修学旅行の思い出 | いい加減にしました!

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ふらんすばかの後悔日誌

良い思い出かどうか。

 

この動画を観ていて思い出した。

 

私の高校時代の思い出

 

修学旅行なのに知らない土地でレンタル自転車を借りたオリエンテーリングだった。

 

普通に淡々と予定通り行動すればなんてことない課題だ。

 

グループ行動で班が作られたのだが、私の班は周りとはちょっと違う。

 

学年でも有名な不良数人と不愛想で陰キャの根暗の数人。

 

水と油以上になじまない連中を私が学級委員だからという理由でまとめることになった。

 

「オレら勝手に行動すっから!」そう言って団体行動を不良たちは拒否。

 

不良連中を怖がる陰キャ君たちは参加辞退したいから理由を考えてくれと。

 

どいつもこいつも自分勝手で頭が痛い。

 

私は学級委員だったが修学旅行の実行委員も兼任していて正直かまっている暇なし。

 

何も対策しないままオリエンテーリングの当日。

 

陰キャ君たちを何とか新幹線の中で説得して傘下の了承を得たが

 

不良グループたちはすぐに行方不明、話す機会がないまま。

 

出発と同時に不良グループが自転車で猛ダッシュで逃走

 

説得して参加してもらった陰キャ君たちを見捨てる事も出来ずに

 

途中までコースを陰キャ君たちと回って中継地点で陰キャ君たちをゴールへ

 

行くように指示して行方不明の不良グループを一人で探し回る。

 

何やってんだか。

 

何とか不良グループを発見したのはゴール地点間近の場所だった。

 

先にゴールした陰キャ君たちは事の全てを先生に報告

 

班の統制が取れなかった責任として私が呼ばれた。

 

言い訳する気にもなれないのですべて私の責任です、と言うと

 

うしろに並んで立っていた陰キャ君たちと不良グループが

 

そうそうとうなずいている、オイオイ!

 

ここでかばうのが青春劇ではないのか。

 

しかも先生はそれを真に受けて私が責任取って廊下に正座数時間。

 

ずっと青春ってなんだろうと、理不尽の構造についてとか

 

そんなことを考えながら指をさして笑う同級生をボーと眺めながら考えた。

 

修学旅行から帰ってしばらくして席替えがあった。

 

私は三人の同級生に振られたのだが、左右と後ろに私を振った女の子たち。

 

前の席にはクラスで一番空気が読めない能天気なテニスバカ。

 

運ってなんだろう、もしかして陰キャって楽なのかな。

 

答えを出さない事を考えることで時間をやり過ごした学生時代だった。