先日入手したSASIタイプの内蔵HDDユニット内のHDDがST-506インターフェースのものだったので変換番長が使えなかったのですが、タイミングよくST-506インターフェースのHDDの中古品がオクに出品されていたのでゲットしました。

ですので早速交換します。

 

〇HDDユニット内の制御基板

 

ケーブルの遊びがないのでHDDユニットのみの交換ができなかったので、制御基板も外します。

HDDに制御基板のケーブルをつないだ状態で、HDD→制御基板の順で固定すれば交換自体は完了です。

ですが、SASIタイプのHDDはDIPスイッチで容量を設定しなくちゃいけません。

 

入手した内蔵HDDユニットのマニュアルがなくてDIPスイッチの設定方法がわからないのでどこかに情報がないか探したら、こちらにありました。

 

工作室の記憶->PC-98/エプソン98互換機のHDD内蔵用金具->「PC-286V/VE/VS/VF/VX/VG/VJ,PC-386V/VR/S/G/GE/GS,PC-486GF/GR/GR+/GR Super/HA/HX/HG,PRO-486用」の項にある「PCVHD41」のリンク先

 

この資料によると内蔵HDDユニット入手時点のDIPスイッチは「内蔵40M+外付け40MB」の設定になっていました。

今回入手したのは20MBのものなのでこの資料の記載に従って「内蔵20MB+外付けなし」の設定に変更しました。

 

〇フォーマット

 

DOSのformatコマンドで交換後のHDDを無事認識したので「初期化」します。

 

〇フォーマット完了

 

無事「初期化」できました。

 

〇パーティション作成

 

続けて「領域確保」してます。

が残り16MBのあたりで必ず失敗します。

 

あきらめずになんどか領域確保を繰り返したら、全領域確保できるようになりました。

(写真撮り忘れた…)

 

さて。

ここまでは動作確認用にMS-DOS6.2で作成した起動ディスクを使ってました。

しかし手持ちのMS-DOS6.2のライセンスは二つしかなく、PC-486GR+/PC-386GEですでに使っていて余っていません。

 

ですので、MS-DOS3.30Cをインストールします。

まあPC-286V*の頃はMS-DOS3.3*が最新だったと思いますのでちょうどいいでしょう。

 

早速MS-DOS3.30Cのディスクを入れて電源を入れますが。

再起動を繰り返します。

 

そうでした。NEC製のMS-DOSはEPSON機で起動するとこうなるんでした(※)。

これを回避するためにEPSONからは「SIP」というツールが提供されていました。

※:MS-DOS6.2ではこのいわゆるEPSONチェックはなくなっています。

 

〇SIP

 

引っ張り出してきた手持ちの中で最新のバージョンのSIPです。

が、3.5インチ…(- -;

MS-DOS3.30Cの媒体は5インチ。

 

我が家のPC-386GE/486GR+は3.5インチドライブ/5インチドライブの両方を持っていますが、SIPはBASICベースの起動ディスクなのでこれらの機種では起動できません(※)。

BASICも起動できるPC-286VGは5インチドライブしかありません。

5インチのMS-DOS3.30CにSIPを当てる環境がない…orz

【10/6訂正】

※:EMS/UMBを使う環境を主体に本体の設定をしているからです。これらの装置自体がSIPを起動できないということではありません。たぶん…。

BASICベースの起動ディスクを起動できない原因はメモリスイッチの初期化手順にありました。

詳細はこちら

【10/6訂正終わり】

 

というわけでSIPのメディアコンバートが必要なのでした(ちゃんちゃん)

メディアコンバートしたSIPを使って作った5インチインストールメディアで、インストール自体は特筆することもなく完了しました。

 

が、めちゃくちゃうるさい、このHDD(苦笑

そういえばこの頃のHDDはこのくらいの動作音だった気がします。

当時はこの音を聞いて「ハードディスクが載ってるんだ」というステータスを感じてたような気も。

 

〇装着

 

 

無事インストールと起動も確認できたので、仮止め状態だった内蔵HDDユニットをきちんとビス止めして作業完了です。

 

◇◇◇

 

かつてPC-286VGを使っていたときは80MB90MBの内蔵HDDユニットを載せていました。

確か日本テクサ製だったと思います。

本来SASIのハードディスクは単体では40MBが最大容量となっていて、純正で40MBを超える製品は一つのユニットで40MB+40MBの2台構成となっていました。

しかし日本テクサの製品は40MB+40MB構成と80MB90MB 1台構成をDIPスイッチの設定で選べるようになっていました(もちろん80MB90MB設定で使っていました)

【2023/5/1追記】

書庫を整理していたらマニュアルが出てきました。

日本テクサのDASH90Sという製品でした。

マニュアルの記載に従い上記一部誤記も修正しました。

【2023/5/1追記終わり】

 

それまでフロッピーでガチャコンガチャコンとコンパイルしていたTURBO-CがHDDにインストールすると快適にコンパイルできるようになって感動した覚えがあります。

 

80MBなんて現在では考えられないような容量ですが、MS-DOS時代はこれでも広大な容量だったんですよ(苦笑

 

というか現代のOSはGUIに凝り過ぎて必要リソースが肥大化し過ぎです。

今のHWスペックでMS-DOSを32bit化あるいは64bit化(もちろんリニアアドレス化も)したものがあれば、どれだけリソースが削減されるのか非常に興味があります。
(私自身はUNIX(Linux)派ですけどね)

 

以下、個人的備忘録

DIPスイッチの設定を「40MB+外付けなし」にしても元のHDDではスピンアップ・スピンダウンを繰り返す現象は改善せず。やはりHDD自体がヘタっていると思われる。

【10/12追記】

後に蓋を外した状態で電源投入時の内部の挙動を見たところ、ヘッドを移動する機能が死んでいるらしいことが確認できた。

電源投入してプラッタがスピンアップし、オートリトラクトのロックが外された後ヘッドが全く動かず、再度ロックされてプラッタがスピンダウンする。

正常なら、ロックが外れた後ヘッドがスイープするものと思われる。

【10/12追記終わり】

 

DIPスイッチの設定状態や入手元の情報から、この内蔵HDDユニットはPC-286VF-H40に搭載されていたEPSON純正ユニットっぽい。

外付け40MBが有効になっていたのは、前オーナーが外付けドライブもつないでたのかな?