ブログのプロフィールにも書いていますが、

昔は水泳選手とヴァイオリンの

2足の草鞋を履いている時期がありました。






もともとは顔に水がかかることが大嫌いで、

お風呂の時には仰向けになって

髪を洗ってもらっていた私でしたが、

近くのスイミングクラブの短期講習に

参加したことがきっかけで始めました。






幼稚園の年中の秋に

« お姉ちゃんは習い事を3つやってるのに

私は2つしかやってないからやりたい »

と父に直談判して許可をもらいました。






人と交渉することを生業としている父が

首を縦に振るしかない理由でした。






ヴァイオリンは残念ながら

始めたきっかけや時期が不明なので、

同級生がアニメを見て始めたと言っている時は

いいなぁと思うことがありました。






水泳が好きで始めた。

水泳が好きだけど、

音楽を職にしたいからやめた。






これが短い水泳生活の全てだと思います。



 



選手を引退した後も

近くの市営のプールに泳ぎに行ったり、

ジムに入会して泳いでいました。






ところが最近は行けていません。






時間がない、プールが近くにない

というのもありますが

なんとなく嫌です。






プールと海は全然違う。

塩素水と海水。

足がつく、つかない。






でも水という点では同じです。






父の最期は海だった。






そう考えるとちょっと辛い。

酸素がない水の中の世界を

よく知っているからこそ。






こんな感覚だったんだ、

と確かめに行く勇気が今はないです。






泳ぎたい、でも嫌だ。






これが今のありのままの気持ちだと思いました。






今のスイス生活の周りに、

私の父が昨年亡くなったことを

知っている人は数人いますが、

詳細は私が話していないので誰も知りません。






だから私が水泳やってました

と言うと、レマン湖で泳げるよ!

と誘われるのですが、、、。



 



しんどいんじゃーーー!!!




 


今まではフラッシュバックって

あんまり信じてなかったし、

精神が弱い人が起こることだって思っていたけど

これもその一種なのかなぁと考えたら

しばらくプールは避けようと思いました。