御池岳・鈴北岳周回 | 愛すべき日々

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孤高のバイク乗り

 

最高の山だった

 

国道306号鞍掛峠の冬季閉鎖が近づいていた。そんな中、絶好のチャンス到来。低気圧が日本海の北。高気圧が太平洋側にあり、南の風が日本列島に吹く。気温は上昇し、10月下旬から11月上旬並みの気候のようだ。とはいえ、山の頂上は10度に満たないが。春まで待つしかないかと思っていたので、この機を逃してなるものか。6時半に自宅を出発。いざ滋賀の山へ。

 

 予定していた鞍掛峠東駐車場は8時時点で満車。仕方がないので、Uターンしてコグルミ谷登山口駐車場に車をとめる。

 8時4分、コグルミ谷登山口から入山。今日は、娘は就職活動中ということで不参加。ソロトレッキングとなった。500mあまりの登山口から940m天ケ平まで約440メートルを一気に登る。谷すじは風もなくむしろ暑く感じた。防寒着も脱ぎ、秋の様相。しかし、いったん尾根筋を上り始めると風が強く、体温が奪われる。ここで再度防寒着を身に着ける。テーブルマウンテンと評される通り、山上は広大なトレッキングエリアとなっている。ここまでで約1時間の行程。当初予定していたのは、このまま御池岳に直接登頂。しかし、時間的、体力的余裕があったので、このテーブルマウンテンをトレッキングすることにする。まずは、奥の平を目指す。カルスト地形の典型的景色が眼前に広がる。ごつごつした花崗岩が、長きにわたる風雨に浸食を受け教科書の様な風景。ガスもかかり異様な雰囲気。

 

 奥の平からボタンぶちに向かう。御池岳山頂付近は見る場所が満載。南側の岩場がボタンぶち。上記写真はボタンぶちから見た山頂テーブルマウンテン。最高です。

 

 ボタンぶちには10時22分到着。すぐ北側には天狗鼻が見える。

 

 天狗鼻。落ちたら死にまする。鈴鹿山系の絶景がガスの合間から眺めることができる。スリルと絶景を全身で感じる。この後、風の影響を受けないところでもぐもぐタイム。今日はアルフォート。甘いお菓子はおいしい。水分も十分にとる。

 

 10時41分、ついに御池岳山頂へ。ガスがかかり期待していた景色は臨めず。1274mは鈴鹿山脈では最高地点である。鈴鹿10座の1座をゲット。早々に次の山へ。

 

 途中、点在する池にも立ち寄る。御池岳の名前の通り、山の頂上辺りのあちらこちらで池がある。御池岳といわれる所以である。とても素敵だ。

 

 山頂までの上りはきつかったが、登頂してからのトレッキングは今までの山で一番楽しい。景色が360度開けているので、空の青さがまぶしく、手が届きそうなぐらい近いのだ。思わず歌ってしまいそう。雪が降れば、ここは真っ白い世界。いつか独り占めしてみたいな。

 

 西を見渡せば、はるか向こうは近江。琵琶湖が遠望できる。

 

 後ろを振り返ると、今日登った一つ目の山、御池岳。もうあんなにも遠くになってしまった。

 

 11時31分。次の山、鈴北岳到着。メインが御池岳だっただけにあまり期待はしていなかったが、なんのナンノ。360度絶景の大パノラマ。左手を行くと鈴が岳に続く。今日は行かないけど、いつかは制覇したい。北に連なる山々はどこぞの山かしら?しかし、ふきっさらしの頂上なので、風がひどい。体温低下が避けられないので早々に退散。

 さあ、下山開始。まずは鞍掛峠まで気をつけながら下ろう。

 

 途中、後ろを振り返ると鈴北岳。下山は、開けた尾根すじだったこともあり気分よく下る。それにしても下って振り返ってみると、もうこんなにも離れてしまったのだと、残念な気持ち。

 

 12時16分鞍掛峠到着。奥の上りは三国岳に続く道。急坂そうな・・・。今日は行きません。

ここでほとんど終了と思いきや。峠からさらに急坂を下ることに。これが本日一番きつかった。わずか15分ほどなのだが、人が一人しか通ることができない急坂の下りは、疲れている脚にボディブローのごとく効いた。

 鞍掛峠東駐車場登山口に到着したのは12時34分。それからコグルミ谷登山口駐車場に着いたのが13時。今日も大満足の山行となった。

 

 本日の消費カロリーは1,393カロリー。距離13.91㌔ 20,840歩 204階段