「全ての人が等しく音楽を楽しめる日」

としてフランスから世界に広まった音楽の日(fête de la musique)は、街中でおこなわれるさまざまなコンサートが無料で楽しめる日です。


日本でも「音楽の祭日」は2002年から開催されています。

フランスでこの催しがおこなわれているのを知っていた私は、この立ち上げの年から数年、スタッフ&出演者として関わっていましたので、ちょっと思い入れがあります。

Fête de la musique の日をフランスで過ごしたことは以前にもあります。

その時はパリにいました。

昼間から色々な場所を回ってみたら、レアールやリュクサンブール公園等でコンサートはありましたが、やはりメインは夜です。

1番陽が長い夏至の日(6月21日)ですから、明るい夜を楽しもう!さあ、夏が始まるぞ!といった感じで夜を楽しみます。


フランスをはじめヨーロッパでは、どの街に行っても色々なライブ、コンサートがおこなわれていますが、何か大きなイベントはないかなと探してみました。




すると、21日の夜21時~0時半にFrance2テレビで生中継されるfête de la musiqueコンサートが、毎年、どこかの街で催されることを知りました。

今年の出演者は40人ほどいて、パトリック・ブリュエル、パスカル・オビスポ、ザジーの名前があります。

他にも、最近ラジオで紹介したばかりのジュリエット・アルマネやヴィアネも出演するとのこと。司会者は歌手のGarou。

豪華メンバーです。




「2022年はモンペリエ、さあ、今年の開催地はどこ?」

と書かれたページが出てきて、どこでおこなわれるのかは、1ヶ月前でもまだ発表されていませんでした。


その放送は、もちろん日本ではインターネットを介しても見ることができません。

では例えば、お隣の国ベルギーでも観ることができるのか?

その辺がはっきりわかりませんでした。


21日は水曜日で週の真ん中なので、その日にフランス国内にいようと思うと、ベルギー旅行は、週の前半でも後半でも2泊だけの駆け足旅になります。

ベルギーは全く初めてなのですが、パリから直通で簡単に行けるブリュッセルはあきらめて、せめて、アントワープ、ブルージュ、ゲントの3都市と考えてもちょっと忙しい気がします。

21日の宿泊をフランスのリールにすれば、ゲントが近いですが、テレビを見るために国境を行ったり来たりするのは面倒な気もします。

 

そんなことをあれこれ悩んでいると、出発の約2週間前にイベント開催地が発表されました。

ランス(Reims)!


それを知った途端に、チケットが取れたら行きたい!と思いました。

ランスはパリから東へ1時間弱です。

うまくすればランスに行った足でベルギーに行けるかも・・・


これが、ニースやマルセイユ、トゥールーズだったら、現地に行くことは考えずテレビで観ようと思いましたが、ランスなら場所的には行きやすいので心が揺れます。

 

音楽の日の催しなので、入場は無料ですが、整理券のようなものは必要なはずです。

申し込みについては、ランス市のSNSで発表されるとのことでした。


ランス市のfacebookページです↓




もしチケットが取れたら21日はランスに行こう!