タロットが教えてくれること【魔術師】


こんにちは


占い師のフランです。


前回の記事から愚者の旅が始まりました。



本日はタロットカード大アルカナ2枚目の札


魔術師


について書いていきたいと思います。



魔術師は私達に何を教えてくれるのでしょうか？



魔術師によく見るキーワードは



はじまり


創造


才能


独創的


などが有ります。



魔術師は片方の腕を天高く挙げ、


もう片方の腕を下へと向けています。




もしも今、雷が彼を直撃したら、その電流は彼の体を通して地面へと流れそうです。



それはまるで、



天から得たひらめきや直感というものを、


この大地へと繋げようとしているかのようです。



魔術師はひらめきと行動を結びつける最初の札です。


私達も、


何か始めたいという想いや、


誰かに何かを伝えたいという気持ち


つまるところ内面を、


実際に行動に移す瞬間というのが有ります。



それこそが魔術師になる瞬間そのものと言えるでしょう。



自分の頭の中に有っただけのアイディアや想いを、


実際に手を使いこの世に生み出したり、


言葉にしてこの世に放ったりする。


それは創造そのものです。



タロットカードの魔術師は想いやアイディアを自分の心や頭の中に閉じ込めておく事はしません。



私達は誰でも皆、


実は魔術師です。



言葉を発するその瞬間、


何かを作り出すその瞬間、


この世界に存在していなかったものを創造しています。



一つ前の札である愚者はまるで自分の事しか考えていないかのようでした。



しかし魔術師は自分の外側の世界と繋がろうとします。




それは私達が赤ちゃんを経て歩けるようになった後、成長と共に家の外の世界に徐々に出ていき、



つたない言葉で友達に気持ちを伝えたり、



親しい大人を喜ばせようと絵を描いたりと、



自分というものを外側の世界と繋げていく段階に似ています。


それは私達一人一人の世界がはじまる初期のステージとも言えるのです。



私達が人生の中で愚者のようにモノを知らずに最強自由人である時期があるように、



魔術師のように自分とこの世界とを結びつけようと行動を始める時期が有ります。



その頃の私達は、純粋な想いを素直に言葉や行動にしていた筈でした。


これを言ったら良く思われないかもしれない


これをしたら評価が落ちるかもしれない


はじめはそんな事は考えていなかった筈なのです。



魔術師はそんな時期を経てきた頃のように、



素直に行動してごらん


前向きに自分を信じて言葉にしてごらん


さあ、始めてみようよ



そう語りかけてくれる事が有るのです。



お気付きの方もいらっしゃると思いますが、


愚者の旅は人間の成熟の過程と非常に似ています。




はてさて



魔術師となり外側の世界と繋がり始めた愚者はこの先どこへ行くのでしょうか？





続きはまた今度ウインク






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