私は、ババ・オ・ラムというケーキが大好きです。
ブリオッシュのような生地のケーキにラム酒をひたひたにかけ、クリームを添えて食べます。
ババオラムは、ルイ15世の妃の菓子職人だったストーレーが発明したと言われています。(ストーレーのお店は今もパリにあります)
でも実は、このケーキは、250年くらい前に、ロレーヌ地方のここナンシーで生まれたものなのだそうです。
スタニスラス広場に銅像もあったスタニスラス1世は、ポーランド王の座を奪われ亡命し、ローマ皇帝からロレーヌ公国を任されたロレーヌ公です。
このロレーヌ公のために作られたものが原型と言われています。
ババオラム好きとしては、是非ナンシーで食べたい!と思い、ツーリストインフォメーションでお店を尋ねたのですが、あいにく日曜日だったので、ケーキやさんは閉まっているとのこと。
でも、ここならきっと!という有名なカフェに行ってみました。
駅のすぐ近くにあるエクセルシオール・フロです。
実はブラッスリーで、食事もできます。
ここは、内装を見るだけでも価値があると言われる美しいお店です。
店内はどちらを向いてもアールヌーヴォーの装飾!
照明も調度品も全てが作品のよう・・・
チューリップ型のフードが特徴的↓
窓の形も天井も凝った造りです。
ババオラムと紅茶を注文しました。
紅茶は、1892年創業の仏コーヒー・紅茶専門店「コントワール・リシャール」のティーバッグで、フレーバーが選べました。
メニューもステキ↓
美しいカフェでのティータイム。
ラム酒をたっぷりかけて至福のひとときでした
生地もしっとりしていて美味しかった!