今日はPCエンジンのRGB化回路のリプレースをしました。

○RGB化回路交換後
PC-E 交換後

PC-E DUO-Rの交換後の写真です。
以前はトランジスタを使った電流増幅回路を使っていましたが、マスターシステムと比べると画面が少し暗いのが気になっていましたので、JRCのビデオアンプIC(NJM2267)を使った電圧増幅回路にしました。
写真には写っていませんが、基板裏面にビニルテープを両面テープのようにして貼って固定しています。
入力前にカップリングコンデンサを追加した他はデータシートのサンプル回路そのままですが、これでちゃんと明るく映るようになりました。

配線にはシールド線ではなくラッピングワイヤーを使っていますが、これでも綺麗に映っています。
あまりノイズ混入に神経質になる必要はないみたいですね。

○RGB化回路交換前
PC-E 交換前

ちなみに交換前の電流増幅回路はこんなのでした。
20年くらい前に「バッ活」という雑誌に載っていた回路をそのままユニバーサル基板に組み付けたものですが、当時は回路の機能も知らずに組んでいました。
今回改めて回路図を読んでみたところ、この回路はPC-Eの映像処理LSIからの弱い出力を補うために、エミッタフォロワによるインピーダンス整合を行っているだけのものでした。(コレクタ抵抗が追加されているのが謎だけど…。発振防止?)
そのことから元々の映像出力信号の電圧が低いのが映像が暗い原因と推測できたので、今回6dB増幅アンプ+75Ωドライバを持つビデオアンプに置換しました。増幅度が6dBだと強すぎるかも、と思ったのですがそうでもなかったようです。

ちなみに基板上部にあるICソケットはLM1881Nによる同期信号分離回路です(LM1881NはDUOのほうに使うため抜いてあります)。この頃はマイカコンデンサが好きで、セラミックコンデンサの方が部品が小さいのにわざわざマイカコンデンサを使っていました。(^^;
我が家のDUO-Rは同期分離回路で作成した混合同期信号をコンポジットビデオ信号の代わりに出力端子に出していましたが、今回の回路変更のついでに出力端子に出す信号をコンポジットビデオ信号に戻しました。なので最初の写真に載っている基板には同期分離回路がありません。
さらに、ビデオアンプICの回路が1系統余っているので、ICの未使用回路の処理のセオリーに従って、コンポジットビデオ信号を入力に入れて正常動作状態にしています。

次にPC-E DUOのRGB化回路のリプレースです。
ビデオアンプICを使った改造がうまくいくかわからなかったので基板屋さんへはビデオアンプICを使うパターンと従来どおりトランジスタを使うパターンを一つずつ入れた基板を発注していた関係で、ビデオアンプICに使うプリント基板の残りがなかったので、PC-E DUOにはトランジスタを使うパターンのプリント基板を使った電流増幅回路(つまり今までどおりの方式)にリプレースしました。(上の写真のパターンをほぼそのままプリント基板にしただけなので、写真はありません)
DUOは本来の出力端子とは別にRGB出力用の出力端子を増設しているので、本来の出力端子からはコンポジットビデオ信号が、追加した出力端子からは混合同期信号がそれぞれの端子の3番ピンから出るように変更しています。

DUO/DUO-R共にRGB化回路を作ってから20年くらい経っているので電解コンデンサの容量抜けが心配でしたが、これでまたしばらくはもつでしょう。

あ、そうそう。
以前PC-Eの出力端子のピンアサインをこのブログに記載しましたが、PC-E DUOは4番ピンに+5Vが出ていませんので、改造する人は気をつけましょう。
私のDUOでは、出力端子の近くにある+5Vの3端子レギュレータから直接持ってきた+5Vを増設した出力端子の4番ピンに繋いでいます。
(元々ある出力端子の4番ピンに+5Vを繋がなかったのは、パターンがどこにつながっているか確認していないからです)

以下備忘録
NJM2267を使った回路設計データはRGB_AMP.LZH