「親子で英語」、こんな成長がありました♪ | 沖縄で語学と日仏バイリンガル教育と

沖縄で語学と日仏バイリンガル教育と

フランスで6年、東京で4年過ごしたのち、2020年8月に私の故郷(夫と出会った場所)沖縄に来ました。
2011年生まれの息子、2013年生まれの娘がいます。
2020年8月より、沖縄在住。
公立小+おうちフランス語で日仏バイリンガル育成中。

数ヶ月前あたりに、日本人の親が子供に

英語を教えること、について記事を書いた

ことをきっかけに、




自分もなんだかやってみたくなった私(笑)。




※ 記事には、子供に英語を身につけて

欲しいと思ったら、親自身が先生になって

教えるのが一番いいと思う、という私見を

書きました。


記事全文に興味のある方は、こちら へ。




時々、遊びの途中に、英語でのやり取りを

はさんでみたりするようになりました。




それが結構楽しいんです♪




何が一番面白いかって、


子供の反応です(^^)。




え、なになに!?



お母さん、何話してるの?!



みたいな、ワクワクした目がたまらなくて、

止められなくなります(^^)。




でもあまり長々とやって嫌がられても

困るので、ほどほどに切り上げます。




つい3週間前には、湯船につかっている

子供たちのそばで見守りをしていたら、

「英語で歌う」というのをたまたま

思いついて、歌ってみました。




確か、私が中学生くらいの時に?

一番初めに覚えた英語の歌だったと

思いますが、




サンデー マンデー チューズデー~♪



という曜日を覚える歌です。




それを歌って聞かせてみたら、

案の定食いついてきて、



耳コピーで子供たちが真似して

一緒に歌ってきました。




2歳の妹よりも5歳のお兄ちゃんの

ほうが覚えが早くて、発音のコピーも

より正確。




妹のほうは、ほとんど歌詞は

めちゃくちゃですが(笑)、メロディーと

音の雰囲気だけをなぞって、負けじと

声をはりあげて(←気の強い負けず

嫌いの性格^^;)ついてきます。




あまりに必死な様子がかわいくて、

思わず笑ってしまう場面もありつつ、




浴室は声が響いてなんだか

自分の歌がうまく聞こえるので

私も調子に乗って熱唱し(笑)、




みんなで大盛り上がりのままに、

終了しました。




特に息子は相当気に入ったようで、

お風呂のあとも、何度か、




「ねぇねぇかあさん、これであってる?」




と言って、歌いにきました。




次の日もまた公園に行きながら、、、

お風呂につかりながら、、、

思い出した時に歌っていました。




で、その後はしばらく

「英語で歌おう」の活動を、

忘れてしまっていました(^^;)。




(そのくらいゆるくやっています。)




で、おととい、2週間以上のブランクを

経て、急に息子が、




「かあさん、


サンデー マンデー チューズデーの歌、


歌って欲しい?^^」




と聞くので、



「え、まだ覚えてる!?うん、歌って!^^」



と頼むと、




なんと、覚えているではないですか!!




適当にワイワイ歌う事を、数日やり、

その後は2週間くらいブランクが

あったというのに、まだ覚えていた

ということに、すごくびっくりしました。




子供が秘めている無限の能力を、

目の当たりにした気がしました。




改めて思うのは、




子供というのは、お母さんが楽しそうに

やっていることにはものすごく興味を

持ち、一緒に吸収してしまうんだな、

ということ。




何時間もかけて覚えさせようとした

わけでもない、時間にしてほんの

数十分程度なのに、この定着!




