言い方を提示して
あげるには、私自身、フランス語を日々
学び続けていなければなりません。
そういう意味で、自分の語学力にも
常に意識を向けて、取り組んできました。
そんな5年半を過ごしてきましたが、
昨日、寝る前に、一緒にふとんに
ゴロンとしながら一日の出来事を
話している時に、息子がこんな事を
言いました。
寝る前に見ていた海の動物図鑑に
出ていたヒトデを思い出したのか、
こんな質問をしてきました。
「かぁさん、
フランス語の l'etoile de mer は、
日本語で、ヒトデ って言う？」
私は、
へぇ～、そんな語彙も、
もう知っているのね～、
と感心しながら、
「そうよ！＾＾にーちゃん、
日本語もフランス語も分かるなんて、
すごいね！嬉しいね。」
と答えました。
すると息子は、ニコッとした
大きなスマイルを浮かべて、
「うん！だって、パパとかあさんが、
いーーーーーーっぱい、
教えてくれたもーーーーん！＾＾」
と言いました。
その言葉を耳にした瞬間、
思いがけず胸がアツクなって、
目の端にこっそり涙が浮かびました。
私は、別に、「なんらかの見返り」を
求めて、息子が生まれた時から
日々せっせとバイリンガル育児を
していたわけではありません。
もちろん、
「バイリンガル育児を続けることで、
フランス語も日本語も身につけてくれたら、
親として、私たちが子供に贈りうる、
最高のプレゼントになるんじゃないか」
という思いはありましたが、
それはあくまでも、「そうなったらいいな」
という希望であり、
究極的な事を言えば、
親として、自分がしてあげたいこと、を
ただひたすらに、実践していた、
という感覚です。
それに対して、
子供自身の口から、
「パパとかあさんがたーーーーくさん
教えてくれたもん！＾＾」
という言葉を聞いた時に、すごく、
胸にこみ上げてくるものがあったのです。
子供たちは、3歳と5歳の今時点で
言えば、日仏どちらとも不自由せずに、
ストレスなく話せている状況ですが、
そういう結果的な事以上に、
自分たちが、日々、コツコツコツコツ
与え続けているものは、
ちゃんと、子供の心に届いている。
想いはしっかり届いていて、
それが、子供の笑顔を作っている。
そう思ったときに、嬉しくて、
幸せで、ありがたくて、
涙がじわっと出てきたのでした。
自分自身の語学もそうですが、
子供の言葉の成長をサポートするのも、
また、一般的な育児の話であっても、
＜すぐには結果が見えないこと＞ に
日々向き合っている中で、
今回の息子からの言葉には、
小さな思い、
小さな意思、
小さな行動は、
積み重ね続けることで、
ちゃんと実をつけるよ！＾＾
という大きな励ましをもらった気がしました。
向き合っているものが、
語学でも、
育児でも、
大きな目標に向かう道のりでも、
芽がなかなか出てこないからといって、
あきらめないこと。投げ出さないこと。
ひたすらに、
愛情をかけ続けて、信じて、
水遣りを続けてあげること。
見えないところでちゃんと根っこは
育っていて、芽を出す準備を、
着々と、進めているのだから（＾＾）。
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◎報告◎
今日実施したランチ会、すごく楽しかったです！（＾＾）
東京でもこんな素敵な仲間の輪をどんどん
広げていけたらいいな、、、☆
と思わせてくれた、素敵な会になりました☆。
まだお会いしたことのない皆さんとも
近々お会いできることを楽しみにしつつ、
今日参加して下さった皆さんそれぞれの縁も、
益々広がっていけばいいなぁ、、と
願う次第です☆。
