昨年夏の発表会で「コッペリア」の「祈り」を踊りました。

 

振り付けが簡単だったので、そのぶん心を込めて踊ることができたのがとても印象的でした。

 

            

 

どんな心を込めて踊ったかというと… 

 

それは、会場にいらっしゃるお客様全員が幸せな時間を過ごせるようにという祈り、それから、バレエに携わる人たち全てが幸せになりますように… そして、自分が大好きなバレエを続け、年齢や環境などの様々な障壁を越えて舞台に立つことができた幸せ… 

 

これらすべての祈りを、万感の想いを込めて踊ることができました。

          

         

 

大人になって、子供の頃できたテクニックができなくなるのは当然のこと…

悲しい現実ですが、バレエをやっていると、つくづく体って消耗品なんだなあと思い知らされます。

 

体力・筋力も若い頃より劣っているし、10代の頃は、グランジュッテで体がふわっと宙に浮く感覚があったのに、今は全然…(^_^;)

 

捻挫の後遺症や股関節の痛み、膝の負傷等々に日々悩まされ、いつまでバレエを続けられるんだろうと思い悩むこともありますが、「祈り」を踊って、こんな風に、テクニックではなく踊りに「心」を込めて踊るという方法があるんだなあと気づかされたのでした。

 

            

 

バレエはハードなジャンルですから、大人がバレエを続けていくというのはなかなか大変なことですが、バレエを愛する「心」だけは何物も妨害することはできません。

 

一緒にお稽古している仲間たちや、ブログの様々な人たちの投稿にもいつも励まされています^_^

 

バレエを愛する皆様、これからもともに頑張りましょう!^_^