曽爾高原(秋のススキ) | 愛すべき日々

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孤高のバイク乗り

 大台ケ原をあとにして、次の目的地曽爾高原を目指した。奈良県と三重県の県境に位置する曽爾村。奥香落の自然を満喫する。ここは、ススキの息吹を感じられる場所。9月~11月、まさにあたり一面ススキの穂が高原を魅せる。

 関西屈指のハイキングコースともなっている。平日にもかかわらず人は多い。夕方ともなると駐車場に入る車の行列ができる。特に土日ともなると入るのに一苦労だ。さて、一番近くの野口駐車場に車を停める。そこから頂上亀山を目指すハイキングだ。標高は849m。

 

 軽い上りをずんずん上っていく。 30分ほどで亀山峠。810mだ。そこから眺めた光景は、国の天然記念物鎧岳、兜岳、さらに屏風岩を背景に、眼下に一面ススキの草原だ。左手にはお亀池が見える。西に傾きかけた太陽の光が斜めから差し込んでいる。

 

亀山山頂からものの20分ほどで下山完了。日が傾き、日の入りまでもうすぐだ。日に照らされ金色に変わるススキをカメラに収めようと、多くのカメラマンが準備に忙しい。夕暮れに向かうにつれて多くの人がここに押し寄せてきた。帰りは渋滞間違いなし。

 

 渋滞を避けたいので、入れ替わるようにして16時過ぎに駐車場に戻る。帰り道気になったのは、兜岳と鎧岳。異様な山の形に目を奪われ、機会があればこの山々を登ってみたいと意欲をそそられた。曽爾村のパンフレットにも健脚奇岩巡りコースとして紹介されていた。おもしろそうだ。

 念願の大台ケ原、曽爾村を一気に散策。充実した一日となった。