このブログのテーマからは外れるのですが、多血症の怖さについて書かれているサイトがあまり見当たらないので、記事にすることにしました。

会社などの定期健康診断で「多血症」という見解が記載されていたら、一度きちんと血液検査を行うことをお勧めします。
ヘマトクリット値が高い方や赤血球数,血小板が基準値より多い方は要注意です。特にヘマトクリット値が50%を超えると、とたんに血液の粘性が増すそうです。
一言で多血症と言ってもいろいろなタイプがあるので、将来血栓症に繋がる可能性があるかどうか確認しておいたほうがいいです。

さて、ブログのテーマを無視してこんなことを書き始めたのはなぜかというと、実は先月中頃から先週まで入院していました。
理由は「延髄梗塞」です。

あまり聞かない言葉ですが、文字通り脳と脊髄を繋いでいる部分、延髄で起きた血管梗塞です。
「ワレンベルグ症候群」という呼び方もあるようです。
お医者さんの見地では延髄も脳の一部ということらしく、脳梗塞の一種と扱われているらしいです。

梗塞の原因は真性多血症でした。まだ医師の正式な診断が出ていませんが、おそらく真性多血症だろう、とのことです。【11/26 確定のため修正】

真性多血症というのは、血液を作る骨髄に異常があり、必要以上に血液成分(赤血球や白血球など)を作ってしまう病気です。
正常な人に比べて、主に赤血球が多く、また白血球や血小板も多いケースが多いとのこと。
私の場合もまさにそれでした。

手元にある最新の血液検査の結果では、
白血球数:  17000/μl(基準値:3900~9800)
赤血球数:9320000/μl(同:4270000~5700000)
血小板数: 449000/μl(同:130000~369000)
ヘマトクリット値:71.4%(同:39.8~51.8)
という値でした。
基準値に比べてかなり高かったんですが、若い頃からずっと定期健診で多血症と診断されてましたがそれに対して医師の診断を指示するような所見は載っていませんでしたし、数年前から3ヶ月に一度血液検査をお願いしている内科の開業医でも特に指摘がなかったので、あまり気にしていませんでした。

ところが10月の三連休の日曜日の夜、お風呂に入ろうとして右足を湯船に入れたところ、お湯がぬるく感じます。温度設定はいつもどおりなのにおかしいな、と思ってもう片方の足を湯船に入れたら、こちらはいつもどおりの温度に感じます。
あれぇ~?、と思い湯船につかりながら全身をあれこれ調べてみたら、右半身の胸から下の全ての場所で痛みを全く感じないことに気づきました。
これはさすがにまずそう、と三連休が明けてすぐに神経内科の開業医に行ったら総合病院を紹介され、総合病院の外来で診察を受けたらそのまま即強制入院となりました。

三週間の入院の間に少しずつ痛覚は戻ってきていますが、退院した今でも右半身の腰から下は痛覚・温覚ともにほとんど戻っていません。右半身の腰から上も痛覚が以前の5割戻っていれば良いほう、という状態です。
多血症やそれに伴う高血圧が原因で腎臓にもダメージがあったらしく、今までのような食生活を続けると、いずれ人工透析を受けなければいけなくなる、とも言われています。

退院後に調べてわかったことですが、延髄には脳から身体に繋がる神経のほとんどが通っていて、延髄のどこを通っているかで大体どんな機能を制御しているかが決まっているそうです。
今回はたまたま温痛覚に関する神経系だけですみましたが、運動機能や生理機能(呼吸関係)に関する神経がダメージを受けてもおかしくない状態だったわけです。半身麻痺どころか、寝ている間に死んでいた可能性すらあったのですから、この程度で済んだのは本当に運が良かったです。
多血症を軽視しすぎていたな、と反省しました。

そんなわけで、私と同じように多血症の軽視をしてしまう人が少しでも減るように、私の場合の症状の履歴を関係ないかもしれないものも含めて時系列に挙げます。(何かを思い出すたびに追記してます)
自分の症状や多血症について気になる方は参考にしてください。

