こちらの記事 でFS-A1Fの機能強化基板にメモリ増設基板を背負わせてたんですが、

 

・機能強化基板はパターン設計ミスがあってパッチを当てていた

・メモリ基板を載せると元々使われていたROHMのZ80では動かなくなる

 Z80のバス駆動能力を超える配線になっていた可能性が高い

・動作中にFM音源有無の切り替えスイッチを動かすと暴走する

 リセット時のスイッチの状態をラッチしてないから当たり前:p

 

というのが気になっていたので、修正がてら1枚の基板にまとめることにしました。

 

〇FS-A1F機能拡張基板(従来)のパッチ状態

 

ちなみにFS-A1F機能強化基板(従来)の裏は、こんなふうに抵抗1本追加してジャンパ1本飛ばしてました。

 

さて、サクサクと部品を載せて、従来の基板と交換します。

 

〇基板交換前

 

〇基板交換後

 

だいぶすっきりしました。

メモリマッパとFM音源有無切り替えスイッチのラッチ&FM音源の有効/無効切り替えはCPLDで行なってます。

ROHMのZ80でちゃんと動いています。

 

基板を1枚にまとめる際に、アナログ(映像/音声)系回路は元々載っているHYBRID IC基板の上あたりにまとめて移動してます。

近くに寄せたぶんハイブリッド基板やS端子増設基板からの配線長が余っちゃったのでテキトーに這いまわらせてますが、こんな雑な扱いでもノイズは出ませんでした。

新しい基板に合わせて配線を短くするつもりだったんですが、ノイズ出てないからこのままでいいや(笑


前にFS-5500で電源由来のノイズに悩まされたことがあったので、念のためYM2413とアナログ系の電源は+12Vから取ってメイン基板の5V系からは独立できるようにパターン設計してたんですが、5V系電源だけで動かしてもノイズは全く発生しなかったので、部品配置エリアが無駄になっちゃいました(苦笑

 

【9/1追記】

前に追加したメインメモリを外して、増設したメモリで64KB~512KBの領域を分担するようにしました。

これで増設したメモリのうち使われない領域は128KBから64KBになりました。

無駄になる領域が全体の1/4から1/8になったと書くと、だいぶ無駄感が減った気がします。

(気がするだけだけど)

【9/1追記終わり】

 

以下、個人的備忘録

基板設計データはFS-A1F機能強化_最終版.LZH

CPLDの合成データ(VHDLとUCF、JEDファイルのみ)も同梱

pFM-BIOSの書き込みアドレスは0000H~