今日はクラシック・バレエのバリエーションについて書きたいと思います。

 

バレエのバリエーションには実に様々なものがありますね。

私が子供の頃と今では流行が異なっており、発表会やコンクールを見に行くととても面白いです。

 

定番の「オーロラ第3幕」や「ジゼル第1幕」、「黒鳥」、「コッペリア第3幕」などの他に、最近人気があるのは「エスメラルダ」のタンバリンのバリエーションでしょうか。

 

https://www.youtube.com/watch?v=50lAMbJUXfc

 

↑これはミコ・フォーガティさんによるエスメラルダ。

 

この踊りは昔(30年前くらい笑)はコンクールや発表会ではほとんど見られませんでしたが、高度で派手なテクニックを駆使しているのでコンクール入賞を狙うにはぴったりですね。

 

あとは「ファラオの娘」のアスピシアのバリエーション。これもかつては見られなかった踊りです。

ちなみに「ファラオの娘」は、私が現在研究しているテオフィル・ゴーチエの「ミイラ物語」を原作としたバレエです。

 

https://www.youtube.com/watch?v=UlvdKQP3O2I

 

↑スヴェトラーナ・ザハロワさんによるアスピシア。

 

 

私がこれまで踊ったことがある作品は、子供の頃は「ブルーバード」、「ラ・フィーユ・マル・ガルデ」、「エスメラルダ(ダイアナ)」、大人になってからは「リラの精」、「海賊」のオダリスク、「パキータ(エトワール)」など…

 

昨年は「ライモンダ」第3幕よりライモンダのバリエーションを踊りました。

昔から憧れていた踊りでしたので嬉しかったです。

 

  

 

 

↓こちらはシルヴィ・ギエムによるライモンダ。

 

https://www.youtube.com/watch?v=YjWrI5ityFw

 

で、最後に本題ですが、これまで踊ったことがない作品で、ぜひ踊ってみたい作品が一つあります。

それは、ブルノンヴィル版「ラ・シルフィード」第2幕の一人ヴァージョンです!

ブルノンヴィル版「ラ・シルフィード」から、コンサート等で抜粋で踊られる踊りは、シルフィードとジェームズの二人で踊るパ・ド・ドゥなのですが、実はこの踊り、一人で踊るヴァージョンがあります。

 

https://www.youtube.com/watch?v=E0dwVNZP4po

 

↑こちらはおなじみのパ・ド・ドゥのヴァージョンですが、同じ音楽でシルフィードのみのヴァージョンがあるんですね。

 

橘バレエ学校の卒業公演で以前よく踊られていたのですが、YouTubeなどで探してみても見当たらないんです。

 

どなたか、一人ヴァージョンの「ラ・シルフィード」バリエーショの映像をご存知ないでしょうか?? 

もしご存知の方がいらしたら、教えていただければと思っています^_^