~'15/05/27
 25歳の頃から会社の健康診断で必ず「多血症」が見解欄に記載される。所見欄には多血症に対してどうこうという指示やコメントはなかったので、読み流す。
 ここ数年、風呂に入ったあとは体中でちくちくとしたかゆみを感じるが、このとき飲んでいた尿酸産生抑制薬の副作用と思っていた。(実はこれ、多血症の代表的な自覚症状に挙げられているものでもあった)
 5年位前から、不意に背中やお腹の筋肉が収縮状態になったまま5~10分くらい戻らなくなる、という症状が時折(年に数回)起こる。脚とか腕とかと違って背中やお腹の筋肉は延ばすのが難しく、一度この状態になるとひたすら耐えるしかない。症状が治まると、疲労でぐったりする。

'15/05/28
 本屋で買い物をして店を出たところで、体が左に引っ張られるようなめまいに似た症状が5分ほど続く。
 症状が消えた後は普段と全く変わりなく、すこぶる正常。(以後、便宜上「めまい発作」と表現します)
 今にして思えば、これは一過性脳虚血発作(TIA)だったんじゃないかな、と思われる。

'15/06/中頃(日付不詳)
 会社にて勤務中。同僚に話しかけられ正面からそちらに振り向いて数分後にめまい発作発症。数分続く。

'15/07/01
 会社にて勤務中。特に姿勢を変えたわけでもないが、めまい発作発症。30分ほど続く。
 めまい発作の間、顔の真下にあった机に水溜りができるほど大量の冷や汗が出る。
 この頃からめまい発作中は鼻の奥とのどに渇きを覚えるようになり、つばを飲み込もうとするがうまく飲み込めない状態になる。

'15/07/第二週(日付不詳)
 会社にて勤務中。特に姿勢を変えたわけでもないが、めまい発作発症。15分ほど続く。

'15/07/第三週(日付不詳)
 同上。2~3回あったと思う。

'15/07/31
 耳鼻科(開業医)を受診。特に異常なしの診断。

'15/08/01~28
 ほぼ毎日、めまい発作発症。はじめは数日に1回程度だったが徐々に頻度が上がっていき、特に後半は1日に4~5回発症する。
 一度だけ、右目と左目の焦点が一致しなくなる、という症状があった。どうも眼球が水平位置より下に動くような視線になるときに左目だけ下に動かないようだった。10分ほどしたら回復した。これも一過性脳虚血発作だったんだろうか?

'15/08/28
 脳神経内科(開業医)を受診。「めまい」ではない、との診断。しばらく様子を見ることにする。

'15/08/29~'15/10/08
めまい発作は発症せず。
10/8前後から左目の奥、眼球の裏側を棒で押されたような激痛が時折起こるようになる。
10/8にシャワーではなく湯船につかったが、この時点では特に違和感はなかった。

'15/10/09
 朝から頭がふらふらするが、会社の定期健康診断のため出社し検診を受ける。血圧が186/127。
 ちょうどこの頃から特に熱源もないのに右足が火照ったような感覚を時折感じるようになる。
 つい先日まで大丈夫だったのに、片足立ちで靴下を履けなくなったのもこの日くらいからだった気がする。
 10/09~10はぬるめのシャワーで風呂を済ませてたので気づかなかったけど、おそらくこのときには温痛覚麻痺が起きてたんだと思う。

'15/10/11
 前述のとおり、風呂に入ると右足だけお湯がぬるく感じる。右半身胸から下で痛みを全く感じないことを自覚する。
 温覚についても、冷蔵庫でキンキンに冷やした水が入ったペットボトルでも、熱いコーヒーを入れたマグカップでも、右足に当てると生暖かいと感じる。

'15/10/13
 連休明けて出社するが暑くもないのにやたらと汗が出る。
 会社を早引けして先の脳神経内科(開業医)を受診し、右半身の温痛覚麻痺を伝えると、地元でもっとも大きな医大附属の総合病院を紹介される。
 診断は「胸椎の異常の可能性」。

