水沢峠経由➪宮越山(1029.7m)➪鎌ケ岳(1161m) | 愛すべき日々

愛すべき日々

孤高のバイク乗り

 

 午後雨の予報で

 梅雨の合間を縫うように、4週連続の土曜日山行。

 

 早朝6時15分、四日市市宮妻峡駐車場を出発。若かりし頃、妻とデートを重ねた場所でもあった。結婚してからは初めてこの駐車場にやってきたが、全然変わっていなかった。

 

 今日は、水沢峠を目指してからの鎌ケ岳登頂が目標。ただし天候次第では宮越山(水沢岳)登頂で引き返すプランもあり。ここ、宮妻峽はキャンプ場のベース基地として有名。また、入道ケ岳、鎌ケ岳と鈴鹿の山々への入り口でもある。

 

 途中まで舗装路の林道を登り途中登山道へと入る。7時50分水沢峠到着。約1時間半。最後の急峻は道もなく、谷道の岩不安定な岩場を黙々と上った。さあ、鎌尾根に入るぞ!

 

 鎌尾根を歩くこと20分。予定通り宮越山(水沢岳)に到達。今日の目標地の一つ。1,000m超え。

 

 宮越山山頂から次の目標地(鎌ケ岳)を見ると。あんな遠くに。天気も悪くなりそうな気配だが、目視できるところがポイント。そして、登ってきた山道が予想以上に厳しかったので、このまま引き返す選択肢は消えた。つまり、ここから先に進むということだ。

 

 すぐに下り。キノコ岩の大群。ざれた花崗岩の岩々は鈴鹿の名物風景。宮越山から下りきったところ。鎌ケ岳を目指す尾根すじはアップダウン。じわじわと体力を奪っていく。

 

 少しずつではあるが鎌ケ岳が近づく。まだまだあります。今日は嫌というほど鎌ケ岳をみながら歩く。誰一人としてこの尾根を歩いていない。独り占め。

 

 衝立岩手前。鎌は一番奥。その前に今日攻略しなければならない難所がいくつも現れる。

 

 

 衝立岩攻略。岩を目の前にした時は、こんなとこロッククライミングやんか?と思ったが、裏にまくように鎖で上っていくことになった。しかし、この時点で塩分が足りないのかめまいが。先週同様、夏の登山の過酷さを体感。まずい。

 

 それでも左手に鎌ケ岳が近づいてきた。でも右側にまだ山がある。ということはアップダウンがあると予測できる。

 

 来たぞ!来たぞ!来たぞ!多くの山超え。目の前に立ちはだかる鈴鹿のマッターホルン。今日ほど、その言葉を実感したことはない。最後に岩場を上らなくては頂上にはたどりつけない。

 天候はかろうじてもった。いざ、頂上へ。

 

 きついのだ。既に身体は悲鳴をあげているというのに、最後にこの急峻。為せば成る、為さねばならない。最後まで慎重に。

 

 10時17分。鎌ケ岳山頂三度制覇。先々週とは違い、御在所岳は目視できた。武平峠経由、弥一ケ岳経由とはひとあじ違う本日の山行。へとへと。

 十分に休憩をとり、10時55分下山開始。

 予定通り、カズラ谷登山道を下る。

 

 予想に反して、整備の行き届いた登山道をどんどん下る。最後にカズラ谷滝に出会った。ここで、全身を洗う。今日は山ビルの群れにも会うことなく、12時20分下山完了。

 4週連続の山行は初めて。

 2週連続、熱中症に近い症状が出たことで、塩分の補給が必要だと感じた。

 

1,292㌔㌍ 20,295歩 13.28㌔ 255階段