今日はファミコンにRGB出力やS端子出力を追加するキットNESRGBが届いたので、ファミコンの改造です。
意外と値段が高くて2枚買うのは躊躇したことと、本体に不可逆な改造を加えないで済むことから、改造対象はAVファミコンにしました。
【1/25追記】
ツインファミコンのNESRGB装着は こちらの記事 で行っています。
【1/25追記終わり】
ファミコンに元々付いているPPUからはコンポジットビデオ信号しか出ていないため、従来はRGBやS信号の出力を備えたPPUに載せかえる手法が普通でしたが、PPUからの出力が弱くて映像信号の増幅回路が別途必要だったり、そもそもRGBやS信号出力を備えたPPUの入手が難しいなど、いろいろ課題がありました。
NESRGBはそんな課題をまるっと解決して、元々あるPPUとマザー基板の間に回路を挟む方法でRGB/S端子出力化を実現したものです。
どちらにしても、まず最初に行うのは元々載っているPPUの取り外しです。
○PPU取り外し後

元々あるPPUを取り外して、代わりにICソケットを取り付けたところです。
PPUの取り外しさえ何とかできれば、あとはそれほど難しい作業はありません。
(そのPPUの取り外しが結構難しいんですけどね。スルーホールにハンダ付けされたICを普通の半田ごてとハンダ吸い取り線で取り外すのは至難の業です。ハンダ吸い取り器を使ってもかなりてこずります。)
ちなみにICソケットの左にある大きいほうの電解コンデンサは、元々背の高いものが付いていました。
NESRGBのオフィシャルサイトの改造手順には、元々あるコンデンサを一度外して、寝かせた状態で再度ハンダ付けするように書いてあったんですが、幸い容量が同じで背が低い薄型タイプの電解コンデンサの手持ちがあったので、そちらに換装しています。
○NESRGB組み立て後

組み立てたNESRGBをソケットに取り付けたところです。
拡張端子と干渉しそうなサイズの基板だったんですが、ICソケットやピンヘッダを使って稼いだ高さを使ってうまく衝突を避けています。よくできてますね。
○NESRGB配線後

AV出力端子への配線を終えたところです。
元々AVファミコンについているAV出力端子はスーパーファミコンなどと共通になっています。
AVファミコンではコンポジットビデオとオーディオしか配線されていませんが、スーパーファミコンではそれ以外にもS信号やRGB信号の端子も用意されています。
ですので、スーパーファミコンのピン配置に合わせてNESRGBの各出力を配線すれば、スーパーファミコンの各種ケーブルがそのまま使えるようになります。
そんなわけで、スーパーファミコンのピン配置に合わせて配線しました。
NESRGBのオフィシャルサイトの改造手順には元々のコンポジット信号のパターンをカットしてからNESRGBのコンポジットビデオ信号を出力端子に繋ぐように書かれているのですが、私は不可逆な改造(パターンのカットやケースへの穴あけなど)は基本的にしない主義ですので、コンポジットビデオ信号のパターンはそのままとしました。
これでも一応本来のAVファミコン用のAVケーブルでちゃんとTVに映像が出ています。
#元々の画質そのままですが:p
#NESRGBのコンポジットビデオ出力は画質がよくなっていたりするのかしら。試していないからわかりませんが。
【'22/1/18追記】
コロンバス製のAVファミコン/SFC/N64/GameCubeHDMI変換器を試した際、ツインファミコンにNESRGBを入れたときと同じようなモノクロ画像になったので改めて試したところ、AVファミコン用のAVケーブルでもモノクロ画像になってました。
当時と何が違うんだろう…。
結果的にコロンバスサークル製のAVファミコン/SFC/N64/GameCube用HDMI変換器はコンポジットビデオ信号からHDMI信号を作っていることが確認できましたけど。
【'22/1/18追記終わり】
混合同期信号がNESRGBのどこから出ているのかシルク印刷では判然としなかったので、とりあえず「CS#」とシルク印刷されていた端子から配線しています。が、これで正しいのかはわかりません。
スーパーファミコンのRGBケーブルの21p側の同期信号端子にはコンポジットビデオ信号が出ているらしいので、混合同期信号が使われることがあるのかどうかも不明です。
(あとで、手持ちのスーファミ用のRGBケーブルの結線を確認しておかないと…)
【10/28追記】
その後、他のいくつかのNESRGB実装ブログ等を拝見したところ、CS#は混合同期信号で合っているようでした。
【15/1/3追記】
NESRGBのオフィシャルサイトに、ピンアウト図が公開されていました。この図にCS#が混合同期信号であることが明記されていました。
【15/1/3追記終わり】
で、スーファミのRGBケーブルの結線を確認したところ、21p側の同期信号端子にはコンポジットビデオ信号が出力されていました。ファミコン側の混合同期信号出力は全く使われていないようです。
NESRGBのオフィシャルサイトで混合同期信号について触れられていないのもこのためですかね?
そうなると、ウチのAVファミコンの場合、RGB信号はNESRGBから出力されたもの、同期信号はPPUから出力されたもの、ということで厳密には同期していないことになりますf(^-^;
が、RGB接続でもちゃんと映っていたので気にしないことにします(ぉぃ
【10/28追記終わり】
NESRGBには画質を切り替えるためのスイッチを繋ぐ端子があるんですが、画質の切り替えなんて最初に設定したらそうそう変更することなんてありません。なので、まずはスイッチは使わずに画質を確認してみました。結果は◎です。特に画質を調整する必要を感じないほど綺麗になりました。このままスイッチをつなげない状態で使うことにします。
そのままケースを閉じて、改造は完了です。