'15/10/14
 紹介された総合病院の脳神経内科で改めて右半身の温痛覚麻痺を伝えると、こちらでもやはり胸椎の異常の可能性を示唆され、触覚や不随意反応を診た後、胸椎周辺のMRI撮影を受ける。
 「感覚麻痺や不随意反応は明確に脳梗塞の兆候を示している。MRIでも延髄付近に梗塞の跡が認められるが、しかしはっきりとした梗塞部位はなく雲のようにモヤモヤとしているため、延髄梗塞と断定できない」と医師のコメント。写真も見せてもらったが、どれが梗塞の跡なのかさっぱりわからない。
 また左の瞼が下がっていたらしいが、自覚なし。円錐角膜による不正乱視も混ざったド近眼のため、朝顔を洗うときに鏡を見ても、自分では顔のパーツの輪郭がわからないんですな。
 脳梗塞の可能性が高いということで、そのまま緊急入院となる。

 入院手続き終了後、今度は頭部のMRI撮影を受ける。

 さらに髄液採取も行われる。
 腰の辺りの背骨に針を刺して髄液を抜くんだけど、医師いわく「痛くないように麻酔を打つんですが、麻酔を打つときがすごく痛いんです」ってそれ麻酔の意味ないんじゃ?(苦笑)
 まあ痛覚麻痺しているおかげ(?)で麻酔打つときも痛くなかったけど。

 採血検査も行い、「真性多血症の疑いがある。しかもその可能性が高い」と来床した血液内科医から説明を受ける。
 主治医(脳神経内科)から聞いた話によると、血液内科の医師全員が血液検査の結果にびっくりした、とのこと。そのくらい高い値だったらしい。

 この日から少しでも血を薄めるために24時間点滴&いつ脳梗塞が再発しても病院スタッフが対応できるように心電図モニタを取り付ける。
 この心電図モニタ、身体に付けたパッド(電極)がちょっと寝返りを打つだけで外れるので非常に気を使う。

'15/10/15~
 体の前面、上のほうから徐々に痛覚が戻り始める。ただし、麻痺前を10として、1~せいぜい3程度。
 病床にて運動機能の検査が行われる。主治医が立てる指と自分の鼻の間を片方の指で交互に触れたり、寝ている状態で片方の足の先をもう片方の膝にトントンと軽く当てたり。自分ではちゃんとできてるつもりだったけど、主治医からみるとはっきりと脳梗塞の症状が出ていたらしい。
 主治医から「MRIでは像がはっきりしていないが、やはり延髄梗塞なのは確かだろう」とのこと。
主治医の言葉を借りれば、私のは『非典型的な脳梗塞』なんだそうで。『非典型的』なんて言葉、日常生活で初めて聞いたよ(苦笑)

'15/10/16
 この日から病院食が高血圧食(減塩食)に変更される。味気ないかと思いきや、意外とおいしい。

 一回目の瀉血400mlを実施
 しかし、ヘマトクリット値等はびくともしなかったとのこと。

'15/10/18
 この頃には運動機能検査で脳梗塞の症状がなくなったらしい。自分ではわからないが。

'15/10/19
 再度MRI撮影を受ける。
 以前には出ていた「モヤモヤ」もほとんどなくなっているとのこと。普通の脳梗塞でも数ヶ月もすれば血栓はなくなるらしいので、それほど不思議ではないんだろう。
 後で写真を見せてもらうことになっていたが、そういえば見せてもらうの忘れてた…。まあ、入院初日に見た写真でも素人の私にはどれが梗塞の後なんだかわからなかったくらいだから、この日に撮った写真を見ても何もわからなかったと思うけど。

'15/10/20
 真性多血症の確認のため、骨髄採取を実施。
 髄液採取と同じように腰骨に針を刺して、骨の中にある骨髄を取るんだけど、やっぱり麻酔を打つときが一番痛いという説明。だから麻酔の意味なくね?(苦笑)
 右と左どちらがいいか?と医師が訊くので痛覚がない右側を希望したら、万が一化膿したときに痛みを感じないと気づかないことがあるのでお勧めできないという。だったら訊くなよ…。
 結局右側で採取してもらえることになったけど、この頃には体の後ろ側も痛覚が戻り始めていたらしく、麻酔の注射が若干痛い。
 骨髄の採取の時には微妙に鈍い痛みと、骨の中をゴリゴリ削られる何ともいえない感触に閉口…。

 入院した日から抗血小板薬を飲んでいたので、血が止まりにくいだろうことは医師も私も予想していたが、骨髄採取から数時間が経っても出血が止まらなかったときにはちょっと心配になった。夕方にはなんとか出血が止まっていたが。
 採血したときの出血はわりとすぐに止まるのに、このときはなかなか止まらなかった。なぜだろう?

