サンジャンドリュズの街の一番中心となるガンベッタ通りに、
サンジャンバティスト教会 があります。
この教会の内部の荘厳な空気、内装の高貴さは独特で、必見です。
外観はどちらかというと地味な感じです。
入口もごく普通です。
しかし、内部は今まで感じたことがないような雰囲気、見たことがない装飾の空間です。
祭壇の彫刻はキラキラではなく燻した金色、細かな彫刻が素晴らしく、荘厳な感じがしました。
天井はアーチになっており、左右と後ろに木製のバルコニーがあります。
三方にバルコニーがある教会は初めてみました。この地方独特のスタイルだそうです。
天井から船の模型が掲げられているのも特徴のひとつです。
何故、船の模型なのか?
この町は昔は漁業で栄えたため、漁業に従事する家族の無事を願って祈ったのです。
17世紀、フランスとスペインの戦いの後、フランスが勝利し、ピレネー山脈を境界とする国境を確定、ルイ14世は国益のため、スペイン王女と結婚しました。
ルイ14世とスペイン王女マリー・テレーズとの結婚式がおこなわれたのが、
2国の国境に近いサンジャンドリュズのこの教会です。
サンジャンバティスト教会
Eglise Saint-Jean-Baptiste
Rue Gambetta, 64500
Saint-Jean-de-Luz,