・・・ということで、それぞれ名前、旧姓、生年月日も書くように言われて、記憶を遡ったのですが、度重なる母の結婚・離婚もあり、戸籍全部事項にある情報しか遡れず。
103歳で存命の祖母と98歳で存命の祖父に、それぞれの家系を聞くように言われたので、父に頼みました。
すると、超高齢の2人はアルツハイマーで、兄弟の名前がばらついたり、兄弟・姉妹の数が減ったり増えたりとヒッチャカメッチャカ
そして、父もそれ以上調べようがない理由が戸籍の法律改正が昔にあったこと。
更に、度重なる戦争でデータがない家族がいたのです。
そうなると、頼れるのは、本当に祖父母の記憶のみなのですが、2人ともアルツハイマーとなれば、仕方がないです。
つい先々月には、誤って古いゆで卵を2人で分けて、超高齢夫婦で食中毒で入院、そのままコロナで入院延長、更に祖父に癌が見つかり入院延長で、やっと退院した2人。
超高齢夫婦のアルツハイマー加減は、入院中に更に進行し、103歳の祖母がまた98歳の祖父に一目惚れして、家系図の話どころではないらしいのです
そんなこともあって、父も家系図は全然遡れなかったらしいのです
というのも、結婚した女性達が除籍とされているからです。
そして、外国人夫と結婚した私は、日本では筆頭者です。
これにもビックリ
更に日本の役所で私の戸籍全部事項を取り寄せようと妹にお願いした時に、妹も婚姻後でした。
そのため、役所の方に、妹も私も婚姻後に姉妹関係は切れているので、委任状の続柄で”姉妹”とは使えないと突き返されたのです。
その経緯をお義母さんにお話すると、お義母さんは目を見開いて驚かれていました
フランスなら、男も女も関係なく婚姻後も家系図に載るし、なんなら婚姻後の子どもや親戚分まで載るそうです。
なので、血縁関係者と配偶者であれば基本、役所手続きだってできるので、婚姻後に血縁関係者の書類手続ができない日本の戸籍システムに非常に驚かれました。
こう考えるとフランスは、日本のような戸籍制度こそはありませんが、家系図がどんどん縦にも横にも延びていくのが分かりますね。
今後、この家系図も、私達の子ども、またその子ども、孫の子どもと生命のバトンを繋いでいくわけです。
マルタン家の500年以上の歴史と共に、この家族を大事にしていきたいと思えた出来事でした。
ではまた近い内に
À bientôt