我が家のEPSON製98互換機、PC-386GEとPC-486GR+でDisk-BASICが起動できない現象ですが、原因がわかりました。
〇起動できないとき
Disk-BASIC、またはDisk-BASICをベースに起動するソフト(今回はSIP)をこれらのPCで起動しようとすると「Disk version」と表示したところでうんともすんとも言わなくなります。
サウンドボードのBIOS-ROMの切り離し関連の設定不一致が原因と思っていたんですけど、違ってました。f(^^;;;
原因はメモリスイッチを初期化していなかったからでした。
メモリスイッチは充電池でバックアップされているメモリに設定が保存されているんですが、PC-386GE,PC-486GR+いずれも充電池を交換していました。
交換後はもちろんメモリスイッチを再設定していたんですが、このときDIPスイッチ2-5をON(メモリスイッチを初期化しない設定)にしたまま設定していました。
しかし、メモリスイッチの状態保存用に確保された領域はMS-DOS用の設定とBASIC用の設定が混在しています。
PC-386GE/PC-486GR+のセットアップメニューで設定できる項目はそのうちの一部のみのため、設定できない項目の領域が充電池を交換したことで不定値になってしまったようです。
#MS-DOSのswitchコマンドでもMS-DOSに関する項目しか設定できないようです。
DIPスイッチ2-5をOFF(メモリスイッチの設定を保存しない)状態で起動すると、SIPが起動できました。
〇SIPの起動中
ちゃんと「Disk version」に続くBASICの起動メッセージが表示されてます。
この後ちゃんとSIPのメニューが表示されました。
検証はPC486GR+で行いましたが、PC-386GE,PC-386GSでも同じ手順で起動できるようになりましたし、Disk-BASICが起動できていたPC-286VGは入手時点でDIPスイッチ2-5がOFF(メモリスイッチを初期化する設定)になっていましたので、メモリスイッチの初期化していなかったことが原因だったのは間違いないようです。
半年前にこれに気付いていればPC-286VGを入手する必要もなかったし、5インチメディアでも3.5インチメディアでもSIPの適用に対応できたんですけど…(苦笑
まあ、想い出のモデルを再入手するきっかけになったからいいかf(^^