大学生の頃だったか、神戸のスイーツ店アンリ・シャルパンティで初めて食べたフランス生まれのお菓子。
その時の驚きと美味しさと、何より贅沢感が強く記憶に残り、今でも幸せを感じることのできる憧れのスイーツ。

それは、クレープシュゼットです。

屋台で焼き立てをくるっと巻いてくれるクレープも大好きですが、クレープシュゼットはお店の席に座らないと食べられない特別なもの。

アルコール分は蒸発しているとはいえリキュールの香りが、子供のオヤツじゃない、大人のスイーツなのよ!と主張しています⬇︎

写真を見たら、
え!?これが?地味…
と思われるかもしれませんねぇ、写真ではね爆笑
見た目地味なのにお値段は高めニヤリ
(現在アンリシャルパンティエでは1200円)

どんなものかと言うと、砂糖をかけたクレープにグランマルニエを注ぎ、火を付けたもの。
このクレープの魅力の半分は、そのパフォーマンスにあります⬇︎



目の前のクレープから炎が上がる様子はやはり特別です。
火を付けることでグランマルニエのアルコールは飛びますが香りは残ります。
また、砂糖が溶けて混ざりソースになります。
オレンジの香りが上品に鼻をくすぐる。

その起源については諸説あるようですが、1番よく聞くのはこれ⬇︎

1895年、料理人アンリ・シャルパンティエがレストランでイギリスの王子エドワード7世とその恋人に作ったお菓子だという説です。
しかも、失敗から偶然生まれたのだとか…

フレンチレストランのコース料理のデザートリストに載っていることもあります。
フランスでは、店内で食べるクレープ店なら大抵メニューにあります。

次回は、昨年クレープシュゼットを食べたフランスのお店をご紹介しますウインク