和文FMをMIFを介して翻訳し、英文を作成する場合!

注意重要
作業前にFrameMakerの環境設定で、所在不明のフォントを保持する設定になっているかどうか、必ず確認すること。


①翻訳MIFを和文bookに上書きするかたちで、FMに保存します

②old_EN(前回英語版。ない場合は英文用にフォントを変更したテンプレートを作成する必要あり)から段落書式・文字書式・相互参照書式をとりこみます

※間違っても変数など余計なものをとりこまないこと。古い内容に書き変わってしまいます爆弾



③文字化けしている部分は全角文字が残ってしまっているので、英文フォントに置き換えます
(□(しかく)等に多いですね~。Wingdingsとかの記号フォントにする必要があります)


④注意アイコンなど、和文専用オブジェクトを英文のものにおきかえます
(ファイル名が同じ場合は、強制上書きしてpdf比較してずれを確認するのが早い)


⑤図中文字などは英文にすると入りきらなくなるので、調整します
(和文作成時に英文に翻訳されたらどうなるか、というのを考えるのが出来るオペレーターです!
英文になっても微調整が少なくて済むよう、和文段階で揃えなども考えて配置するのがベスト!多言語作業がぐっと楽になります)

⑥コンディショナルなどがかかっているところがあれば、確認します(検索:コンディショナルで)
日本語のみの記載、とかもありますからねひらめき電球


目次・索引は前回英文をコピーし、上書きしてしまうのが早いです。

そしてブックを更新し、各ファイル名は適当なところで英文用に変更しましょう。
(どちらかわからなくならないようにしたほうがいいので)


あとは和文フォントを削除する作業が残ります。

特に英文からさらに多言語展開する場合は、和文フォントを潰しておかないとあとでコンソールがわらわら出てきて、オペレーターが困るのですよ~…叫び


①検索ウィンドウ-文字書式-フォント名のみMSゴシック、などに設定し、使われていると思われる和文フォントを検索し、英文に置き換える

②1だけでは不完全のため(ひっかからないところがたまにあるため)ブック上でフォントリスト一覧をつくる

ブックを選択し-追加-リスト-アイテム設定-フォント
で生成されたファイルを表に変換し、ソートし、和文フォントがどこに使われている確認



もちろん、あとは中身を英文テンプレートに移動したり、マスタページの英語化なんかも必要ですが、
これでとりあえずは「英文ぽいもの」になりまする!晴れ


プロジェクトにかかわるみんなのことを考えて扱いやすいデータ作りを考える。

これがWin-Winの関係では鉄則です!

具体的な質問、お問い合わせご相談はこちらへ★

プリントでps書き出ししてAcrobatでpdfにするよりも、

ブックを別名保存でpdfに変換したほうがはやいです!恋の矢(環境にもよるけれど)


pdfのジョブ設定等は設定ウィンドウで設定できます音譜

ページ範囲を「すべて」にするとハイパーリンクはONになります!

ページ範囲を1~100など(本文のページ数より多ければOK)にすると、ハイパーリンクがOFFになります(印刷用とか、リンクがあると邪魔な場合とか)


自動的にAcrobatがたちあがりますが、そのとき違うジョブが出てしまっていても、
FM上で正しいものを設定してあれば大丈夫ですよ~

ただし、エラーログでツリーエラーがでるようであれば、ps経由でpdfにしたほうがいいかも。たまにそういうケースもありましたので、リンクチェックは適宜おこなってくださいね。


具体的な質問、お問い合わせご相談はこちらへ★

綺麗な翻訳結果を出すためには、文字タグ登録も重要ですね!


特に中国語など2バイトに翻訳する場合は、Bulletも文字タグで登録したものを使うとよいです。
デフォルトフォント設定では、翻訳後に化けてしまいますからね。

Arialなど、基本書体で固定するとgood合格


この場合も段落書式同様、99_bulletなどの名称で登録しておくと、

頻繁に使う<01_Bold>などの上にリストされることを防げますYo!



具体的な質問、お問い合わせご相談はこちらへ★
FrameMakerでは段落カタログの登録は非常に重要です。

たとえ頻繁に使わない段落であっても、登録しておいたほうがよい。

手動変更はなるべく行わず(登録書式から一部変更すると変更タスクバーの段落タグ名に*がつきます)

綺麗なデータを保持することで、多言語展開がスムーズになります。



当然、段落タグ名は英語でつけるのが必須。

01body
02body_ind

11bullet

など、数字でカテゴリを管理して、
あまり使わないタグ名は、リストの下の方に出てくるようにすると
細かい修正をする際にぐんと楽になりますYo!ドキドキ

具体的な質問、お問い合わせご相談はこちらへ★
FrameMakerは技術マニュアルや論文など、大量ページものの管理に適しているDTPアプリケーションです。
章ごとの複数ファイルをブックでバインドして、一冊の本にするのが通常です。

かつ、1つのブックを流用して、別ものに展開する割合も非常に多い。


1ファイルだけのペラもの作業であれば気にしなくてよいのですが

全章統一で文字サイズを1ptあげてください/行間を詰めて下さい、などという指示が来た場合、一気に反映させるには
登録タグ名と書式内容が全体で統一されている必要があります。


私の場合は可能な限りで全章統一フォーマットなるものを別に管理し(Template.fmなどの名称でブック外に作成しておく)
例えば1章に登録した新規書式は、かならずそのTemplate.fmにも反映させる、という地味な作業を必須にしております。

で、ある程度まとまったらブック内全てのファイルに、Template.fmから段落書式・文字書式を取り込めばよい。


この際、何か意図しない変更があると怖いので、
取り込む前に一旦pdfを作成しておき、書式取り込み後のpdfとAcrobat上で比較し、差分をとるようにしています。

こういう細かい積み重ねが、追々多言語展開したときに役に立つのですアップ
(たとえば中国語に翻訳したい場合は、このTemplate.fmに登録してある段落フォントを中国語フォントに変えるだけで済む)


なので書式がたくさん増えてしまうのは管理も大変になります。

原稿指示を下さる方には、なるべく書式を増やさないほうがよいので、この指示はこの書式を代用してもいいですか?などと提案させていただくことも多いです。


原稿のいいなりにならないことで、余計な工数を削減することにもつながるのです。馬


たとえばインデントも複数パターン作るのではなく、ケイ無しの表などに入れて「見せかけインデント」にするなど、
管理が煩雑にならないよう工夫していますよ。



具体的な質問、お問い合わせご相談はこちらへ★