'15/10/21
 心電図モニタを外す。点滴は残ってるけど、これだけでもものすごい解放感。
 行動制限も「病棟内自由」から「院内自由」に変わり、ようやく看護師さんの同行なしでも売店に行けるようになったので、「なくても困らないけどあったほうが便利な身の回りの小物」を購入。

 この日、隣のベッドに半身麻痺でリハビリのために別の病院から転院してきた人がきたんだけど、本人すら自覚していなかった膵炎(すい炎)が判明してしまい、脳神経内科と消化器内科の医師が入り乱れててんやわんやする、という一幕があった。
 普通膵炎ってものすごい激痛を伴うはずなんだけど、この人は全然痛みを感じていなかったらしい。麻痺しているのが左側だったみたいだけど、体内痛覚も麻痺してたのかも。担当していた医師も痛がらないのが不思議そうで、何度も「痛くないんですか?」と確認していたのが印象的だった。

 どうしてこれをわざわざ書いたのかといえば、膵炎の治療の大変さを目の当たりにしたから。
 混ぜて点滴できない薬を同時に点滴しなくちゃいけないという理由で両方の腕にそれぞれ点滴針を打たれ、しかも膵臓の状態が回復するまで四六時中ずっと点滴を続けなくちゃいけない。少しでも膵臓の負担を減らすために飲食も禁止、栄養補給と水分補給も点滴で、という状態が3日も続いてた。
 寝返りを打つこともできないのでこの間ろくに寝られなかったみたい。
 この人はお酒は飲まないそうだけど、膵炎の一番多い原因は過度な飲酒だそうなので皆さんお酒はほどほどに。

'15/10/25
 効果がない、という理由で点滴を終了。元より痛風発作対策で日ごろから水分は多く(1.5l以上/日)取ってたのにヘマトクリット値が高いんだから、さもありなん。単に尿排出の回数が増えただけだったし。

'15/10/26
 二回目の瀉血400mlを実施。
 やはりヘマトクリット値等はびくともしなかったらしい。ただ鉄分は確実に減っているとのこと。

'15/10/27
 心エコー、頚動脈エコー、動脈硬化検査を実施。
 心エコーで「心肥大」と診断。
 動脈硬化検査で 「動脈硬化の兆候あり」と診断。
 頚動脈エコーについては何も言ってなかったから、何もでていないのかな?

'15/10/28
 腎臓エコー、腹部CT撮影を実施。
 腎臓エコーで「左の腎臓の血流が若干悪い」と診断。
 腹部CTで「脾臓肥大」と診断。

'15/10/30
 血中カリウム量が危険域に上昇したため、心電図モニタを再度取り付け。
 血中カリウムを減らすための薬が追加される。
 この薬、水に混ぜて(溶かして、ではない)飲むんだけど、まるで目の細かい砂を水にまぜて飲んでいるみたいに無味で口のなかでじゃりじゃりする。担当医からは「まずさで有名な薬です」と事前に言われていたが、これは「まずさ」以前の問題という気がする。せめて薬っぽい味がするなら我慢もできるんだけど…。
 この日から病院食が腎臓食(減塩/減蛋白食)に変更される。おかずの品数と量が非常に少なくて、さみしい。特に味噌汁が付かなくなったのが痛い。

'15/11/2
 三回目の瀉血400mlを実施。瀉血後の採血検査はしてないので、結果は不明。
 「血小板が多いと見かけの血中カリウム量が増える」と血液内科の医師から指摘があったとのことで、心電図モニタを外す。上記の「まずい」薬も中止となる。
 数日前に血中カリウム量が急に増えたのは、その数日前に変えた血圧降下薬が原因で腎臓に負担がかかったのが原因かもしれない、とのこと。これが原因で心停止や人工透析にでもなっていたら、医療事故扱いだったんじゃなかろうか?すまなそうな顔も見せずに淡々と語る担当医にちょっとイラ。
 「そろそろ治療方針が決まるので、退院手続きに入るが退院日の希望はあるか」と訊かれたので11/4を希望。
 腎臓エコーを実施。「腎臓にダメージが見られるが、血流は問題ない」との診断。

