先週に「ざ・ろかたりあん」更新の案内を書きましたが、今回はその中で登場したJR「手原(てはら)」駅に関して書きたいと思います。

 

怪しげな腕の石像を気にしつつ

 

更新したページは旧東海道を“ろか探”した際のレポートであり、ろか探のスタートをJR草津線にある手原駅にしていました。駅ロータリにて駅舎を振り返った時に視界に入った、「怪しげな腕の石像」を気にしつつ探索スタートしたことを書いています。(“ろか探”=ろかたりあん探索)

 

 

上記でも小さく表示されてますが、実際にページへ掲載された手原駅の画像を拡大してみましょう。

 

 

はい、何やら巻き物らしいものを持った腕・・・というか、手の石像が強く印象に残ります。「手原」だから「手」だろうって言えばそれまでですが、そもそも「手原」という地名の謂れが何かも気になるところです。

 

石像の横に、何やら文章が刻まれた石碑があります。「手」の周辺を更に拡大してみましょう。

 

ちなみにこの画像はスマホではなくデジイチで撮影してまして、さすがにデジイチですね、かなり拡大しても画像の劣化が少ないように感じます。スマホだと小サイズで表示する分には画質も良く見えるのですが、画像を拡大した時の画質は個人的に耐えがたく感じることも少なくありません。

 

手孕伝説?

 

その石碑(手に向かって左側)には、以下の文章が記されていました。

 

 

「手孕(てはらみ)伝説」由来

(中略)

「手の赤ん坊、手が孕ませた村」こ

の奇妙な伝説(十七世紀初頭の文献)に

より「東海道名所記」にこの地名由来

が記され「源平布引滝」は寛延二年

大坂にて人形浄瑠璃でも初演、歌舞伎

でも上演された。

(以下割愛)

 

手孕伝説』についてはWikipedia先生にも「手孕説話」として取り上げられていて、“女性がその身体に男性の手が接触したのが原因で孕み、片手を産んだ”という、ショッキングな内容の紹介となっています。

 

小さい頃に「キ●をしたら赤ちゃんが」なんて話もあったなと思いつつ、産まれてきたのが片手だといわれると、ちょっと夢に出てきそうで怖い気もします。●スしたら口が産まれてくるのか。「口だけ男」とか・・・あ、口だけでは男とは判断できないか(謎)

 

その伝説が地名由来に記されたという事で、地名「手原」の謂れと石像の意味するところを理解することができました。“ろか探”時には石像の怪しさだけ感じて終わってしまいましたが、事前に情報把握していれば石像の見方も変わったでしょう。適切な予習ができるよう、精進したいと思います。

 

この話はここまでです。

ではでは