沖縄で語学と日仏バイリンガル教育と

沖縄で語学と日仏バイリンガル教育と

フランスで6年、東京で4年過ごしたのち、2020年8月に私の故郷(夫と出会った場所)沖縄に来ました。
2011年生まれの息子、2013年生まれの娘がいます。
2020年8月より、沖縄在住。
公立小+おうちフランス語で日仏バイリンガル育成中。

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前回の更新からまた間が空いてしまいましたが、

息子の中学受験について思う事があり、

久しぶりに書きます。

 

 

 

小5の4月から、受験勉強を始めた息子。

 

小学校の授業が暇すぎて辛い。

やる気がなくて授業の邪魔をする人がいると、

ずっとそこで立ち止まるから退屈。

 

そんな不満を毎日のように口にするようになり、

 

「じゃぁ、中学受験してみる?

試験を受けて入る学校だと、

暇すぎて辛かったり、やる気のない人が

授業妨害をするって事はまずなくなるよ」

 

という話をした事がきっかけでした。

 

 

 

私自身、公立中出身なので、

お世辞にもいいとは言えないその環境に

我が子を送る事に、

多少なりとも抵抗があった、

という背景もあります。

 

 

 

そういう流れで決めた中学受験ですが、

我が家の方針として、

 

受験勉強が、今の生活スタイルを

犠牲にするものであってはいけない

 

というのは一つ譲れないものでした。

 

 

 

塾通いをすると、どうしても

寝る時間が遅くなったり、

週末も塾で埋まりがち、

という理由で、

受験勉強の方法としては、

Z会を選びました。

 

 

 

自宅でコツコツ送られてくる教材をこなし、

大手塾が主催する模試などは、

今の実力把握のために積極的に受けてきました。

 

 

 

1年やって来ての率直な感触としては、

「合格も夢じゃない」というところ。

 

 

 

手探りではありますが、

いい調子でここまで進んでこれたと

思っています。

 

 

しかし。

 

 

数か月前から、

親子で受験に対する迷いが出ております。

 

 

 

そのきっかけは、

めでたく実際に合格できたとして、

「その先の日常生活ってどうなる?」

というのを具体的にイメージしたところから

始まりました。

 

 

 

公立中と比べると朝もスタートが早い。

土曜日も隔週で授業。

夏休みは公立中の半分以下。

 

 

 

これを本人が「よし」とするなら

いいのでしょうが、

息子はものすごく抵抗を示しており。

 

 

 

フランスのメンタルをしっかり

受け継いでる息子は、

「休みがあってなんぼ」な価値観なので、

「忙しすぎるのは嫌だ」と。

 

 

 

で、実際息子を見ていると、

必ずしも長時間時間をかけなくても、

こなすべきことをこなせているもんだ、

と思わされる事がよくあり、

 

もしかするとそれは、

「ほどよい隙間があってこそ」の

効率の良さなのでは?

と思う節もあるのです。

 

 

 

そこを、

スケジュールでぎゅうぎゅうにして

余裕をなくしてしまう事によって、

今上手く回っているものが、

おかしくなってしまうかもしれない。

 

そんな不安も出てきます。

 

 

 

そして、何者でもないくせに

ちょっと生意気な事を言いますと、

 

今の世の中の流れを考えると、

旧来式の詰め込み方式の教育方針も、

なんだかちょっと違うんでは、、、

とも思ったり。

 

 

 

中高一貫のシステムに入る事で、

本来の高校受験の時期にゆとりができるので、

多感な時期にひたすら受験勉強!

という必要がなくなり、

勉強だけにとどまらず、

ボランティア活動をしてみたり、

好きな活動に熱中できたり、

人間としての幅を広げられるような経験にも

色々取り組めるのではないだろうか?

と思い込んでいたのだけども。。。。

 

 

結局、

希望していた中高一貫校のカリキュラムを

調べてみた所、

中1からひたすら先取先取りで進めていき、

高2までに高校の学習範囲を全て終わらせ、

最後の1年間を受験勉強に活用、

というしくみになっているようで、

なんだかなぁ、、、

と思ってしまって💦。

 

 

 

やっぱり、世界を見渡すと、

「とにかく量で勝負!」という

日本の価値観って、

ちょっと時代遅れでは、、、と

思ってしまうのです。

 

 

 

量で勝負だと思いこんでいるから、

「授業数を増やす!」

という方向にしか力を入れていない、

と見えてしまう。

 

 

実際、進学校等のHPを見ると、

授業数の多さをアピールしているところが

本当に多いんだけど、

それにもまた、うーん、、、となる。

 

 

 

でもまぁ、学ぶ姿勢のしっかりした

クラスメイトが多かったり、

学ぶ環境としてはいいと思うので、

最悪、入ってみて体力的にキツければ、

適当にサボればいいのか?

とも思ったり。

 

ただ、他に選択肢がなければそれもありかも

しれないけども、

でもやっぱり気持ち的に

スッキリはしない。

 

 

 

 

そんな今日、

オンラインセミナーで、

高校までずっと公立出身で、塾にも通わず、

沖縄から東京大学に合格した仲間令さんの

お話しを聞いて、

環境も大事だけども、

究極的にはやっぱり「本人の意思」

なんだなぁ、、、と思わされました。

 

 

 

いい環境を選ぶに越したことはないけども、

それが全てではない、と。

 

一番大事なのは、

本人の目標がはっきりしていて、

未来に向けての「想い」を持っている事。

 

 

仮に運よく合格できたとしても、

 

受験した学校に行くのか?

ゆとりの持てる公立中に行くのか?

 

よく分からなくなってきた今ですが、

ひとまず勉強しておいて損はないのと、

息子も勉強を続ける事に前向きなので、

とりあえず、この一年間、

サポートしていきます。