 腎臓食の物足りなさに耐え切れず、病院の売店でみたらし団子を買って食べたが、すごく塩辛い。
 買ったのは入院以前にときどき食べていたのと同じものなので味が変わったはずもなく、私の味覚のほうが変わったらしい。高血圧食から続く減塩食の影響か。

'15/11/3
 多血症と高血圧から、心肥大,脾臓肥大,腎障害も起きているため、栄養士からの栄養指導を受けるよう指示。一人暮らしだから栄養指導を受けても、実行には限度があるんだけどな~。

'15/11/4
 無事退院。結局真性多血症なのかどうかの結論は出ず。

'15/11/7
 ハ○スのルーを使ってコーンクリームシチューを作って食べるが、妙に塩辛い。以前にも同じ分量で作って普通に食べていたものなのに。やはり舌が減塩食に慣れてしまったらしい。いままでどれだけ塩分が濃いものを食べていたんだろう。ちょっと不安になる。来週栄養指導があるので、いろいろ確かめようと思った。

'15/11/9
 会社に復帰。

'15/11/10
 運転免許センターで「適正相談」を実施。
 「最終的に判断するのは公安委員会だが、高次脳機能障害や運動機能麻痺はないから、医師の診断書も不要だし、免許停止や免許取消にはならないだろう」とのこと。
 素人考えでは多血症はまだ直っていない以上再発の可能性が否定できないからどうなるかと思ってたんだけど、一安心。抗血小板薬や血圧降下薬が処方されているからかな?

ちなみに~~~~ここから
 巷のサイトで「脳梗塞経験者が運転免許を保有するにはまず医師の診断書が必要」と書かれているのを見かけますが、必ずしも診断書を先にもらう必要はないようです。
まあ、二度手間にならないように病院にいるうちに診断書をもらっておけ、ということかもしれません。

 私の場合、まず最初に地元警察署のサイトを見ました。そこで「法が定める一定の傷病(私の場合脳梗塞ですが、他にもてんかんやうつ病などがあります)」に該当したときには免許の保有継続のために運転免許センターで臨時適性検査を受けるということを知りました。

早速臨時適性検査の予約をするため地元の運転免許センターに問い合わせたところ、
 ・免許を持っていることを医師に伝えたか
 ・医師から運転について何らかの指示が出ているか
 ・高次脳機能障害や麻痺はあるか
 ・(温痛覚麻痺を伝えると)手足が動かないなどの(運動機能)麻痺はあるか?
といったことを確認されました。

 それらに正直に答えたところ、『まずは「適性検査」ではなく「適正相談」をしてください。そこで医師の診断書が必要と判断したら運転適性専用の書式があるのでそれを渡します。それに記入してもらってください』と指示されました。(なのでこの日は「適正相談」をしています。)

 運動機能に麻痺があっても、その程度や範囲によっては「適正検査」を受けて適切な対策をとることで免許を保有できる場合もあるようですから、不幸にも脳梗塞になってしまい、それでも運転免許を保有したい場合は地元の警察署や運転免許センターに問い合わせてみましょう。
 もちろん、それで免許停止や免許取消になったら、素直に諦めましょう。脳梗塞になったことを隠して運転を続けるのも当然ダメです。車の運転には相応の責任と義務が伴うことをお忘れなく。
ちなみに~~~~ここまで

【11/13追記】
'15/11/12
 退院後の最初の通院で外来に行く。
 血液検査のために採血をしたあと血液内科を受診。ヘマトクリット値が63.3%に下がっていた。ようやく瀉血の効果が現れてきたらしい。

