独学で、どんなレベルから始めてどこまで伸ばしたのでしょう? | 沖縄で語学と日仏バイリンガル教育と

沖縄で語学と日仏バイリンガル教育と

フランスで6年、東京で4年過ごしたのち、2020年8月に私の故郷(夫と出会った場所)沖縄に来ました。
2011年生まれの息子、2013年生まれの娘がいます。
2020年8月より、沖縄在住。
公立小+おうちフランス語で日仏バイリンガル育成中。

作日は、独学コンサル9月開始コースの受付開始日
でした。なんと、開始から30分で定員に達してしまい、
驚きました。



皆さんの熱意をものすごく感じ、私もビシッと身が
引き締まりました。



受講を決意して下さった皆様、ありがとうございます。
語学人生のターニングポイントとなるような、「濃い」
一ヶ月間を過ごしましょう。



また、これまでに受講してくださった方々より、
「継続コースも設置して欲しい」との声も頂いて
おります。



こちらも前向きに検討中ですので、今しばらくお待ち
頂けるとありがたいです。



皆さんのおかげで、こうして、自分の願い・思いを
形にし、少しずつではありますが発展させていけている
こと、とてもありがたく、感謝の気持ちでいっぱいです。



今週に入ってから、立て続けに、以前からブログで
交流させていただいている方たちからの応援メッセージ、
「初めまして」の方々からとても感動するような(ブログの
記事に対する)感謝のメッセージや、感想のメッセージを
頂いています。


メッセージを頂いたときには、その方のブログを拝見させて
頂いているのですが、皆さんに共通しているのが、自分の
望む人生を正直にまっすぐに生きていらっしゃるということ。


コンサルを通して出会う方たちをはじめ、ブログを通して
出会う方たちが、素直で温かく熱心で、いい刺激をもらえる
方たちであること、本当にありがたく思います。


今日もこの記事を読んでくださっている皆様に、
心から感謝です。

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以前、こんな質問を頂いたことがありました。


「ムツミさんは、英語の独学を、どのくらいのレベルから
はじめて、どのくらいのレベルまであげてこられたの
でしょうか?」


コンサルの受講を検討されていて、事前相談の段階
だったので、すぐにお返事を書いてお送りいたしましたが、



言われてみれば、こういう事をブログに細かく書いた
ことがありませんでした。



もともとこのブログのテーマがフランス語なのもあり、
自分の英語の成長歴のようなものは、書く機会が
ありませんでした。



コンサルをはじめたことで、英語を接点として繋がる
方もだいぶ増えましたので、今日は、私の英語について
書いてみます。




英語の場合、「独学」と言っても、学校教育に英語が
導入されて以降の時代に生まれた普通の日本人で
あれば、本当の意味で「ゼロ」からの出発にはならない
と思います。



完全にゼロからの出発というのは、アルファベットの
読み方も知らない、ごく簡単な単語(ウォーター、
アップルなど)の意味も知らないということです。


なので、私が英語を「独学」という場合、学校英語を
終えて以降、という意味で使っています。


私の英語独学は、高校を卒業して、大学受験に失敗した
ところから始まりました(参照記事 )。


それまでは、普通の日本の英語教育を受けて、ごく普通に
勉強してきました(英語系の学科でもないです)。


ちなみに、英語や外国に接点のある家庭に生まれたわけ
でもなく、小さい頃から英語を習っていたということもないです。


独学開始時点で、どのくらいの英語力があったか?という
質問には、「日本の普通の高校を卒業したレベル」と答えます。


特別会話ができたわけでもなく、一般の日本人学習者の
傾向にありがちなのと一緒で、聞き取りなど、音的な面は
弱かったです。


そんな感じのスタートでしたが、大学の英語の授業に絶望し、
「これを受けていても自分の求めている英語力は身につかない」
と悟り、自分で勉強するようになってから数年後、


英語で会話をしていると、英語ネイティブに、

「普通の日本人の英語と全然違うけど、英語圏で育ったの?」

と聞かれるようになりました。



これは、留学先でもよく聞かれました。

外国人に「出身は東京か?」と聞かれ、沖縄だと答えると、

「あー、基地がある島だよね。だから、小さい頃から英語を
話していて、うまいんでしょう?」

と言われたりもしましたが、基地はまったく関係ありません。



ちなみに、「留学」と言うと、「それは独学じゃないですよね?」
と思う方がいるかもしれません。


人によって定義は様々だと思うので、

「留学したなら独学とは言わない」

と思うのであれば特に否定はしませんが、私の中では、
「語学留学」と一般の「大学留学」は別物として
考えています。


留学した一年間、私は「英語を学ぶために」滞在したのでは
ありません。


「英語で」授業を受けて、その授業の単位を取るために
(それが交換留学の条件です)、一年間を過ごしました。


そのために、日本に居る間に、自分で、英語で授業を受け
られるだけの力を身につけました。


留学先で、学期が始まる前に、大学準備コースという講座を
受けましたが、それはあくまで、「英語の勉強」ではなくて、
レポートの書き方や、プレゼンテーションの仕方、ディスカッションの
仕方などを学ぶ場でした。


もちろん、大学で授業を受けて、参加していく中で、英語が
鍛えられたのは事実です。


しかしそれは、私の英語力を作ったほんの一部に過ぎず、
多くは独学での積み重ねで成しえたものだと思っています。


独学開始から4年(大学卒業時)の時点での私の英語力は
英検準1級、TOEIC800点前後くらいだったと思います。


それから更に独学を続け、途中伸び悩んだりもするのですが、
3年くらい経つ頃に、TOEIC900点を突破し、次に英検一級を
クリア。


この二つにより、英語の最後の壁を突破できたような
感じでした(独学開始から7年)。


その頃からは、仕事で英語も使うようになっていましたが
一緒に仕事をしている英語ネイティブには、英語圏の大学を
卒業したのか、と聞かれたりするようになり、留学経験は
1年弱と言うと、驚かれた(驚いたように反応してくれた?)
ものでした。



独学開始から7年で、一応、英語の最高資格に分類される
ものを取得できたのは、早いと感じるのか遅いと感じるのか、
人によりけりだと思いますか、私自身は、まだ子供が居な
かったぶん、仕事があっても、自分のやる気と工夫次第で
勉強する時間を作れた、という意味で、そこまで「困難だった」
という気はしていません。



決して、「楽だった」と言いたいわけではありません。



常に努力はしましたが、苦しいとか、辛い、という思い出は
全くなく、語学の向こうに広がる世界、自分の成長、
可能性の開花、それらに思いを馳せながら、毎日ワクワク
勉強していた自分が思い出されます。

自分を信じ、励まし、夢を見ながら歩む日々。
それは、人生を楽しく、豊かにし、人を輝かせる力を持っている
と思うのですが、「語学の独学」というのが、私にとって、まさに
それなのです。



今後も、仲間と共に、そういうアツく、眩しい日々を
過ごしていきたい。。。



この記事を書きながら、その思いを新たにした次第です。