笑い声と、ジャリジャリ氷 | ゆらゆら日和

ゆらゆら日和

揺れながらも私らしく。
40代の日々。


おはようございます、アキモクです。




昨日、冷やしあめを思い出して書いた、あの小さなお店。

実は、夏になると、かき氷も売っていました。


今みたいな、ふわっふわで果肉入りの豪華なものじゃなくて、

ガリガリ、ジャリジャリ。

ちょっと大きめの音を立てて削られた、昔ながらのかき氷。


いちご、ブルーハワイ、メロン、レモン、みぞれ。

色とりどりのシロップからひとつを選んで、

ガラスの器に、こんもりと盛ってもらう。


値段は、たったの100円。

小さなティースプーンみたいなスプーンと一緒に渡されて、

友達とお店の小さなテーブル席に座って。

たまに別料金の練乳をかけてもらうと、それはもう特別な贅沢でした。


ブルーハワイを食べたあとの、青い舌。

べぇーっと出して見せ合って、キャハハと笑った日々。

赤い舌、緑の舌、みんな笑って、笑って。

ただそれだけなのに、胸がいっぱいでした。


当時は、そんな時間が当たり前にずっと続くと思っていたけれど、

今思うと、あんなに特別な「普通」は、

そうそう出会えるものじゃなかったのかもしれません。


照りつける日差し、汗ばんだ額、氷の冷たさ。

そして、笑い声。


この夏も、どこかで誰かがかき氷を食べながら、

笑っているといいな。

そんなふうに思える、ちょっと優しい一日でした。



読んでくださって、ありがとうございました。





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