 驚いたのはこの数年間7.0を下回ったことがほとんどなく、時には9.0に届くこともあった尿酸値が4.9にまで下がっていたこと、そして160くらいあったγGTPが50まで落ちていたこと。後者は入院で2週間以上全く酒を飲んでいなかったことが原因だろうが、前者は入院で飲酒できない期間が続いたのが良かったのか、それとも尿酸産生抑制薬から尿酸排出促進薬に変わったことが良かったのか、果たしてどっちだろう。

 いつもどおり400mlの瀉血を行った後腎臓内科を受診。入院時1.4くらいあったらしいクレアチニンが1.25まで下がっていた。このまま1.00くらいまで下がっていってくれるとうれしいが…。

 ここまでで午前が終わり、昼食を病院のレストランで済ました後、午後の予約時刻まで適当に時間をつぶし、午後一で栄養指導を受ける。
 食生活をいきなりがらりと変えても続かないと思い、これまでの食生活(かなりパターン化していた)をベースに足りないもの/過剰なものを変える方法を採ることにして、入院前の一日三食のメニューのパターンを伝える。すると、
・栄養バランスが悪く、(相対的に)炭水化物過剰
・1日の食事の総カロリーが少ない
・朝と昼の食事量が少ない
・たんぱく質が全く足りてない
との指摘。
てっきり食事の量を減らさなければいけないんだろう、と思って少しブルーになっていたが、むしろ朝と昼の食事の量と食材の種類を増やすように指示される。これは意外だった。
実は入院前は、毎日飲んでいた酒でカロリーを補っていた状態だったっぽい。入院を機に酒はやめたが。

たんぱく質は過剰でも不足していても腎臓には良くないらしい。
1800kcal/日、たんぱく質50g/日、塩分6g以下/日を目標に指示される。
酒をやめた分のカロリーを足さないといけないし、料理のレパートリーも増やさないと栄養の摂取量の調整もやりづらいし、目標の達成は難しいなぁ…。
人工透析になるのはイヤだから、がんばりますけどね。
【11/13追記終わり】

【11/15追記】
'15/11/15
今日チェックしたところ、右半身腰から上の痛覚がほぼ回復していた。同じ範囲の温感は少し戻ったところとまだのところが混在している感じ。
この調子で足の方も回復してくれるといいんだけど。
【11/15追記終わり】

【11/20追記】
'15/11/19
「ワレンベルグ症候群」でネット検索すると、経験者のブログがいくつもヒットした。
ここAmebaでもブログ公開している方がいらしたので、読者登録をした。

'15/11/20
本日県警本部から「運転適正相談終了書」というものが届いた。
先日の適正相談の証ということのようだが、免許の継続か停止かについてなにも書かれてない…。

勇み足で終了書のほうを先に見ていたが、判断結果については終了書の前に付いていた送付通知のほうに書いてあった。
適正相談をしたときに免許証のコピーを取られているので、たぶん有事の際には免許番号を照会することで適正相談をしたことがあるという事実とその判断結果がわかるようになっているんだろう。

送付通知には「免許の継続」という判断結果と免許を継続する上での注意点がいくつか載っていた。
注意点を簡単に言えば、
・処方されている薬はきちんと飲むこと
・体調が悪いときは運転を避けること
・次回の免許更新のときに改めて病状を訊くので、きちんと答えること
という、当たり前のことばかり。

脳梗塞経験者でも病状しだいで運転免許を継続できるということと、その「お墨付き」を書面の形でもらえるということがこれで確認できた。
【11/20追記終わり】

【11/26追記】
'15/11/26
退院後二度目の通院。
ヘマトクリット値は62.7%。二週間前とあまり変化なし。元よりそんなに急に変化があるとは思ってなかったけど、やっぱり少しがっかり。

血小板数が減らない(どころか増えた)ので、薬が一つ増えた。
ハイドレアという薬なんだけど、これ、抗がん剤なんだよね。が~ん(;_;
まあ真性多血症というのは遺伝子異常が原因で起こる血中細胞の異常増殖なわけだし、そういう意味ではがんに似ているんだけど…、なんかショック。

