私がリモージュの翌日、リヨンへ移動したのは2007年でした。
しかし、今日検索しても、列車運行の様子は変わりありません。
リモージュでPascal Obispo のコンサートを観て宿泊。
翌日はLyon(リヨン)で、Michel Polnareff のコンサートの予定でした。
リヨンではこの日、国際会議があるとかで、ホテルは市内中心部では取れなくて、列車で2〜3駅離れた郊外でした。
先にホテルに荷物を置いて、コンサートに行く、という予定ですから、早めにリヨンに着きたかったのです。
リモージュからリヨンは地図で見るとほぼ真東です。
山を横切る感じではありますが、距離は400キロ位です。
国鉄の路線もあります。
でも、列車を調べてみると、2回乗り換え、4時間半くらいかかりますし、1日2本しかありません。
それに、検索して出てくるお勧めルートのほとんどはパリを通るものなのです!
一旦、TGVでパリへ上り、そしてまたTGVで南へ下るというルート。
時間的にはこちらも4時間以上かかりますが、本数が多いです。
また、トゥールーズ経由もありますがこれはもっと時間がかかります。
一度パリへ行くなんて、なんだか無駄な動きのように思えますが、
本数の少ない移動では、もし先の列車に遅れが出たりしたときにどうにもなりません。
結局、TGVを乗り継いで、パリを経由して移動しました。
地方都市を回る旅行を計画する時は、いつもこの時の経験が思い浮かびます。
日本は細長いので、東京からなら北へ行くか西へ行くか、出発する時から方向が決まっているので、移動途中に東京へ戻る動きはあまりしないと思いますが、
フランスの鉄道網はパリを起点に放射状になっています。
しかも、パリはフランスの中心にあるわけではなく、かなり北寄りの位置なのです。