こんにちは
占い師のフランです。
占い師をしていると、それってフェイクの願いなんじゃないかなと感じるご相談をいただく事が有ります。
世間体を気にしていたり、理想の自分に近づけると信じてそれを望んでいたりと様々ですが、
そもそもその理想の自分は本来のその人のままでも実現可能なのか？
というと、そうではない場合も多々有ります。
そのようなフェイクの願いというのは基本的には叶わないものです。
もしくは、叶っても苦痛なので破綻します。
例えばですが、お金持ちの男性と結婚したいと願っている女性が居たとします。
この女性がどうしてお金持ちの男性と結婚したいのかというと、自由にお金を使って悠々自適に過ごしたいからだとします。
しかし根が自由人なので、親戚付き合いやパートナーの仕事の付き合い（パーティへの付き添いや仕事関係者の接待など）は、ぜっっっったいにしたくないし出来ない性格だとします。
この場合、お金持ちの男性と出会えたとしても、なんだかんだと理由をつけて結婚候補から落としてしまったりします。
つまるところ、本心では結婚がしたい訳ではなく、本来の自分には結婚は合っていないと解っているので叶わない訳です。
というより、叶えない訳です。
こういう方は自分で稼いだほうが性に合っています。
私自身の話をすると、若い頃はスカートにハイヒールでバリバリとオフィスで働きたいと思っていました。
しかしそれが叶って思ったのは、ハイヒールは足が痛くなるし歩きにくいのでフットワークが重くなるという事でした
オーダーメイドのスーツにも憧れていましたが、そもそも私はスーツが好きではありません
また、大手企業でバリバリ働く事にも憧れた時期が有りましたが、実際にはつまらなくてやり甲斐も感じられず、日々が灰色になってしまいました。
性格的に当事者意識を強く求められるスタートアップの方が合っていたので、自分の代わりがいくらでも居る（募集すれば人が殺到するような）企業では、やり甲斐を感じられなかったのです。
つまり全てはイメージの中での憧れだった、という訳です。
ビシッとスーツでキメて働く事で輝けるのは、その服が体に合っており負担を感じない人だけです。
ではどうしてこのようなフェイクの望みを持ったのか、ですが、その頃の私は自分の毎日の生活が嫌だったのです。
電車の乗り換え時に早歩きが出来るようにとオシャレは二の次で動きやすい服装をし、多忙でヘアサロンに行く時間が取れないので伸ばしっぱなしの黒髪でした。
かつてはオシャレが大好きだったので、その頃の自分からは随分とくすんでしまったように見えて悲しく感じていました。
キラキラと輝く自分、仕事に充実感を感じている自分、というイメージが、フェイクの望みを作り出していました。
しかしよく考えた結果、自分は家で自分でスケジュールを立てて仕事をすることが最も合っているという結論に至りました。
そうなってからは毎日小さなことにもいちいち幸せを感じるようになりました。
あなたが今望んでいる願いは、本当の本当に自分の願いですか？
違う誰かのようにならなければ楽しめない願いではありませんか？
本来の自分で居られる望みなのかどうか、自分に質問しても良いかもしれません
フラン
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