クレアチニンは1.18。すこし減少。このまま下がっていってくれるといいなぁ。
たんぱく質摂取制限は地味につらいです。
普通にスーパーで手に入る食材に高たんぱく&低カロリーな食材はいっぱいあるけど、高カロリー&低たんぱくな食材はほとんどないので、たんぱく質も塩分も減らそうとするとどうしても摂取カロリーが減ってしまう。
多寡の差はあれどわりとどんな食材にもたんぱく質は含まれているので、管理が大変。
はやく腎臓を直して、低たんぱく生活から脱却したい。
【11/26追記終わり】

【12/10追記】
'15/12/10
退院後三度目の通院。
ヘマトクリット値は62.9%。やはり今回もほとんど変化なし。医師の言うことには貯蓄鉄がなくなるまではそうそうすぐにヘマトクリットは下がらないそうだが、真性多血症と知ったときにそのくらいは調べてる:p
しかし、食事からも鉄分が補給されるとはいえ瀉血もしているのに1ヶ月以上も減らないとは、人体ってどのくらい鉄分を貯蓄しているんだろう…。

とはいえ全く変化がなかったかといえばそんなこともなく。
白血球数:23.47→17.58
血小板数:121.9→74.7
と、赤血球以外の血球細胞は減っていた(それでも正常値の2~3倍なんだけど)。
これは前回の通院のときに追加されたハイドレアという薬の効果だそうな。

血中クレアチニンのほうは1.18→1.15と微減。
順調といえば順調なんだろうケド、なかなかすぐには食事療法の効果は出ませんな。
尿淡白検出も続いているし、当分はたんぱく制限は続くようだ(sigh)。
【12/10追記終わり】

【12/13追記】
'15/12/13
ここしばらく、次のような症状が出てくるようになった。
・右足を爪で引っかくと、ぴりぴりと痺れたような感覚がする。
・右足に物が触れるとひりひりとしたやけどの痛みに似た感覚がする。

どちらも生活に支障をきたすほど強いものではないけれど、少し気になる。
痛覚が戻ってくる前兆ならいいのだけれど、上半身の痛覚が戻ったときには前兆らしきものはなかったし。
痛覚が麻痺したことで自覚できずに体組織に無理をかけていた、とかじゃないといいんだけど。
【12/13追記終わり】

【12/24追記】
'15/12/24
退院後4度目の通院。

まずは血液内科の受診。
ヘマトクリット値が59.5%まで減少。ようやく貯蔵鉄がなくなってきたのかな。
血液内科の医師いわく、「最も危険な時期は抜けたと思う」とのこと。
まだ危険があることには変わりないようだ。

血球細胞も順調に減少中。それでも基準値は振り切っているけれど(苦笑

前回の診察で追加された降圧剤の効果で血圧が平均10~20mgくらい下がったんだけど、その影響か時々貧血っぽいめまいがする。

右足の異常も伝えたけど、「感覚が戻る前兆かもしれない」とのこと。
脳神経内科の医師ではないので、話半分くらいで訊いておこう。
悪い症状なら何かしら言われたり、脳神経内科の医師と話したりするだろうし、問題ないんだろう。

次に腎臓内科の受診。

クレアチニンは1.15→1.24に逆戻り。
前回の診察で追加された降圧剤の効果でクレアチニンが一時的に増加することもあるそうな。

少し調べてみたら一言で腎臓病と言ってもいろんな病気があるらしい。
これまできちんと確認してなかったので腎臓内科の医師に確認したら「糸球体硬化症」というものが最も可能性が高いらしい。
慢性腎不全とか言われなかったのでちょっとほっとしてしまい、病名がうろ覚え。
家に帰ってから検索エンジンで検索してみたけど「巣状糸球体硬化症」しか引っかからない。でもこの病気の症状と私の症状はあまり一致しない。何より血尿が私にはない。
次に通院したときにもう一度ちゃんと病名を訊こう。

とにかく血球数を正常化するのと血圧のコントロールをするのが最優先とのことで、投薬と食事制限は続くようだ。

最後に400mlの瀉血をして、今日の診療はおしまい。

結果論ではあるけれど、私の場合真性多血症で退院後の実生活に最も影響を与えたのは延髄梗塞よりも腎臓へのダメージだったという気がする。
【12/24追記終わり】

続きは こちら