こんにちは
 
私は占い師として鑑定をさせていただいておりますが、この仕事をするに至ったきっかけでもあり、願いでも有るものが有ります。
 
それは自分の人生のハンドルを自分で握ることの出来る女性が増えて欲しい
 
というものです。
 
これには私自身の生い立ちが深く関わっています。
 
私の両親は、いわゆるカルト宗教の信者でした。
 
私は二世信者として生まれ、生まれながらに当たり前に信仰を受け継ぐ前提で育てられました。
 
その宗教は恋愛や結婚の自由を禁じていた為、両親はお互いが見初めた相手ではなく、教団側が決めた相手でした。
 
信仰の継承に重きを置く宗教だった為、愛が無いのに私を生みました。
 
時間とお金の全てを宗教に注ぎ、読んで字のごとく命を宗教に捧げていました。
 
そんな両親は私に対してこのような事を当たり前に望んでいました。
 
・恋愛は絶対禁止
・同じ宗教の二世と結婚する
・信心深く有ること
 
しかし誤算だったのは、私が物凄く自我の強い子だったという事でした。
 
納得出来ない事はしたくない
何にでも自分なりの理由を持ちたい
思考停止したくない
 
そういう子供でした。
 
そして両親に懐いていなかったのです。
 
父は宗教の活動に明け暮れて早朝から夜中まで不在、母は宣教の為に海外に居た為、8歳から16歳までの間の8年程、ほとんど離れて暮らしていました。
 
それでも両親は、私が信仰を受け継ぐ事を当然だと思っていました。
 
今では両親共に高齢で、宗教の活動を何も行えません。
 
貯金も有りません。
 
今回は女性にフォーカスしたいので、母について少しお話しします。
 
もうずっとずっと前から、母は年々愚痴っぽくなっていました。
 
「私なんか死んだ方が良いのよね。はいはい。そのうち死にますよ。」
 
こんな言葉を言うようになり、もう十数年経つでしょうか。
 
母は人生が不満でした。
 
お金が無い、体調不良を治療するにもお金が無いのだ。と。
 
両親の間には元々愛は無かったので、冷え切った愛の無い、ついでにお金の無い家庭で、不安や不満、不足感まみれだったと思います。
 
私はつい数年前までこれを自業自得だと責める気持ちでいました。
 
しかし、自分自身の人生の課題と真剣に取り組み内観していく中で、母に対してこう思うようになりました。
 
母は自分の人生のハンドルを自分で握らずに生きてきたから、子供が当たり前にいう事を聞くと思ってしまったのだろうなと。
 
母は親戚の証言によると、昔からいわゆる模範的な優等生だったそうです。
 
成績優秀、素行も良かったそうです。
 
しかし、祖父(ガチガチの九州男児)は、これからは手に職をつける時代だ、と、母の進路を決めてしまいました。
 
教師が大学進学させてあげて欲しいと説得するような状況だったそうですが、母は結局、祖父のいう事を聞きました。
 
しかし、薬剤を使用する仕事だった為、手がボロボロになり物を持てなくなってしまい、数年でその道はあえなく断念したとの事です。
 
その後、信用していた人に勧誘されて入信したそうです。
 
その後の行動も、主軸に有るのは他の誰かの決定でした。
 
そのしわ寄せは全て子供にきました。
 
私は女性が自分の人生のハンドルを他人に明け渡すと子供にしわ寄せがくるのだと思うようになりました。
 
余程自分自身の心と向き合っている人でもないと、自分が当たり前に行っている事を人にも求めてしまうからです。
 
私自身の生い立ちも有ってか、昔から家庭環境について話してくれる友人が多く、その誰もが例外無く、親の課題を背負っていました。
 
お父さんへの恨みを口にする子も居ましたが、多くは「お母さんが愛してくれない」という悲しみを特に聞かせてくれました。
 
昔は、被虐待児の心のケアをする仕事に就きたいと感じていた事も有るのですが、何か違和感がずっと有り、大人が変わらないと悲しむ子供が量産され続けるだけなのではないのか、そう感じていたのです。
 
子供の心のケアは絶対に必要なのですが、私は私で大人と向き合いたいと思いました。
 
そこから紆余曲折経て、今が有ります。
 
今は大人(特に主に女性の)お悩みや苦しみを打ち明けていただく占い師という仕事をしています。
 
自分の人生のハンドルを自分で握るというのは、実はなかなかに厳しいです。
 
「親のせいで」「夫のせいで」「姑のせいで」は通用しません。
 
人のせいにしない、自分で決定するという意思と責任感を持たなければなりません。
 
基本的に究極の自己責任のようなところが有るので、とても厳しく感じる方もいらっしゃるかもしれません。
 
しかし、究極に厳しいけれど究極に自由なのです。
 
多くの女性に必要なのは、自分への厳しさではなく、自分への正直さです。
 
自己肯定感を削られ、悲しみや憎しみを抑圧しながら強く自立して生きていこうと肩肘を張っている女性は大勢居ます。
 
でも、自分の人生のハンドルを自分で握るって、男性みたいになれという事ではないのです。
 
元々、みんな好きな人生を描いて良いのです。
 
それを自分に許可出来ていない女性が本当に多いのです。
 
そのまま親になると、子供の幸せや自由な選択が許せなくなる場合も有ります。
 
そして支配的になる。
 
子供にしわ寄せがいくんです。
 
または独身であっても、自分の悲しみ苦しみは人のせいと感じていると、他人にも「そんな事くらいで。私なんてもっと大変よ。それくらい我慢しなさいよ」などと言うようになる。
 
自分の感情を自分で選べる事を知らないから、いつも「感情はもたらされるもの」という受け身の姿勢のまま。
 
誰も幸せにはならない在り方です。
 
個人鑑定でも、クライアント様が自分の人生のハンドルを自分で握れるようになれるようにと結果をお伝えしています。
 
有り難い事にリピーター様は姿勢がどんどん変化していかれます。
 
このブログやHPでも、自分の人生のハンドルを握れるようになるヒントを得ていただければと思い、発信を続けていこうと思っています。
 
女性が幸せになるのは義務のようなものです。
 
遠慮なんてしなくて良いんです。
 
ママが幸せだと子供が嬉しい
 
子供の居ない人生でも、あなたの女友達や後輩、部下、同僚は、あなたが幸せだとホッとします。
 
女性は自分を幸せにする事がまず最初の義務です。
 
私の中の母は幸せでは有りませんでした。
 
私の中にはいつもなんとなく母が居て、母より幸せになる事への心苦しさや、一人の女性として幸せではなかった母への切なさが有りました。
 
そういう女性、少なくないのではないでしょうか。
 
でも、だからこそ、全ての女性が見境なく幸せになって欲しいと思っています。
 
自分は変えられるんです。
 
母の事も友人の事も変えられなくても、自分は変えられるんです。
 
負の連鎖はこのあたりで終わらせませんか。
 
ひたむきに頑張るあなたを応援し続けます。
 

 

■HP「自分を幸せにする魔法」
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