我が家のPC-9821Xa12は入手直後にAll-SCSI化した際に、フロントパネルのHDDアクセスランプを本来のものから変更していました。

 

○SCSI-HDDから制御しているHDDアクセスランプのLED

 

緑色の枠で囲ってあるのが元々のアクセスランプ用LED、赤い枠で囲ってあるのがSCSI-HDDから制御している追加のアクセスランプ用LEDです。

 

当時は本体が制御しているLEDをそのまま使えると思っておらず、「SCSI-HDDにつないだLEDに置き換えちゃえ」という単純思考で、本来のLEDを枠から外してSCSI-HDDにつないだLEDに入れ替えていました。

 

○アクセスランプ改造状態

 

SCSI-HDDのアクセスランプ点灯端子をそのまま引き出してLEDに繋いでます。


しかし、IDEドライブの39ピンはアクセスランプを制御するための信号ということをこちらの記事で知りましたので、HDDアクセスランプを本来のLEDに戻すことにしました。

 

 

トップページ->★PC-98アップグレード->最終章.PC-98アップグレード大作戦ファイナル

の記事の中ほど、「~ハードディスクアクセスLEDを点灯させる~」の記載

 

○HDD(IBM DCAS-34330U)のLED制御回路

 

対して、HDD(IBM DCAS-34330U)のLED制御回路は基板のパターンを追ってみたところ上図のようになっていました。

 

PIN1/PIN2はドライブの制御基板にあるジャンパピンです。

SCSIケーブルがつながるコネクタではないことに注意してください。

 

回路図のPIN2側の部品記号はBJTになっていますが、実際はMOS-FETかもしれません。

いずれにしてもローサイドスイッチになっているということが肝要です。

 

PC-9821Xa12は2台目のHDDも搭載できるようになっているので、IDEコネクタのうちHDDからの入力ピンはオープンコレクタ接続が規定になっているはず。

よってローアクティブの39ピンはDCAS-34330UのPIN2をそのまま接続できます。

 

○修正後のHDDアクセスLED制御ケーブル接続状態

 

赤枠で囲った部分が修正後のLED制御ケーブルです。

緑色のコードがIDEコネクタの39ピン、白色のコードがIDEコネクタの40ピンに繋がっています。

このうち緑色のケーブルをそのままHDDのPIN2に繋いでいます。

これで、本来のLEDがSCSI-HDDの制御で点灯するようになりました。

 

せっかく天板を開けたこの機会に埃だらけだった内部も清掃しました。

そういえば、30年くらい前に入手した後内部を掃除したことが全くなかった気がする(苦笑

 

◇◇◇

 

ついでに、備忘録的に内部を撮影。

 

○CPU周辺

 

これはXa12じゃない、と気づいたアナタ。さすがです。

我が家のPC-9821Xa12はPentium120MHzからPentium200MHzに換装してあります。

それに合わせて、FSBも60MHzから66MHzに変更しています。

 

ヒートシンクは元々付いていたものをそのまま流用してます。

放熱能力が足りないかもという心配もあったんですが、実際にはさほど熱くなることもなく運用できてます。

そういえば、CPUにファン付きヒートシンクが付くようになったのはPentiumの頃でしたっけ…?

 

○メインボードのリビジョン

 

「G8VAZ」ですかね?

Webで見かけた記事によるとPC-9821Xaシリーズのメインボードにはいくつものリビジョンがあるらしいです。
この情報が何かの役に立つこともあるかもしれないので公開しておきます。

 

○増設カード

 

SCSIカードとLANカードです。

 

SCSIカード:アイ・オー・データ機器/SC-UPCI

LANカード:Buffalo/LGY-PCI-TXL

を使ってます。

 

このほかにC-BUSにアイドルジャパンのスピークボードとRolandのMPU-PC98IIが載ってます。

 

写真に写っているC-BUSボードはNEC純正のPCカードスロット増設アダプタですが、いままでリソース衝突のために使えない状態でしたし、使うこともなかったので、この機会に外しました。

スマートメディアを使わなくなったので、PCカード自体使ってないし。

#PS2のデッ○オア○ライブ2の「はだかすみ」を作ったときだけかな、使ったの…。

#そのときは内蔵IDE I/Fを使ってたからリソース衝突してなかったんですよね、たしか。