本当にびっくりでした。




それに加えて、発音の正確さ。




いや、もちろん、まだ口の構造、

舌の使い方の問題で、きれいに

発音できていないものもあります。




しかし、少なくとも「カタカナ発音」

のような、本来の英語の発音

から離れたものではありません。




耳から直接覚えさせると、こんなに

きれいに発音できるものなのね~と、

感心してしまいました。




文字を覚え、論理的思考が発達して

くると、人はどうしても、耳からの

情報よりも、目からの情報に頼る

ようになる傾向があると思います。




一般的に、大人になるにつれて

そうなってくるように思いますが、

「外国語の聞き取りが苦手」という

人は特に、その傾向が強いと

思います。




何か外国語で言って、



「これをそのままリピートしてください」



と言っても、それをいったん、

カタカタにでも置き換えてみないと、

まったく発音できない、というような

場合がそうです。




子供はまだ「文字」と「論理的思考」が

発達していない分、耳から入ってくる

ものを純粋に受け取ってリピートする、



その能力が高いのです。




自分の子供たちが英語に触れる

様子を見ていると、それを感じます。




当たり前ですが、これは何も、



「うちの子だから」とか、


「私の教え方がいいから」



ということではありません。




人間の子供はみな、多少の個人差は

あるにせよ、脳の発達の仕組み上、

そういう風になっています。




学生時代、バイリンガル教育について

研究していた時に、理論として学んでは

いましたが、それを実践の中で見出して、

感心しているところです。




こんなにも、子供たちが私から吸収して

くれるのなら、良きお手本となるべく、

私ももっとがんばらなきゃ!(^0^)




と、素直に思えます。




ちなみに、以前の記事にも書きましたが、



生身の人間が間に介在することなく、



ただ、外国語のテレビを見せること、


ただ、外国語のCDを聞かせること、



には、それほどの学習効果が期待

できないと思います。




「子供用学習教材」としてちゃんと

開発されたDVDなどに関しては、



指導に従った使用法をすることで

ちゃんとした効果が出るかも

しれません。


(あくまで私は経験がないので、

なんとも言えません。)




しかし、たとえば普通の英語

ネイティブの子供が見ているような

アニメや何かを、まだ英語力が

そんなにない子供に見せても、




動く映像が興味をそそるから見る

だけで、「言葉の習得」には、

あまりつながらないと思います。




テレビから新しい言葉を習得する

ためには、ある程度、その言語を

理解している、という前提条件が

必要となります。




たとえば、7割理解できる話の中に、

わからない単語が混ざってきたら、

7割の情報を元に推測して、


「これって何だろう?」と思った言葉の

意味を予測することができます。




それが「学習」です。




しかし、わかるものがひとつもない

状態であれば、


「これって何だろう?」


さえ起こらないのです。


全部わからないのだから(笑)。




そういう理由で、語学力がほとんど

ない状態で、「○○語のシャワー」を

浴びることには、あまり効果が期待

できません。




もし、英語のアニメなどを使って

子供に英語を覚えさせたいと思ったら、

親自身も一緒に見て、解説して

あげるといいと思います。




例えば、



「ほら、今、I'm happy! って言ったね。


嬉しい!って言ったんだよ。」



という風に。




簡単なキーワード、フレーズを

拾って提示してあげることで、

「子供は学ぶとっかかり」をつかむ

ことができます。





子供たちが、一緒に歌った歌を

あっという間に吸収した経験を

踏まえても、




やっぱり、手間をかけて、親自身が

自分も学びながら、一緒に触れる

というのが、最も効果の高い方法

なのだなぁ、、、と感じます。




教える自分の発音などに自信が

ないのなら、「シャドーイング」などを

日々繰り返せば効果があります。




特に子供がまだ小学校低学年

くらいまでならば、英文法を教える

必要もありませんので、




本気でやりたければ、難しいこと

なんてないと思います。




最低限、絵本を音読してあげられて、

簡単なフレーズの使用例を

ロールプレイなどで示してあげられる

ようになればいいのですから。




本を読み聞かせて、簡単なフレーズに

一緒に触れて、


「外国語って、なんか面白い」


とうっすらとでも思ってもらえれば、

それで十分だと私は思っています。




そして、特に日常に必要のない

外国語を子供に教えるにあたっては、

あくまで、親自身に、



「外国語の楽しさを、ぜひわが子に

感じてもらいたい!」



という気持ちがあれば



の話であって、



みんながみんな、



「英語は将来きっと役に立つから、

わが子にも、早くから教えなきゃ!」



という焦りの気持ちや、



「自分が語学はできなかったから、

子供にはできるようになって欲しい、、、」



という親のコンプレックスから

やらせるものではない、

と思っています。




私の場合は、私自身が、


「ことば」というものがとても好きで、


「ことばが人に与える力」


というものをすごく意識していて、




だから自分の子供たちも、


ことばを豊かにすることで、

自分をより自由に表現できる人生、

世界を精一杯楽しんで欲しい、




ということが一番の原動力となって、



子供の言語習得に向き合っています。




英語に時々触れさせているのにも、

そういった思いがベースにあります。





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