PC-8801のキーボード(TYPE G)が届いたので、今日はPC-8801MC2のキーボードの補修をしました。

ウチの88MCにはTYPE Fのキーボードが付いていたんですが、いくつか利かないキーがでてきたので普段使わないF8~F10のスイッチと入れ替えていました。
しかし、88MCでは起動時にF8またはF9を押すことでモニタの水平同期周波数を変更できる機能があります。めったに変えることはないですが、いざというときにできないのも困ります。そこでオクに出品されるのをずっと待っていました。

このTYPE FやTYPE Gは割と希少でなかなか出てこないのですが、幸運なことに入手することができました。

到着したキーボードはカーソルキーの「→」とテンキー部の「0」が押すと戻ってこない状態でした。おそらく中のゴムが切れている状態と思われます。
完動品だったらどちらを部品取りに使うか悩むところでしたが、これで心置きなく当初の予定通りTYPE Gを部品取りに使うことにします。

スイッチの交換については特に言及することもないので省略します。(ぉ

さて、この機会に壊れていたスイッチの状態を見てみました。

まずは押したまま戻ってこないスイッチですが、分解してみたらこんなんなってました。

○キースイッチのヘタリゴム
TYPE Gのスイッチゴム

左が正常なもの、右が問題のスイッチです。
正常なものは押しても写真のように元に戻るのですが、右のものは押したまま自力では元に戻りません。
どうやらゴムが切れてはいなかったものの、ヘタってしまっているようです。
これはゴム自体を変える以外に修理方法がありませんが、交換用のゴムが売っているわけでもないので、修理のしようがありません。廃棄するしかありませんね。
今一般に売っている106/109キーボードで同じサイズ/同じ形状のものがあったら代用できるかもしれませんが、外れたら処分に困るので、ちょっと確かめてみる気にはなりません。

次に反応しないほうのスイッチ(押せば戻ってきます)です。

○キースイッチの端子腐食
TYPE Fのスイッチ端子腐食

右が正常なもの、左が問題のスイッチです。
上手に写真が撮れなくてわかりづらいですが、左のスイッチは端子が腐食しています。これではゴムが触れても導通がとれません。でも、こちらのケースの場合は洗浄すれば元通りになりそうですね。
今はまだ他にも正常なスイッチがありますから、何年かして交換用のスイッチがなくなったらその方法も考えましょう。

TYPE F/TYPE Gはゴムスイッチタイプだと聞いていたので、寿命は他のメカニカルタイプに比べて長いと思っていたんですが、案外そうでもなさそうです。(ゴムが悪くなるのは予想してたけど、まさか腐食しているとは思わなかった…)
やはりパソコンも寄る年波には勝てない、ということなんでしょうか…。

ちなみに、部品取りに使うことにしたTYPE Gのキーボードのキートップは、以前にキートップがいくつか欠損した状態で入手したTYPE Dのキーボードのキートップと全交換しました。

無くなっていたキートップだけ補充すればよさそうですが、それだと違和感があるんです。

なんでもキーボードのキートップの文字というのは、キーボードとして組みあがった状態で全部のキーに一気に印刷するため、わずかな印刷位置のずれやフォントの癖などが個体ごとに違っているのだそうです。そのため、同じメーカーの同じ型番のキーボードからキートップを移植しても、わずかに違いがあるために違和感を感じるのだとか。

キーボード一つとっても、補修にはいろいろ気を付けることがあるんですね…。